2019年12月10日火曜日

香港の民主化運動が

ぼや川より
お互いに・過去多すぎる・披露宴
・・・複雑・・・

鎮まる気配を見せない香港の民主化運動が様々なところに飛び火
アジアの政治体制を揺るがしている
来年1月の台湾総統選
香港の現状を台湾に“等身大”で映し出す危機感を背景に
当初、反中体制による中国投資激減などの影響で経済が低迷し苦戦を強いられていた蔡英文氏が、このままいけば再選されることはほぼ間違いない

・・・習さんアテが外れた

香港同様、旧宗主国がイギリスで国民の過半数が華人系
しかもアジアの金融センターの主導権争いなど長年、何かとライバル関係にあるアジアの富の象徴シンガポール
シンガポールにとって香港の争乱は経済的にプラス
ゴールドマン・サックスによる分析
「香港のデモ激化で最大$40億の資金がシンガポールに流出した」
香港の経済的損失がシンガポールのキャピタルゲインにつながり、ライバルのシンガポールが漁夫の利
シンガポール通貨庁(中央銀行に相当)
現地や外国銀行の外貨建預金は過去最高の128憶シンガポールドル

が・建国以来54年、事実上、一党独裁体制を敷いてきたシンガポール政府は香港の動向に危機感を募らせている
反政府活動や野党の締め付けを強化しているだけではなく今秋見込まれていた総選挙も来年に延期
そもそもシンガポールは国際的に報道・言論・表現の自由度で極めて低くランキングされている
10月、自由度をさらに引き下げる新たな規制法を施行
政府が虚偽と判断した記事や情報の削除や訂正を命じ、最大10年の禁錮刑を科すことが可能な”フェイクニュース・情報操作対策法」”の適用を始めた
早速11月に野党政治家のフェイスブックへの投稿が虚偽だとしてフェイクニュース対策法に基づく訂正命令を出した
10月に人気ユーチューバーで東京や大阪にも店を構える香港の飲食店主のアレックス・ヤン氏が
シンガポールで香港デモをテーマとした政治集会を無届で開催したとして国外退去処分
仮に彼が届けを出していたとしても、実際には許可されず国外処分となっていただろう
シンガポールでは抗議活動に関する規制に違反すれば、最長6カ月間の禁錮刑に科される可能性も
ちなみに多くの企業が混在する金融先進国のシンガポール
政府公認の組合が唯一スト権を保有し、いわゆる労働組合は事実上存在せず活動していない
さらに大学入学希望者は””危険思想家でない”という証明書の交付をシンガポール政府から発行してもらう必要がある
反政府や反社会的な学生運動などは存在しない
国際的に有力な大学が地元大学と共同事業を展開するなど教育分野でも魅力があるとされるシンガポール
こと言論に関しては自由とはほど遠い
今年9月、米エール大とシンガポール国立大学(NUS)の共同設置のエールNUSカレッジで
反政府活動を扱うカリュキュラムコース”シンガポールでの反対意見と抵抗”の開講の中止が決まった。
このカリキュラムはシンガポールの唯一与党、人民行動党(PAP)を非難する政治的作品で知られる劇作家アルフィアン・サアット氏が担当することになっていて
欧米政府の後押しで香港の民主化運動の象徴でもある黄之鋒氏に関するドキュメンタリー映画なども内容に含まれていた
これに対しオン・イェクン教育相
「学問の自由が政治的な目的で乱用されるべきではない」

選挙で野党候補者が当選した選挙区には政府による“懲罰”が科され
公共投資や徴税面で冷遇される
形の上では公正な選挙で選ばれたように見えて、その実、選挙区割をはじめ選挙システムなど与党による独裁が守られる仕かけが
ま、政府批判勢力には国内治安法により逮捕令状なしに逮捕が可能
当局は無期限に拘留することも許される
新聞、テレビなどの主要メディアは政府系持株会社の支配下
来年に見込まれる総選挙で政権打倒を目指す野党ピープル・ヴォイス(人民の声)の党首で人気ユーチューバーの弁護士、リム・ティーン氏
「国民の知る権利を剥奪する御用メディアは深刻な問題だ」
ビデオ参照:https://www.youtube.com/watch?v=E49rYSHGWsc&feature=youtu.be、https://youtu.be/qFbLMJZgdro、https://youtu.be/AAXdMfeVeN8、https://youtu.be/Xttz6YO5G8Q

