2023年2月21日火曜日

不振死が増えている?



「朝から、足がふらつくんです。右手と右足が、なんだか痺れているような感じで……」
こう訴える60代男性が、千葉県印西市の千葉新都市ラーバンクリニックを訪れたのは今年1月12日
男性に基礎疾患はなく、いたって健康体
診察しても明らかな麻痺はなかったが、念のため頭部のMRI検査を行った。
院長の河内雅章氏
「すると、脳の中央部の血管に直径8ミリほどの小さな梗塞(血液の詰まり)が見つかったのです。
血液の流れをよくする抗血小板薬を処方しましたが、その後、症状が悪化したため入院しました
梗塞が小さかったので、しばらく治療し、無事に退院しましたが、いったいあれは何だったのか?

昨年秋ごろから、こうしたケースがちらほら
当院が経営するグループホームでも、それまで元気だった高齢の入所者が2人相次いで亡くなりました
死亡診断書には老衰と書きましたが、私自身、納得がいっていません」

原因不明の急病人、急死者が多すぎないか
いま少なからぬ医療者が、こんな違和感を抱きながら日々働いている
その直感は、数字のうえでも裏付けられつつある
昨年1月から10月末までの超過死亡が全国で推計9万人を超えた可能性があることが、国の統計から明らかに
12月分を合わせれば、年間10万人に達することは間違いない状況

超過死亡とは
名古屋大学名誉教授で小児科医の小島勢二氏が解説
「平時には、全国で年間にどのくらいの人数が亡くなるのかという数値は、ある程度予測することができます。超過死亡とは、その予測値を超えて亡くなった人数を指します」
東日本大震災が発生した'11年には、震災による死者を含む約5万6000人が超過死亡にカウントされたが、それ以外の年では、インフルエンザの流行などで亡くなった推計1万人が計上される程度
「コロナ禍においては、『コロナで亡くなった人』と『診断・報告はされていないが、コロナで亡くなったと思われる人』、さらに『広い意味でコロナの影響で亡くなった人』が、この超過死亡に該当することになります。
そして'21年と'22年の超過死亡数は、コロナによる直接の死者数を差し引いても、東日本大震災の年を上回っている。これは戦後最大の規模です」

なぜこれほど超過死亡が増えているの?
国の機関や医療者、専門家の間でも百家争鳴
政府
「コロナによる医療逼迫が原因だ」
厚生労働省が設けた超過死亡の研究班は、'22年5月に出した報告
'21年春にコロナの第4波が襲った時期には、病床が足りず多くの死者が出た関西圏で、そして第5波の時期には人口あたりの病院数が少ない東京や神奈川で、主に超過死亡が増えている
このことから、コロナ陽性者の急増と医療逼迫が超過死亡の原因だといえる

小島氏は
「その後の'22年の超過死亡の内訳を考えると、『医療逼迫説』は崩れてしまう」
「確かに『第6波』があった'22年2月と3月には、コロナ感染者・死亡者が全国で激増するのにともなって、超過死亡も増えています。医療逼迫が解消していなかった大阪府では、3717人の超過死亡が出ました。
しかし一方で、同じ2ヵ月間にコロナによる死者が月間ひと桁しか出なかった鳥取県と島根県でも、超過死亡がそれぞれ191人と155人発生しているのです
この両県では医療逼迫があったとは考えづらいのに、超過死亡だけが増えていたということになります」

コロナ感染者の増加そのものが原因でないとすると
コロナ禍前後での世の中の変化に真の原因が?

内科医で医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏
「一昨年から、特に老衰や肺炎で亡くなる高齢者が増えていることは間違いありません。日本全体の高齢化が進んでいるところに、長期間の自粛を強いられたことによって、人々の体力や免疫力が低下していることが一因ではないかと考えています」
上氏が根拠として挙げるのは、海外と日本の比較データ
先進各国の中で、日本に次いで高齢化率が高いイタリアやドイツでは、人口あたりのコロナ感染者数や死者数は日本を大きく上回っているが、超過死亡は増えていない
こうした海外の国と日本の差は、厳しい自粛を長期間続けているか、続けていないか
である―というわけだ。
「緊急事態宣言とまん防(まん延防止等重点措置)を合わせた外出自粛期間は、たとえば東京都では過去3年間で347日にも達しています。特に高齢の方が自宅に閉じこもって運動不足になれば、体重増加、高血圧や糖尿病、脂質異常症などのリスクが跳ね上がる。老衰や肺炎、脳卒中によって亡くなる方が増えているのは、長期間の自粛の悪影響が出ているためと言っていいでしょう」

