2020年12月10日木曜日

新型コロナワクチン・・・受ける?

スウェーデンでは2009~2010年に新型インフルエンザ(A/H1N1)が流行した際、ワクチンの大規模な集団接種を行った結果、衰弱を引き起こすナルコレプシー(過眠症)にかかった若者が何百人もいる。
そのうちの一人、メイサ・シェビ(Meissa Chebbi)さん(21)は
急速に開発されるワクチンについてシェビさん
「絶対に勧めません」
「命に関わるような状況で、どうしても必要というのでなければ」

ワクチンをめぐるトラウマはとりわけスウェーデンでは顕著
同国では通常の子どもの予防接種率は90%以上
だが世論調査機関ノーブス(Novus)が実施した最近の調査によると、スウェーデン人の26%が開発中の新型コロナウイルスワクチンを接種する予定はないと
28%がまだ決めていない
46%がワクチンを接種すると・・・
接種に反対する人のうち87%は未知の副作用が怖いからという理由

2009年の新型インフルエンザ流行時、スウェーデンの保健当局はイギリス製薬大手グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline)が製造したワクチン パンデムリックス(Pandemrix)を接種するよう促し、国民の60%以上がその呼び掛けに従った
世界でも最高水準の接種率だった
だが子どもや30歳未満の若者を中心に数百人が、そのワクチンの副作用として後にナルコレプシーの診断を受け、最終的にはこのワクチンに含まれた免疫補助剤との関連性が確認された
ナルコレプシーは神経系の慢性障害で、しばしば自分では制御できないほどの過度の眠気を引き起こす
シェビさん
「睡眠発作が四六時中、あらゆる状況で、しかも不適切なときに起きるのです……食事中、仕事の面接中、大学の講義やゼミのときもです。職場でも、バスの中でも、どこでも構わず眠ってしまうのです」
「私の人生は壊れてしまいました」

スウェーデン医薬品保険では、パンデムリックスに関連するナルコレプシー702件の申請のうち、これまでに440件が承認され、総額1億クローネの補償金が支払われている
どのようなワクチンにも副作用はあるが、スウェーデンの新型インフルワクチンで起きたナルコレプシーのように重度のものは、相対的には非常にまれ
またさまざまなワクチンの効果も広く受け入れられており、多くの疾病の根絶にもつながっている
スウェーデン政府の感染症対策を率いる疫学者で、同国の緩やかな新型コロナ対策の顔であるアンデシュ・テグネル(Anders Tegnell)氏は、2009~2010年の大規模なワクチン接種を呼び掛けた保健局の専門家の一人
テグネル氏
「副作用について知っていたら、われわれの決定は当然、全く違うものになっていたでしょう。だが副作用は完全に未知のもので、誰にとっても驚きだったのです」
「パンデミック(世界的な大流行)時の最善策はワクチン接種だという長年の国際的コンセンサスがあり、実際にそれが唯一の長期的解決策なのです」

テグネル氏はスウェーデン国民の不安は理解すると述べ、今後どんなワクチンでも接種を義務化する可能性を否定した
ただしスウェーデン公衆衛生局のヨハン・カールソン(Johan Carlson)局長
新型コロナの感染拡大を阻止するためには、人口の60~70%のワクチン接種が必要だ

ストックホルムでソーシャルワーカーとして働くハナ・レーン(Hannah Laine)さん
新型コロナのワクチン接種について、不安はあるが、自分と夫、3人の子どもは必ず受けると述べた
「ワクチンの販売が承認されて、保健局や世論がワクチンを接種すべきだとなれば、接種します」
「私たちには高齢者や病気の人々に対する倫理的責任がある。自分たちのためというより、社会のために接種を受けるでしょう」

一方、スウェーデン・ナルコレプシー協会(Swedish Narcolepsy Association)会長のエリザベト・ビデル(Elisabeth Widell)氏
保健当局が2009年にワクチンの集団接種を呼び掛けたのは誤りではなかったとしながらも、その呼び掛けはスウェーデン人の連帯意識にあまりにも強く響いたと述べ、保健当局が再び同じことをしないよう願っていると
「ワクチン接種を受けないことを選択した人々が、非難されたり軽蔑されたりするようなことがあってはいけません。なぜなら接種は義務ではなく、自由に選べることだからです」
ビデル氏はスウェーデン人一人一人が、自分のリスクと利益を分析すべきだと主張

・・・う~ん
・・・ちょっとヤバいかも
ファイザーの臨床試験に参加した看護学者は、2度目の接種の後に事前説明にはなかった
・・・ついでに
ロシアの新型コロナウイルスワクチン スプートニクVの接種を受ける人は

今日は~
フウラン/Vanda(Neofinetia) falcata天賜

6月の終わり
花のツボミ
今年はこれしか咲かなかったんで貴重品

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