2022年10月15日土曜日

ロシア、一時停戦を・・・?

2022/10/14露独立系メディアのМедуза(メドゥーサ)
破綻したウクライナでの戦線を立て直すため
「クレムリンは新たな政治的戦術オプションを開発した」
ヘルソン州西部からの撤退を条件にウクライナとの停戦を働きかけているらしい

参考:Why Russia is pushing a return to negotiations The Kremlin wants to buy time to prepare for a ‘full-scale offensive’ in early 2023, sources say

ウクライナ軍にはヘルソン州西部からの撤退を
西側諸国には冬季戦闘で民間人の犠牲者を減らせるという利益を提示
クレムリンはウクライナ軍の反撃で苦境に直面すると,和平交渉再開の可能性を繰り返し主張してきた
この交渉はロシア提示の条件下でのみ可能性で
「解放を主張するドンバス、ロシア領に併合したザポリージャ州やヘルソン州の維持」が前クリミアについては条件にすら入っていない
これに対してウクライナ政府高官は交渉再開を再三拒否
占領地域併合をロシアが強行するとゼレンスキー大統領は
プーチン大統領との和平交渉は不可能と記述された大統領令に署名したため
もはや和平交渉の再開は不可能なのだが、これを迂回してロシアが必要とする時間を稼ぐための政治的戦術オプションをクレムリンは開発?

要約すると政治的主張が衝突するプーチン大統領とゼレンスキー大統領が関与する和平交渉ではなく
ロシア軍とウクライナ軍が主導する形で交渉を行い、動員した兵士の訓練や装備の補充のため2023/2か2023/3までの一時的な停戦を実現させるというもの
ウクライナ軍にはもはや維持するのが困難なヘルソン州西部からの撤退を
ウクライナに影響をもつ西側諸国には、冬季の戦闘で民間人の犠牲者を減らせる
という利益を提示
ヘルソン州西部では既に住民の避難が観測されており、ロシアのクスヌリン副首相は避難民に一時的な宿泊施設や移住を希望する者に住居を無償で提供すると発表
・・・大嘘
進攻初期にロシアに非難?した人は・・・

クレムリンに近い関係者はメドゥーサに対して
「ヘルソン州西部からの撤退は善意のゼスチャーになる可能性が高い」

この話にウクライナが乗ってくるのは謎だが
予備戦力と備蓄物資に余裕=独力によるヘルソン奪還が可能と信じているなら提案を蹴ってくるだろうし
どこかで一時的に止まる必要があるなら無償でヘルソン州西部を取り戻せる提案に乗ってくるかもしれない

さらに言えばゼレンスキー大統領が表向き関与していないとはいえ
何らかの交渉でロシアと合意できた、という前例が今後の妥協に繋がるかも
保持が難しいヘルソン州西部をロシア軍に守らせた方が
冬季のキルゾーンとして理想的に機能するとも考えられるので、ウクライナ側がどの様な結論を下すのか注目される

・・・なんか
ロシアの都合が良すぎるような
なんせ、新しく動員された兵士?
ロクな訓練を受けてない+装備もアヤしいんで・・・

今日も~
セッコク/Dendrobium moniliforme石鎚達磨

流木に着けてたコ
流木が腐ってきて、弱いトコを削除
仕立て直し
ついでに高芽をマシマシ

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