2021年5月22日土曜日

大氷河期は植物が起こした?

中国科学院南京地質古生物研究所
中国やイギリス、ドイツ、アメリカなどの古生物学者が最新研究で
3億5千万年前に地球が急激に寒冷化したのは種子植物の大繁殖が重要な原因だったと
研究を主導した同研究所の陳波(ちん・は)副研究員
46億年の地球の歴史では、温暖化と寒冷化がたびたび繰り返されてきた
中でも約3億5千万年前から2億7千万年前にわたる寒冷期は、地球全体を温室から氷室に変えるほど大規模なもので
古生代後期の大氷河期と呼ばれている
研究チームはこの時代の化石に含まれる炭素やストロンチウム、酸素などの同位体を詳しく分析
大氷河期前後の大気中の最も主要な温室効果ガスだった二酸化炭素の含有量変化や岩石の風化、古代の温度変化パターンを再現
種子植物の多様性や分布の変化と結び付けて
当時の種子植物の大繁殖が、急激な寒冷化の重要な原因だった可能性があるとした
科学研究チームが復元した大氷河期の発生経緯によると
大氷河期発生前には、種子植物の生長範囲が低・中緯度地域から高緯度地域に急拡大していた
植物の大量生長と拡張が、大気中の二酸化炭素含有量に対し
①植物の増殖が岩石の風化を加速させ、風化によりケイ酸塩と二酸化炭素が反応して海底に炭酸塩の堆積が形成された
②植物の光合成が二酸化炭素を固定し、有機物を含む地層が形成された
これら2つのプロセスが空気中の二酸化炭素を大量に消費
最終的に気候の寒冷化をもたらした

陳氏
「研究が地球の歴史を理解するのに役立つだけでなく、現在の気候変動対応にも参考になる可能性がある。現在、われわれは新たな地球温暖化のプロセスに直面しており、何億年も前に地中に埋もれた石炭や石油などの有機炭素が燃やされて再び大気中に入り、空気中の二酸化炭素含有量を増加させ、氷床が溶けている。これは3億5千万年前とほぼ正反対の状況だ。気候の調整における陸上生態系の役割をさらに研究することで、例えば、広範囲の植林や植物の二酸化炭素吸収・固定機能を利用して、地球を『冷やす』ことなどが考えられる」

・・・要は
植物を増やせ

今日は~
アジアンタム レニフォルメ/Adiantum reniforme

去年7月
坊さん?の焼き物の口に
アジアンタム レニフォルメ/Adiantum reniformeが生えてたけど
他のシダ・・・アジ?
いや~どうなんだろ?
・・・
つづく

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