2021年5月16日日曜日

きな臭くなる北極


兵器の専門家や西側当局者が特に懸念するのは、ロシアの超兵器とも呼ばれる魚雷ポセイドン2M39
無人ステルス魚雷は原子炉で駆動
海底にある沿岸防衛をかいくぐって進み世界中の海を攻撃できる
ロシア当局者によると、この魚雷は数メガトン規模の弾頭を搭載する予定
放射能の波を引き起こし目標となる海岸線の大部分を数十年にわたって居住不能にする
専門家はポセイドンが非常に現実味を帯びており、すでに実現に近づいている
ノルウェー情報機関のトップ、ニル・アンドレアス・ステンソネス海軍中将
「新しいタイプの核抑止兵器の一部」
「現在は試験段階にあるが、これは戦略システムであり、目標に照準を合わせている。その影響は現在試験を行っている地域のはるか遠方にまで及ぶ」

ロシアの軍備増強に対抗して、北大西洋条約機構(NATO)やアメリカ軍も兵員および装備品の移動を進めている

アメリカ国務省高官
「北極地域でロシアから軍事的な挑戦を受けているのは明らかだ」
冷静時代の基地の改修や、ムルマンスクに近いコラ半島での新施設建設に言及
「これにより北大西洋に戦力を投射する能力が生まれるため、米国や同盟国にも影響が出る」
ロシア北極沿岸の数カ所でこの5年間、飛行場や三つ葉型基地(シャムロックのような形の基地で、ロシア国旗の赤、白、青の色で塗られている)の強化がゆっくりと組織的に進められてきた
基地はロシア領内にあり、正当な国境・沿岸防衛の一環といえる

米国防総省のトマス・キャンベル報道官
「ロシアはソ連時代の飛行場やレーダー施設を改修し、新たな港湾や捜索救助拠点を建設して、原子力および通常動力の砕氷船団を建造している」
「防空・沿岸防衛ミサイルシステム網を拡張することで、北極海の重要地域に対する接近阻止・領域拒否(A2/AD)能力を強化している」
北極の飛行場2カ所(ロガチョボとアナディル)で即応警戒部隊が最近創設されたこと
昨年にはナグルスコエ飛行場で同部隊の試験運用が行われたことにも言及

北極圏ではハイテク兵器の実験も定期的に行われている
ロシアは昨年11月、対艦極超音速巡航ミサイル ツィルコン の実験に成功したと・・・
2018年プーさん
ツィルコンとポセイドンは新世代の兵器、刻々と変化する世界で、そうした兵器が戦略上の大変革を起こす存在になると・・・
当時、アメリカ当局者はこうした兵器について技術的に現実的ではないと一蹴したが
ノルウェー情報機関トップのステンソネス氏
ツィルコンは極超音速の新技術であり、防御が難しい・・・

5/4には、ロシア国営タス通信が軍産複合体の情報筋の話として
軍艦アドミラル・ゴルシコフからツィルコンを発射する実験が成功し、実験用ロケット4発はすべて目標に命中したと報道
5月か6月にはさらにレベルの高い別の実験も始まると・・・

アメリカ当局者
ロシアは北極海航路に影響力を行使しようとするだろう
この航路はノルウェーからアラスカまでロシアの北方沿岸に沿うルートで北大西洋へとつながる
アジアから欧州へとコンテナを運ぶのに、現在スエズ運河経由のルートでかかる時間が半分に縮まる可能性がある

トマス・キャンベル報道官
北極海航路の通航を定めるロシア法は国際法上のロシアの権限を超越している
「彼らは公海上の北極海航路を通過する船に、ロシア人の水先案内人を船の誘導のために乗せるように要求する。ロシアはまた、外国船舶に北極海航路に入る前に許可を得るようにも要求しようとしている」
・・・水先案内人の手数料=通行料を
銭でっせ・・・

氷の減少でロシア北部沿岸は重要な航路となる大きな潜在性を秘めている
北極海航路は欧州とアジアの航海距離を約3分の1縮める

オーストラリア・ディーキン大学で戦略研究を教えるエリザベス・ブキャナン氏
「基本的な地理的条件からロシアは北極海航路が利用可能になる。年間で氷の薄い時期が長くなっていて、輸送の動脈として商業利用が可能になってきている。これにより世界の海運業の形が変わり、世界のすべてのモノの90%以上に影響が出る可能性がある」

