2019年12月12日木曜日

かの国でウィーチャットを使わないと・・・

ぼや川より
口喧嘩・妻に負けるも・芸のうち
・・・ぐぬぬ・・・

今どきの中国人はウィーチャット(WeChat)(中国名は「微信」)がないと生きていけない
中国では今やありとあらゆるサービスをこのプラットフォームが提供
名刺交換もウィーチャットのID交換にとって代わられるほど
ウィーチャットは中国IT企業大手のテンセントが提供するSNSアプリ
アクティブユーザーは全世界で毎月10億人
ウィーチャットは、LINE(ライン)のようなチャット機能とFB(フェイスブック)のような情報発信機能を備えている
毎日450億の情報発信が行われるというチャット機能の拡散力はすさまじい
中国では反日ムードが友好ムードに一転したのも、このウィーチャットの力ではないか?と
ウィーチャットユーザーは自分のアカウントと銀行口座を紐づけることで、キャッシュレス決済も
テンセントが提供するウィーチャット支払(ウィーチャットペイ)機能は、アリババの支付宝(アリペイ)とともに中国キャッシュレス決済の二大双璧
もともとウィーチャットのサービスは1999年にQQというチャット機能から始まった
当初はユーザーは匿名だったが、今では実名登録制
住所、氏名、身分証の番号、会社名、仕事内容、銀行口座番号など、さまざまな個人情報を入力して初めて多種多様なサービスを受けることができる
上海では今、このウィーチャットアカウントを持っていないとパスポート申請もできない

上海在住の日本人女性・畠田瑞穂さん(仮名)
「その日、中国人の夫のパスポートを更新するために公安局の出入国管理事務所を訪れました。中に入ると、突然『老人は海外へ行くなというのか! 俺はスマホも持っていないし、ウィーチャットも知らないんだ!』という怒鳴り声を耳にしました。見ると、おじいさんが事務所の担当者と喧嘩していたんです。担当者は『家族か友人を呼んで出直して来い』と冷たく言い放って、相手にしない様子でした」
畠田さんによると
「そもそもパスポート更新を申請するとき、番号札を取るところから『ウィーチャット』がないとダメ」
現在、多くの企業や地方自治体が、ウィーチャットのアプリ上でサービスを提供
上海市も公安局がパスポート申請の際の予約や整理番号の配布にウィーチャットのアプリを利用している
畠田さん
「スマホを持たない人を誘導する係員がいるにはいるんですが、待っていても誰も来てくれません。態度も悪いので“IT弱者”はみんな困っていました」

政府系企業に勤務し、ITソリューションに詳しい張帆さん(仮名)
「高齢者を気にしていたら中国は発展しませんよ」
「人口の2割を切り捨てるのが中国のやり方です」

日本での生活が20年になる林麗麗さん(仮名、女性)
すでに持っているウィーチャットのアカウントを作り直そうとした
クラウドサービスなどウィーチャットの新しい機能を使えるようにするため
しかし、あまりにも個人情報入力の要求が多いので途中で断念
「便利になるのはわかっていますが、やっぱり怖くなりました」
「ウィーチャットを使って本音を発信すると、とんでもないことが起こる」
中国に在住する親戚の男性
「彼の住んでいる住宅の隣接地でマンションの建設が進められています。その開発事業者についてウィーチャット上でちょっと文句を言ったら、すぐに、彼の自宅に公安が飛んできたんです。そして、彼に向って『余計なことを言うな』と凄んだそうです。ウィーチャット上の情報発信は公安から見張られているんです。その話を聞いて、思わず背筋が寒くなりました」

上海出身で日本在住の男性、王威さん(仮名)
「私のような海外での生活が長い中国人は、中国企業が提供する配車サービスやキャッシュレスサービスを中国で利用することができません。これらのサービスは基本的に、中国在住者および中国に銀行口座がある人を対象にしているためです。最近は状況が変わって外国人でも利用できるようになったようですが、私は手続きを進めていません。これ以上深く中国とは関わりたくないからです」

アメリカに本部を置く人権擁護国際NGO団体フリーダム・ハウス
「習近平」「共産党」「天安門事件」「人権」などが“特定キーワード”として監視されている
2013年の時点では200万人を超える監視従事者がいる(『新京報』)とされていたが
2017年にサイバーセキュリティを強化するための法律インターネット安全法が制定され、さらに監視が厳しくなった
近年は市民のたわいのないチャットでさえも監視されるように
山東省では若い女性が
「疫病が発生したようだから豚肉や鶏肉を食べないようにしなければ」
という内容をウィーチャットに書き込んだ
6~7人の公安局員が自宅に踏み込んできた
友人同士の会話だったが、デマを流したという罪で当局に連行
一部始終がスマホで撮影されており(その女性が自分から仕掛けて隠し撮りさせた可能性もある)その映像が香港メディアのサイトに掲載されている

拘束には至らないもののアカウントを凍結されるケースも
上海の大手商社(中国企業)に勤務する李小建さん(仮名)さん
「甥がウィーチャットのアカウントを凍結された」
「友人とのチャットで、彼はうっかり“特定のキーワード”を使ってしまったんです。案の定、即刻ウィーチャットのアカウントが使えなくなってしまいました。気の毒だったのはその先で、ウィーチャットペイにプールしているお金も動かせなくなってしまったのです」

中国系アメリカ人がウィーチャットを使って香港デモを支持する言論を発信
中国政府の検閲によってアカウントが停止された

中国では友人と連絡をとるにも、支払いをするにも、デリバリーを頼むにも、何をするにもウィーチャットを使えば素早くできる
多くの市民はこれこそが生活水準の向上だと受け止めている
それに対して李さん
「ウィーチャットがなければすべてが立ち行かなくなります。中国で生活するには、この状況を受け入れるしかないのです」

・・・スウェーデンでもIT弱者は生きにくいようだけど

今日は~
セロジネ ユニフローラ/Coelogyne uniflora
12月初め
ウチでの初花
なんだけどその後が続かない
・・・
寒くてツボミがヤバい?

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