おそロシア西部のサンクトペテルブルク市で、今月17~19日に行われる
再選を目指す現職議員は、有権者をだまそうとする行為だとして不服を申し立て
野党ヤブロコ党のボリス・ビシネフスキー議員(65)は、再選を目指して今月17~19日に行われるサンクトペテルブルク市議会選に立候補
ところが同議員によると、ほかにも”ボリス・ビシネフスキー”という同姓同名の候補が2人立候補していることが判明
この2人はビシネフスキー議員に似せて見た目も変えているといい、同議員は5日、詐欺に当たるとしてツイッターで非難
ビシネフスキー議員は、自身を含む3人のボリス・ビシネフスキー候補が写った写真も投稿
CNNは2人のビシネフスキー候補にコメントを求めたが返答はなかった
ビシネフスキー議員は7日、CNNの取材に
「これは間違いなく政治詐欺だ。市民を混乱させ、偽物の1人を本物と勘違いさせようとしている」
その目的は有権者が間違えて別の人物に投票するよう仕向けることにある
そう判断した理由については「それ以外に私(の勝利)を阻む手段がないからだ」
無所属で出馬した2人のボリス・ビシネフスキー候補は、ビシネフスキー議員と同じ選挙区から立候補している
選挙管理委員会の公式サイトに記載されたこの2人の氏名については、カッコ書きで
「シメレフ・アレクセイ・ゲナディエビッチ」
「ビコフ・ビクトル・イワノヴィッチ」
という旧名が記されていた
ビシネフスキー議員は6日、中央選挙管理委員会に不服を申し立
候補者の本名に関する調査を行って情報を提供するよう求めた
国営タス通信によれば、サンクトペテルブルク選挙管理委員会は7日、ビシネフスキー議員の不服申し立てを却下
・・・らしいワ
2021/9/13ノルウェーで国政選挙が開催される
12日(日)オスロ市庁舎は投票会場となっていた
シーメンさん(36)は6歳の娘と一緒に市庁舎で投票を終えたばかりだった
北欧では投票会場に子どもを同伴させる保護者が多い
「投票の日なのに人が少ないなとは思いました。どこに投票するかはもう決めていたのでスムーズに投票できましたね」
ロビンさん
「政党によって、『この政党とは連立しない』『この政党とは考えが違う』というパターンがいろいろあって、公約は守られないこともあるし、投票先を決めるのがちょっと難しかったですね」
トビアスさん(27)とロビンさん(25)
「自分の権利を使わないと。1票でも影響を与えることはできるから」
ノルウェー全国各地では、各政党がスタンドを立てて市民と政治の話をする行事がある
この期間はおよそ1か月ほどで、政治のおしゃべりや学びが多いこの空間を私は選挙小屋と
選挙小屋には小中高生が社会科の授業の課題として、政党に質問をする習慣がある
選挙期間の最後の週となると、政党と話せるのはこれがラストチャンスと、まだ投票権を持っていない若者の姿も増える
特に首都オスロの中心部カール・ヨハン通りでは政治家と話す最後のチャンス!未成年も必死に政策を知ろうとする
10日(金)は、インターナショナルスクールのドイツ学校の子どもたちもいて、ノルウェー語で質問していた
「もっと移民を受け入れるべきだと思うか」
「増税か、減税か」
「有料道路制度に反対か賛成か」
「子どものスポーツ活動にかかる費用をもっと安くするべきか」
全政党分の質問は自分たちで考えて、ノルウェーで今大事な課題は何か、を学ぼうとしていた
同行していた社会科のネル・ヨハンネス先生
各政党から公約パンフレットを集めていた
「政党の公約冊子を資料として学校で学ぶ」というのはノルウェーではよくあること
国政選挙で投票できるのはノルウェー国籍(つまりノルウェーのパスポート)を持っている人
移民の立場にいる人は、多くが投票できない
このドイツ学校でも、似たような子が多いのではないかな・・・
投票する権利があるかとか関係ない
ドイツ学校では18歳になった時に選挙権を持っている子もいればいない子もいるそう
ヨハンネス先生
「選挙権を持っていなくても、政治の勉強をすることは大事だと思います。自分の考えはどうだろう」と考えるきっかけになり、ノルウェー社会にはどういう課題があるのかを知ることは大事ですから」
子どもたたちの質問には必ず”気候””環境”という言葉があり、気候は今年の選挙の争点のひとつ
排出量を減らす議論になると、ノルウェーは石油産業を今後どうしていくべきかという話になる
質問を書いた紙にも石油という言葉があった
ブルーノさん(13)
「たくさんのものが石油でできているから、大事な質問。でも気候を汚染している。進歩党は、石油とガスのお陰で裕福になれているから、もっと石油を掘るべきだと言っていた」
ニコラスさん(12)
「でも石油は環境に悪いよね。だから問題は排出量を減らしながら、どうやって生活の質を下げずにできるかだと思うんだ」
オスロ市長も左派社会党の選挙小屋に立って、市民からの政治の質問に次々と答えていた
ノルウェーの選挙期間中は争点が何度か変わることがある
昨年から今年中旬までは、大都市と周縁地域とも呼ばれる、地方の声が注目を集めていた
地理的に縦に長いノルウェーでは、大都市に住む人と、小さな規模の自治体に住む人とでは求めるものが違う