アメリカ国務省高官
ロシアの関心が一番高いのは同国経済に欠かせない石油や天然ガスなどの炭化水素の輸出
また急速に進む氷の融解で見つかる資源にも関心があるだろう
北極地域での軍事力の誇示は核防衛戦略の要となり
沿岸領域にかかるこの広範な地域の支配を強める姿勢の表れだろう

ロシア政府は長年、北極圏での目標は経済的で平和的なものだと主張
2020/3にロシアの政策立案者が出した文書
輸出の20%、国内総生産(GDP)の10%を支える地域の主要な目標が記され
ロシアの領土保全と地域の平和の確保が戦略の焦点とされた
また、同地域の生活水準や経済成長を確保する必要性も表明
さらに資源基地の開発や世界的に競争力のある国家輸送路としての北極海航路の必要性も訴えた
プーさん
北極圏でロシアが技術的優位性を持つことの重要性をたびたび賛美
2020/11サンクトペテルブルグで新たな砕氷船を公開したとき
「我々が北極領域の開発と研究で主導的な地位を保つ、唯一無二の砕氷船団を持っていることはよく知られている。この優位性を我々は絶えず、毎日でも再確認する必要がある」
・・・北極海でトラブったら
助けられるのはロシアだけよ~・・・

先ごろ行われた3隻の潜水艦が同時に北極海の氷の中から出現した演習に触れ
「北極遠征はソビエト時代や近代のロシアの歴史で並ぶものはない」

ロシア国営RIAノーボスチ通信
ポセイドン魚雷搭載用に特別に開発されたベルゴロド潜水艦が9月に完成すると報じ

ジェーン海軍年鑑の潜水艦専門家、マナシュ・プラティム・ボルア氏
「この兵器の現実性は明白だ。魚雷関連の開発は今進んでいるのを目の当たりにできる。ポセイドンの試験が行われる可能性は高く、大量の汚染を引き起こす危険性がある。弾頭がなくても内部に原子炉があるのは間違いない」
ロシアがリークした魚雷の仕様の
100MWの原子炉を搭載して100ノットの速度に達する?は眉唾
そんな速度を出せば大きな特徴的な音が生じて、容易に探知されてしまう
「ただ、仕様を割り引いて見ても、依然として極めて危険なものだ」
ポセイドンの貯蔵庫の建設が恐らくコラ半島のオレニヤ・グバの周辺で進み
来年には完成が予定されている
ロシアが2度の試験を実施したと語るツィルコン極超音速ミサイルについて
マッハ6~7の速度があれば
「特に大きな弾頭を搭載していなくても多大なダメージを与えるだろう」

ノルウェー防衛研究所で国際関係を専門とするカタルジナ・ジスク教授
ポセイドンについて、インフラ整備のレベルや同魚雷を搭載する潜水艦の試験を踏まえると「かなり現実味を帯びている」
「これは将来行われる交渉のカードとして、相手を怖がらせる目的のプロジェクトなのは間違いない。恐らく兵器制限交渉で使われるだろう。だが、そのためには、信頼できるものでなければならない。これは現実的なように見える」

ニル・アンドレアス・ステンソネス海軍中将
こうした核兵器の実験が環境に深刻な結果をもたらす可能性がある
2019年に死者を出したと報じられたブレベスニクミサイルの試験に言及し
「環境保護の面で心配している。これは理論上だけの話ではない。実際にこの数年間で深刻な事故が起きたのを見ている。核汚染の可能性が間違いなくそこにある」

・・・かの国も割って入ろうと狙ってるけど
おそロシアの前には・・・
ただ銭持ってるから・・・
おそロシアも、かの国も
放射能汚染はしかたないと考えてるんで・・・
まあ程度の差はあるけどドコさんも・・・

今日は~
ニゲラ ダマセナ/Nigella damascena

秋に芽が出たコ?
春に発芽した?
どっちにしてももオモロイんで楽しみ
あっ
種撒いてねえ・・・

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