立ち枯れて・しまわぬように・水を飲む
・・・これダイジ・・・
このところ、アメリカでは除草剤に関する裁判結果が立て続けに
20206/3カリフォルニア州サンフランシスコの控訴裁判所(日本の高裁に相当)
ドイツのバイエルなど3社が発売した芳香族カルボン酸系のジカンバを使った除草剤について登録を無効とする決定
ようするに販売できなくなる
多くの農家は、この除草剤の散布を前提にジカンバに耐性を持つ遺伝子組み換え作物の作付けを進めてきただけに突然の決定に大混乱
2020/6/24アメリカ合衆国の控訴裁判所
カリフォルニア州当局に対しグリホサートを主成分とする製品(ラウンドアップ関連製品)に発がん性物質が含まれるという警告文の表示を永久的に禁じる
まずジカンバ系の除草剤はスーパー雑草対策として開発された
アメリカでは1980年代より農家がラウンドアップに代表される主成分がグリホサート系の除草剤を使ってきたことで2000年代に入るとグリホサートに耐性を持つスーパー雑草が次々と出現していた
このスーパー雑草に対抗するスーパー除草剤として登場したのがジカンバ系除草剤
そしてジカンバに耐性を持つ遺伝子組み換え品種が開発され、この品種の作物だけは除草剤を撒いても枯れない
ところがこの薬剤、風などで周囲に飛散しやすい
そのためジカンバ耐性のない作物を栽培していた農地で作物を枯らしてしまう事件が多発
同じことは日本でも
2年前にJR九州が線路脇の雑草対策に散布したところ近隣の作物が枯れてしまい賠償することになった
ちなみに、ほかにもスーパー除草剤はいくつかある
そちらはどうなるか?
すでにほかの除草剤をつくっている会社の株価が高騰?
むしろ問題はアメリカ産農産物の収穫量への影響
大豆や綿花のジカンバ耐性品種のシェアは約6割
それらの畑の雑草対策が上手くいかないと収穫量が減る?
農家にとっては深刻
一方でグリホサート系除草剤は発がん性の恐れが
2015年に世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関がグリホサートを
ヒトに対しておそらく発がん性があると分類
そのためカリフォルニア州法によって発がん性があると判断した化学物質を含む製品への警告文の表示を義務付けた
また消費者12万5000人が9万5000件もの訴訟を起こした
ところが今回の判決は、その発がん性を否定?
正確に言えば、その表示義務を否定
アメリカ環境保護庁やWHOの別の機関など世界中の規制当局が
グリホサートの発がん性を示す証拠は不十分あるいは存在しないと指摘したことを取り上げ
カリフォルニア州は警告文の表示義務を課すことはできないと判断
そして同州の異議を退け、この命令を永久的なものとした
バイエル社はアメリカ国内のラウンドアップ訴訟を終わらせる合意に達したと発表
最大$109億を支出してラウンドアップ訴訟を決着させる
原告の75%のほか、将来の潜在的な原告と合意
・・・将来の潜在的な原告って?
ただし和解が責任や過ちを認めるものではないとし、今後もラウンドアップの販売を継続する
ラウンドアップを開発したモンサントを2018年に買収したために頻発した訴訟に決着をつけるための判断だがバイエルにとっては長期的には勝利
このアメリカの判決が日本にどんな影響を?
日本でもグリホサート系やジカンバ系の除草剤は使われている
だが科学的には人体への悪影響は否定されている
数週間で分解されるものが大半だから残留性もほぼないとした
・・・う~ん
今日は~
ハオルチア リミフォリア/Haworthia limifolia
最古参のコ
5月はじめ
花
で・ウチにテッセラータが3つあるけど
ぜんぜん違う
ここまで個体差があると?
ところでラベルが変・・・
なんで?
2021/10/10
訂正
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