2021年9月30日木曜日

軸方向磁束モーター

2021/7Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)
革新的なaxial-flux motor(アキシャルフラックス、軸方向磁束)モーターを開発したイギリスの電気モータースタートアップ企業であるYASA(かつてはYokeless And Segmented Armature、ヨークレス・アンド・セグメンテッド・アーマチュアという名称だった)
を買収
2009年にオックスフォード大学からスピンアウトしたYASA
メルセデス・ベンツの電気自動車専用プラットフォームAMG.EA用の超高性能電気モーターを開発することにな
。YASAは完全子会社としてイギリスに留まり、メルセデス・ベンツの他、Ferrari(フェラーリ)などの既存顧客にもサービスを提供していく
また、YASAのブランド、従業員、施設、所在地もオックスフォードにそのまま残る
YASAの軸方向磁束モーターは、その効率性、高出力密度、小型・軽量であることが、EV業界の関心を集めた

今日の市販EVではラジアル電気モーターを使った設計が一般的
テスラもラジアル型モーター
ラジアル型モーターは40年以上前のレガシー技術であり技術革新の余地はほとんどない
YASAのアキシャルフラックス型は、セグメントが非常に薄いため、それらを組み合わせて強力な単一のドライブユニットにすることができる
これによって、他の電気モーターに比べて重量は3分の1、より効率に優れ、出力密度はテスラの3倍

YASAの創業者でCTO(最高技術責任者)を務めるTim Woolmer(ティム・ウールマー)氏

TC:これまでの歩みを教えてください。

TW:私たちが12年前に始めた時の検討事項は「電気自動車を加速させよう」「電気自動車をより早く普及させるためにできることをしよう」というものでした
私たちは今、20年にわたる革命の10年目に入っています
10年後に販売される新車は、間違いなくすべて電気自動車になるでしょう
技術者にとって、革命の時代ほどエキサイティングなものはありません
なぜなら、そこで重要なのは技術革新のスピードだからです
私たちにとってエキサイティングなのは、革新を加速させることです
それこそがメルセデスとのパートナーシップで興味深いところです

TC:あなたが考え出したモーターは、何が違っていたのですか?

TW:私が博士号を取得した当初は、白紙の状態から始めました
その時に考えたことは、10年後、15年後の電気自動車産業が必要とし、我々がそれに応えることができるものは何か、というものでした
それはより軽く、より効率的で、大量生産ができるものです
2000年代には、軸方向磁束モーターはあまり一般的ではありませんでしたが、軸方向磁束モーターの技術に新しい素材を使ったいくつかの小さな工夫を組み合わせることで、私はYASA(Yokeless And Segmented Armature)と呼ばれる新しい設計に辿り着いたのです
これは軸方向磁束型の軽量な配列を、さらに半分にまで軽量化したものです
これにはローターの直径が大きくなるという利点もあります
つまり、基本的にトルクは力×直径なので、直径が大きくなれば同じ力でもより大きなトルクを得ることができます
直径を2倍にすれば、同じ材料で2倍のトルクが得られるということです
これが軸方向磁束型の利点です

TC:メルセデスによる買収は完了しましたが、次は何をするのですか?

TW:私たちは基本的に完全子会社です
メルセデスの産業化する組織力を活用していくつもりです
しかし、重要なことは、自動車業界で技術がどのように拡散していくのかを見ると、まずはフェラーリのような高級車から始まり、それから大衆車に降りてきて、そのあと大量生産されて拡がっていくということです
この分野において、メルセデスは産業化に関して世界的に進んでいる企業です
今回のパートナーシップの背景には、そのような考え方があります

TC:ここから先は、他にどのようなことができるのでしょうか?

TW:私たちは、高出力、低密度、軽量なモーターで、スポーツ性能と高度な産業化を両立させることができます
それによって私たちは、あらゆることに対応できる類まれな立場にあります

・・・軸方向磁束モーター自体は昔からあった
東芝もやってる

今日は~
アスパラガス

ここのコは
結構育ったけど
ここでは根茎が太れない
で・排除
ここにイワオモダカを植えた

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