その地方在住者や農家から支持が大きいとされる中央党が、今選挙で大きく支持率を伸ばすだろうという支持率調査は何度も出ていた
中央党は本来は労働党と連立をして、左派からの首相は労働党から出るのが通常
だが中央党の支持率急上昇により、中央党は自分たちの党首を首相候補として挙げた
しかし、その後争点は変わってしまい、中央党が首相候補を出すという戦略は失敗だったとも
争点が変わったのは8月
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が8/9に発表した報告書がきっかけ
で、、一気に気候問題がニュースの中心となった
ノルウェーの気候対策として石油問題にメスをいれる緑の環境党
反発も大きく、党員は個人攻撃も受けやすいために、カールヨハン通りの選挙小屋にはたまに年配の党員がいるのみという戦略
結果、選挙前の支持率調査では気候政策を強く訴える小規模の政党たち(緑の環境党、自由党、左派社会党、赤党)が数字を伸ばし始めた
この国では気候や石油問題は、右派左派ではなく
雇用・経済維持のために石油発掘を続けたい大政党
or
気候危機をより心配する小政党
かで考えたほうが理解しやすい
8月中旬に発表されたアフテンポステン紙の調査
国会選挙で自分にとって最も重要なこと、と回答したトップ5が
社会格差
環境
保健
税金
労働市場
社会格差や労働市場のテーマは、コロナ禍の影響もあり、経済格差を減らしたいという市民は赤党や左派社会党をより支持する
税金というのは、現在の中道右派の政権から中道左派に変わると、富裕者層が支払う税金が上がることが論点
保健では、大人は全額負担となっている歯科治療費の減額などが話題となっている(医療費は基本的に無料だけれど、歯医者だけ大人は自己負担の国)
オスロではオスロ大学病院のリニューアル問題も市民を分断させているテーマ
左派社会党の選挙小屋に貼られている黄色いポスターには「オスロ大学病院を救え」という文字、隣には「良い選挙を!」
ノルウェーでは様々な政治分野のバランスがとれた伝統的な大政党よりも、特定の分野に特化した小規模の政党に投票して、大政党の凝り固まった意識を変えて、新しい風を吹き込もうという動きが強い
ノルウェー国会では極左に位置する赤党だが、今年の選挙で議席数を伸ばしそうな勢い
また政権交代が当たり前の国で、保守党の連立政権が2期、つまり8年も続くと、もう、そろそろいいでしょう、という空気になる
日本の人には考えにくいかもしれないが、右派左派どちらがいいか
現政権が良い仕事をしたか
とかは関係なく飽きたからが政権交代の真っ当な理由となる
この国は保守党の連立政権でも、労働党の連立政権でも
実際は
そんなに生活は大きく変わらない
この国がおかしな方向に走るわけではない」
という認識がどこかにある
・・・うらやましい
それは右派も左派も、これまで政権経験を積んできているから、どっちになっても安心ということもある
また両派にも実際は、ひとつの権力が長く政権に座り続けるのは良くない
ずっと与党だと疲れちゃう、というような認識も
政権交代がよくあるほうが、両派も経験を積み、時に休憩できるし
競い合うことで刺激され、互いの政策がさらに良いものになるし
いずれにしても良い国づくりにつながる
という輪が支持されている
だから今年の争点が何だったにせよ、コロナがなかったとしても
もう現政権は8年も続いたのだから、政権交代には恐らくなる
中道左派政権では、どの論点が国家予算の中心になるかを決める選挙
本当の争点は
労働党の連立政権になったら、連立するどの小さい政党がどれほどの議席を増やすか
になる
例えば、緑の環境党の議員が増えれば石油開発をいずれやめたいという動きに少しは近づく
赤党や左派社会党なら格差改善(金持ちはもっと税金払ってね)
中央党なら地方や農家のサポート(都市ばかりに権力を集中させない)など
小政党たちがどれほど議員を増やすかで、お父ちゃん的な労働党は国家予算をどうしていくか頭をひねることになる
父ちゃんに求められるのは家族のまとめ役、リーダーシップ
労働党のストーレ党首、恐らく次の首相
という風に、実は現地で前から流れている空気は、政権交代にはなるでしょう
だってソールバルグ首相はもう8年も頑張っちゃったし
今までの歴史上、3期はまず不可能
2期(4年×2回)頑張っただけ、すごいすごい
保守党やソールバルグ首相のこれまでの頑張り、コロナ禍での評価とか関係なく
もう8年も国のトップをしたなら、同じ政党がずっと権力のイスに座るのはよろしくないので、そろそろ交代の時期ですね
だから、もしソールバルグ首相側がまさかの再選なんてことになったら、ノルウェーの人たちはびっくり仰天
・・・うらやましい
いわゆる、成熟した社会
ただ・・・難民の波がコレをコワすかも?
わが国は、本音と建て前を使い分けてシノグ?
さて、わが国では自民党の総裁選まっさかり
はてさて・・・
今日は~
ディスコレア エレファンティペス/Dioscorea elephantipes
一安心
例年、お眠りになる時
ちゃんと目覚めててね・・・
と祈る
0 件のコメント:
コメントを投稿