この見方はコロナ以外の急病人や急死者が増えている、という医療者の訴えとも辻褄があう
コロナ以前から、日本では運動不足が喫煙、高血圧に次いで死亡リスクを高める要因であると指摘されてきた
自粛のせいで命を落としている人は、思った以上に多いのかもしれない

日々、患者と接する医療者たちは、増加する不審な死に対してうすうすおかしいと・・・
もうひとつのコロナ禍がもたらした大きな変化が超過死亡の真の原因ではないか、と考える医療者も少なくない
60代男性が、ある日手足の痺れを訴えてクリニックを受診したところ、MRI検査の結果脳の中央部の血管に直径8ミリほどの小さな梗塞が見つかった。
この男性がそれまではいたって健康体だった
そして診断の2日前、5回目のワクチン接種を受けていたことだった
診察した千葉新都市ラーバンクリニック院長の河内雅章医師
「ワクチン副反応に関するデータを見ると、接種直後に血栓症を起こす可能性は少なくないようです。その男性も、ワクチンによる血栓で脳梗塞を起こしたのではないかと私は考えています。
この患者さんは幸い助かりましたが、もっと高齢の方や認知症の方だと、異変を訴えることもできないまま亡くなってしまうでしょう。ワクチン接種が盛んに行われた時期と一致して、超過死亡が大きく増えていることを見ても、ワクチンが何らかの悪影響を及ぼしているのではないか、と考えざるを得ないのです」
3回目接種を受ける人が増えた2月から4月にかけてと、4回目接種を受ける人が増えた8月から9月にかけて、接種回数増加のペースをなぞるように超過死亡も大きく増えている

ワクチンの接種開始から現在に至るまで、政府や厚生労働省
ワクチンと超過死亡の因果関係を認めていない
ワクチン副反応疑いによる死亡者が取り沙汰されるようになった昨年11月に
加藤勝信厚労大臣が参議院本会議で
「両者の因果関係を論じることは困難」
政府の主張の根拠
「仮にワクチンが原因だとすれば、ワクチン接種が増えたあとから、それを追いかけて超過死亡が増えなければおかしい」
実際に、'21年5月の1回目接種のときには、接種回数が増えるよりも先に超過死亡が発生している
慈恵医科大学は昨年10月
「ワクチン接種率が高い国ほど死亡率の増加が少なく、日本はトップクラスに超過死亡の増加を抑えている」

しかし前出の小島氏は、こうした言い分も、'22年に起きたことを分析すると疑わしいと
「これらはいずれも'21年秋、つまり2回目接種までのデータにもとづいた主張です。まず、'21年12月から始まった3回目のワクチン接種のときには、10週間後の'22年2月から超過死亡が増えはじめ、3月にかけてピークを迎えています。
もっともこれだけでは、同じ時期にコロナ感染者が増えたことによって、超過死亡が増えただけの可能性もある。そこで私は、'22年に行われた追加接種の回数と超過死亡の関係を、日本だけでなく韓国などのアジア各国や欧州の国々ともあわせて調べてみました。すると、慈恵医大の発表とは違って、追加接種率が高い日本やベルギー、台湾などの国ほど超過死亡が多くなる傾向があったのです」
つまり1回目・2回目接種後の超過死亡と、3回目接種以降の超過死亡は別物という分析結果が得られた

ワクチン接種の回数が増えるにつれ、体の異変を訴える人や、急変する人が増えていく?
北海道のほんべつ循環器内科クリニック理事長、藤沢明徳氏
「ここ最近は、コロナが重症化して亡くなる人はほとんどいません。ワクチンを3回、4回と接種したあとに急激に衰弱していく高齢の患者さんや、急速に進行するがんが見つかる患者さんが目につきます。医者になって30年ほどですが、初めて見る光景に驚いています」

超過死亡はおそらく医療逼迫、自粛そしてワクチンという複数の要因が絡みあった結果?
だが政府も新聞もテレビも、ことワクチンのデメリットとなると口を閉ざす

超過死亡とワクチンの関係を厚労省に問い合わせると
「超過死亡が起きていることは事実ですが、原因はわかりません。3回目接種の時期はオミクロン株蔓延の時期と重なっているので、専門家は感染拡大が要因の一つだと指摘しています。いずれにせよ、ワクチンと超過死亡の関係を論じるのは困難です。ワクチンが死亡リスクを高めるという研究結果やデータは、国内外の研究でも得られていませんので」

・・・う~ん
微妙
新型コロナも5類⇒2類
要は
普通の?病気
感染者が増えようが
死のうが
ソレが常態だよ・・・って
ワクチンも自腹
ヤめよっかな~

今日は~
フクジュソウ/Adonis ramosa

先週
出先で
毎年、ワタスが最初に見るフクジュソウ
さる農家の庭先
輝く黄色がマブしい
さて、ウチは?

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