2022年10月21日金曜日

自動スズメバチ殺傷装置

ゴキブリを自動で見つけレーザーで殺す装置 数万円で自作も可能
スコットランドのHeriot-Watt University、フランスのUniversity Paul Sabatier、イングランドのUniversity of Sussexによる研究チームが発表した論文
Selective neutralisation and deterring of cockroaches with laser automated by machine vision
ゴキブリを自動的に射殺できるデバイスを提案した研究報告
カメラでゴキブリを捉え、その位置にレーザー光を照射して殺傷

ゴキブリを殺すための製品は数多く発売されているが殺虫剤や毒餌ではなく
レーザーによる照射で無効化する方法
システムは、機械学習ソフトウェアが動作する小型電子機器Jetson Nano
カメラ2台、ガルバノスキャナーシステム、設定可能なレーザーで構成

まずゴキブリがカメラに映ると、物体検出のニューラルネットワークモデルがリアルタイムに画像処理を行ってゴキブリの位置を特定
データを受け取ったガルバノスキャナーシステムが2枚のミラー(反射鏡)を用いてレーザー光の方向を制御し、ゴキブリに照射する
実験ではチャバネゴキブリ150匹を用意、透明プラスチックボックスに入れた
600mmまたは1200mmの距離にレーザー装置を置いて、レーザーの出力も300mV(弱)と1600mW(強)の2種の威力を設定
結果、300mWのレーザーを照射したゴキブリは、1.6Wのレーザーを照射したゴキブリと比較して、移動速度が増加していることが確認できた
(素早く逃げた)
これは一般的に個体を無力化(殺傷)するためには、レーザーを約2?3秒間照射し続ける必要があり
この弱いレーザー出力では、ゴキブリが即死せずレーザー光の外に素早く移動したため
反対にレーザー1.6Wは、レーザー300mWよりもゴキブリの無力化に有効であった
次に、レーザーと透明ボックスの距離が遠いほど、レーザーがゴキブリを無力化するまでの時間が長くなることが分かった
レーザーからの距離が遠くなると、検知精度や発射精度も大きく低下することも確認できた
・・・当然の結果のような

ゴキブリは夜間に最も活発に活動し、昼間は物陰などの人目につかない場所で休息する
この特性から、低出力レーザーによってゴキブリが好みの暗い物陰に集合しないように調教し
システムがゴキブリをうまく抑止できるかどうかをテスト
暗い物陰にレーザー光を当て続け8時間くらいたったくらいから、よく集まる物陰に近寄らなくなり、12時間後には完全に撤退して寄り付かなくなった

設計図はオープンソースとしてGitHabで公開しているため、希望者は費用約$250ほどで装置を自作することができる
しかし研究チームは、家庭での使用は避けるべきと
レーザーが人の目に当たり続けると失明する可能性があるから
人がいない用途での使用を勧めている

今回はゴキブリに焦点を当てたが、このシステムは容易に調整可能で
例えば、蚊やスズメバチなど、他の対象の追跡と制御に応用できるという

・・・ゴキブリ ほいほい
のがイイような気が

今日は~
キイロスズメバチ

の巣
盛んに、ハチが出入り
キノコを探しててミっけた
横目に見ながらキノコ採り

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