2021年9月15日水曜日

昨日の続き

ノルウェーの選挙の結果が気になったんで・・・
投票率77%ノルウェーで政権交代
それは織り込み済み
9/13の開票結果で、現地で意外と驚かれたことが
労働党 48議席(1議席マイナス)
保守党 36議席(9議席マイナス)
中央党 28議席(9議席プラス)
進歩党 21議席 (6議席マイナス)
左派社会党 13議席(2議席プラス)
赤党 8議席(7議席プラス)
自由党 8議席(変化なし)
キリスト教民主党 3議席(2議席プラス)
緑の環境党 3議席(2議席プラス)
患者中心党 1議席(1議席プラス)
合計169議席

左派勢力 100議席
右派勢力 68議席
患者中心党(現時点で右派左派にカテゴライズされていない新しい勢力)1議席

政権交代はされるだろうという見通しの中で4%という数字が何度も開票中に話題に
ノルウェーでは、しきい値とされる4%の得票率を越えることができれば、議員数を大幅に増やすことができる
4%を少しでも下回れば議員は2~3人
4%を少しでも超えることができれば、議員は一気に8~9人と大幅に上げることができる
4%を行き来する小規模な政党がノルウェーには複数あり
この結果が国会の構図を大きく変えやすい

今回の選挙では4%を、ぎりぎり超えることができるか・できないか、という政党が両派に4政党
結果として
赤党 4.70% つまり 8議席
自由党 4.48% つまり 8議席
緑の環境党 3.84% つまり 3議席
キリスト教民主党 3.81% つまり 3議席

4%という境界線を少し超えるかどうかで議席数が大きく変わる
連立する可能性のある大規模な政党にとって、小規模な政党が4%を超えるかどうかは、ハラハラと気になるところ

国政選挙の1週間前の高校の模擬選挙でも期待通りの数字を上げることができなかった緑の環境党
この境界線を越えられなかった緑の環境党に現地のメディアは驚いた
というのも、これまでの支持率調査では同党は明らかに4%を超えて、議員数を大幅に増やしそうだったから
ノルウェーでは気候危機、排出量をいかに減らしていくか、が争点のひとつだった
国際メディアは、石油が争点だとノルウェー選挙を解説していた
だが緑の環境党が意外にも議席数を伸ばせず(1議席から3議席は多いとは思うが)
支持率調査との差が特に大きかったことは?
気候は実は国民の最たる関心事ではないのか?
気候に関心が高いとされる若い世代の一部が投票に行かなかった?
ほかの政党に投票した?
他の政党の気候政策の打ち出しが上手くなった?
緑の環境党は、気候・環境分野だけが専門分野で、他分野の政策には強くない
緑の環境党は、首都オスロでは大人気だが、他の自治体や地方では支持されていない
緑の環境党は他政党と違い、石油発掘を終える日を決める
という最後通達を宣言していた(他党との交渉努力と妥協がよしとされるノルウェー政治では、最後通達はリスクが高い)
緑の環境党ならではの言論が嫌がられた(特定のライフスタイルに罪悪感を抱かせるようなコミュニケーションが特徴的)
気候選挙ではあったけれど、気候・環境政策だけが得意な緑の党ではなく
気候・環境政策+他の政策も得意な別の政党らに票が動いた
これほど気候が話題となった選挙で、議席数を大幅に伸ばせなかったことは、今後の政党の存在意義や活動の見直しが問われるとも・・・

赤党の人気にはモクスネス党首のプロフェッショナルな政治家としての力量やカリスマ性、市民に明確に伝わった政党の価値観など、選挙戦略の成功が指摘されている
選挙前の支持率調査で出ていた傾向通り、赤党の議員数が8人と大幅アップ
もともと極左として、変わり者、共産主義政党、ふざけた政党とも言われていた赤党
これほど伸びたのは、市民からの社会格差をなんとかしろ、というメッセージ

次期首相となる労働党のストーレ党首は、夢の政権を掲げていた
それは労働党・中央党・左派社会党という3政党での連立政権

しかし選挙前調査では、小さな規模の政党が4%を超えるか超えないかギリギリの状態が続いていた
もし赤党や緑の環境党がもっと伸びていたら、協力を仰がないと政権を保てないリスクがあった
ストーレ党首は極端すぎる・距離が遠すぎるこの2党にはできれば依存したくなかっただろう
結果として、赤党と緑の環境党の協力なしでも、ストーレ党首が望んだ3政党だけで大多数を獲得できた

最も議席数を伸ばしたのは中央党
9議席も増やしたことは何を意味するのか?
この政党は首都ではほとんど人気がなく、ずっと首都に住む市民や記者には
中央党がなぜ地方で人気なのか理解しにくいとも言われている
国を愛する、地方や小さい自治体の市民の声を大事にする、農家の気持ちが分かるというような政党で
環境・気候や移民・難民というような政策分野をあまり優先しない
首都や大都市に権力機関が集中することを好まず
ノルウェー=オスロで語られることを嫌がる
中央党に支持が集まるということは、小さな規模の自治体や地方からの大都市中心の社会変化に対する抗議の声

政党が多いノルウェーで、多くの人が昨年は想像していなかったのが、患者中心政党が1議席獲得したこ
ノルウェー最北部のフィンマルク県から、国会議員が1人誕生する
環境・気候清濁が中心の緑の環境党と同じように、1政策分野だけの政党とも言われている
この政党の訴えは、アルタに病院を
ノルウェー最北端にある街のひとつには病院がなく
治療のために離れた場所へ住民は通わなければいけなかった
規模の小さい街で病院や学校が減っていく現象は各地で起こっている
既存政党がなんとかしていれば、患者中心の党が議席数を得ることは無かった

労働党率いる連立政権が誕生することになるが、実は今選挙の結果は
およそ100年間の間であった選挙の中で、労働党にとって過去2番目に悪い結果
と報道されている
労働党に求められるのは、連立する政党のまとめ役、交渉と妥協を繰り返し、国を前進させるリーダーシップ
ストーレ党首のこれからの力量が4年間という期間でテストされ
国民がだめだと判断したら政権交代は簡単に起きる
今回の選挙は気候選挙でもあったが、経済格差や地域格差の改善を求める格差選挙がより強かった?

・・・格差はドコでも
やらずぶったくりのグローバル スタンダードの揺り戻し
なんせ
かの国の皇帝である、習さんもコレを無視できない
白猫であれ黒猫であれ、鼠を捕るのが良い猫
の、鼠を捕る猫をイジメだした

今日は~
エケベリア ザラゴーサ/Echeveria cuspidata var.zaragozae

エケベリア黒爪
初代は早々に、お星さまに
また見つけてしまった
他にも数株あったけど
他のコはハッパが開いたカンジ
このコはキッチリ玉になってた
で・ゲット
早速植替え
例によって、根っこをなじませるために
水をタップリ

しかし、前回は水が多かった?
今度は水を切り気味に?
1/2週の水やりかな

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