2019年12月6日金曜日

仁義なき・・・メキシコ

ぼや川より
我が人生・ひたすらワビて・平和です
・・・ムリ・・・

日本企業も多いメキシコで最凶となっているカルテルCJNGに対抗、他のカルテルが団結して200人の殺し屋を送り込む
メキシコの麻薬組織カルテルで現在最も勢力を振るっているのがハリスコ・ヌエバ・ヘネラシオン(CJNG)
リーダーのネメシオ・オセゲラ・セルバンテス(通称エル・メンチョ)は次の麻薬王になるだろと米国麻薬取締局(DEA)が見ている
この2年間で3つの州にも勢力を拡げ、現在32ある自治州の内の25州で活動
CJNGに対抗すべく他のカルテルが団結した動機となったのが、グアナフアト州で石油パイプラインから石油をギって転売して利益を稼いでいた地元カルテルのサンタ・ロサ・デ・リマ
シノギを横取りするかのように進出して来たのがCJNG
特に、グアナフアト州でこの石油盗難ビジネスが盛んになったのはメキシコ最大の石油会社ペメックス(PEMEX)のパイプラインの3分の1が同州に設置されているから
ところが、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(アムロ)が大統領に昨年12月に就任
彼が最初に取り組んだのがパイプラインからの石油のギるのを防ぐこと
パイプラインによる石油の供給をやめてタンクローリ車で石油を輸送
この石油のネコババは7割減少
それに代わるシノギとなったのが誘拐、強盗、ゆすりetc

で・CJNGが同州でも次第に支配を強めて行った背景には地元の政治家や警察の幹部との絆を強めたから
資金力のあるCJNGは彼らに賄賂を
・・・日本なら、ここで黄門様が

グアナフアト州は比較的犯罪の少ない州であったがCJNGが進出して来てから地元カルテルとの衝突などもあって殺害事件も急増
2006年は242人が殺害されたが
2009年404人
2012年771人
2016年961人
2017年1096人
2018年4282人
そこで地元カルテルのサンタ・ロサ・デ・リマはシナロアなどに救援を依頼
がCJNGがシナロアを脅かさなかったからシナロアは当初消極的
シナロアではそのリーダーのエル・メンチョもいずれ逮捕されると見ていた
ところがCJNGは逆に積極的にしかも大胆に投資
シナロアと縄張りがかち合うように
そこでシナロア、ロス・セタス、デ・ゴルフォやカルテル・デ・グアダラハラの設立者カロ・キンテロらが団結
およそ200人の武装した殺し屋をCJNGがコントロールしているビリャグラン市に集結させた
シナロアはエル・チャポがアメリカの刑務所に収監されて組織の動きが停滞するのではないかと見られていた
ところが息子の一人オビディオ・グスマンが先月国家警備隊に逮捕されたが、シナロアの猛攻な反撃を受けて釈放せねばならなくなった
シナロアは現在も健在

・・・山口組関連の抗争なんて目じゃない

今日は~
秋の里山
のどか~

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