で・一向に収拾に向かわない香港の民主化運動に危機感を抱き、さらなる対策に
シンガポール政府安全危機管理関係者
「香港の民主化に感化され国内に混乱が発生した場合の『危機管理スキーム』を作成し、暴動クライシスへの対策を取りまとめた」
これまでシンガポール政府は困難に直面する香港への配慮から、民主化運動への公の言及を避けてきた
しかし総選挙を延期決定した10月以降、シンガポールの香港化への危惧を公に・・・

リー・シェンロン首相は10月中旬に開催された一連の会議
「(我々が注意警戒していなければ)香港で起っていることが、シンガポールでも起こり得るだろう」
「香港の民主化勢力は妥協を拒み、自由や民主主義を主張するが、真の狙いは香港政府打倒だ!」
「香港とシンガポールの状況は違うが、シンガポールで社会的混乱が起きれば、シンガポールの国際的信用は破壊され、シンガポールは壊滅し『終わる』だろう」
(参考:https://www.youtube.com/watch?v=OxxzAs92QH4)
なぜシンガポール政府が静観から一転して強い懸念を
一つは、あえて国民の危機感をあおり、香港のような民主化運動が起こるのを未然に防ぐ狙いが
そしてもう一つの大事な点が、国民の自由を剥奪してきた政策が至る所で綻びを見せ始めている

シンガポールは日本を上回る超少子高齢化や格差社会
一方で、ホームレスの増加、若者や高齢者の貧困や自殺、インドや中国からの移民急増による国民の雇用不安や失業、CPFという年金を核にした社会保障制度の不備が社会不安をあおってる
11月、そんなシンガポールで興味深い全国調査の結果が公表された
シンガポール初の全国規模のホームレス調査(シンガポール国立大学リー・クアンユー公共政策大学院)
人口約570万人のうちホームレスの数が約1000人
だったことが明らかになった。
(https://www.channelnewsasia.com/news/singapore/1000-homeless-people-singapore-study-12076076)
(https://www.nst.com.my/world/world/2019/11/537501/super-wealthy-singapore-over-1000-homeless-people-sleep-streets)

ホームレスの大多数、路上生活
全体の80%が男性
6年以上ホームレス状態の人が約30%
1年から5年の人が半数
彼らの多くが人口の約20%にも達している貧困層
守衛や清掃員、宅配サービスのGrabなどの低賃金の仕事で生計を立てている
日本の首都・東京では、人口約1350万人でホームレスは毎年減少傾向で、1126人(今年1月現在)ほど
1人当たりGDPでは日本を超えたが、国民が幸せに暮らせているかというと・・・
シンガポールの一党独裁の歪は、政治的統制、様々"規制、能力至上主義社会を反映し、アメリカの調査会社ギャラップの日常生活の”幸福度”調査では、シンガポールが148カ国中、最下位だったことも

シンガポール建国の父、リー・クアンユー元首相の長男シェンロン氏は現首相
次男のリー・シェンヤン氏はかつてはシンガポール最大の通信企業シングテルの最高経営責任者
さらに大手銀行のDBS銀行やシンガポール航空を傘下に収めるテマセク・ホールディングス最高経営責任者、現首相シェンロン氏の妻、ホー・チン氏
シンガポールは一党独裁でありながら経済成長を果たし”明るい北朝鮮」”とも呼ばれる
リー・ファミリーが政治権力だけでなく、富も独占的に保有してきたから
香港の民主化運動はシンガポールのこうした政治体制をも揺るがしかねない?
政府が必死に飛び火を食い止めようとするのも分かる
しかし、国民の間にマグマのようにたまった不満は・・・
2015年3月に建国の父、リー・クアンユー氏が亡くなった時、旧知の間柄だった台湾の李登輝元総統
「我々、台湾は自由と民主主義を優先させたが、シンガポールは経済発展を優先させた」
それは改革開放以来、鄧小平国家主席(当時)の理想理念のもと、シンガポールを“先生”に選んだ中国の行く末?

ところでチャンギ国際空港の新しい観光名所ジュエル
・・・こんくれえの温室がホしい

今日は~
セネシオ アルティクラタス/Senecio articulatus
分けたコ
10月に
の端から芽⇒ハッパ
コレ根で増える?
たぶん増えないと・・・
だとすると種?
う~ん


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