中国の銀行、融資焦げ付きや人員削減の恐れ
工商銀など11行、￥13.2兆の追加引当金必要も－不動産向け不良債権
すでに利ざや縮小の銀行、業績目標引き下げや人員削減を検討
中国当局は国内不動産企業が財務面で苦境に陥っていることを受け
本土銀行大手を通じた資金繰り支援を強化
すでに不良債権の急増や過去最低水準の預貸利ざやに苦しむ中国工商銀行など金融機関
不動産開発企業への無担保融資の提供を初めて求められる可能性が
こうした企業はそもそも債務不履行の状況だったり、破綻の瀬戸際に追い込まれたりしているところも多い
ブルームバーグ・インテリジェンス
工商銀など主要11銀行は2024年に不動産の不良債権でさらに引当金＄890億（約￥13兆2000億）
来年見込まれる引き当て前利益で21％相当を積まなければならなくなる可能性が
十数人のバンカー
銀行側は選択肢として業績目標の引き下げや人員削減を検討している
北京を拠点とする投資銀行、香頌資本でディレクターを務める沈萌氏
「中国政府は銀行が抱える問題への解決策を示さずに、支援するよう金融機関にひたすら求めることはできない」
「銀行の利益はまだ表向き良さそうに見えるが、資産や不良債権をより深く掘り下げてみれば、良好に見える状況が長く続くということはない」
中国の銀行は、不動産セクターや財政難の地方政府への支援を通じた国家サービスの提供と
健全な経営義務という相反する要求の板挟み状態
一部の銀行にとっては利益の拡大はほぼ不可能と
中国当局は低迷する住宅市場をてこ入れするため金融機関への圧力をさらに強化
銀行支援の対象となる不動産企業のリスト策定に取り組む一方
開発業者に対する初の銀行無担保融資計画も検討
一連の要求は銀行の財務や業務を圧迫
データによると、預貸利ざやの純金利マージンは９月時点で過去最低の1.73％
合理的な収益性を維持するのに必要と見なされる1.8％の水準を割り込んでいる
また不良債権が過去最大を更新しているほか、一部の大手国有銀で17年以降続いてきた増収は今年途切れる可能性がある
工商銀を含む４大国有銀の香港上場株の株価純資産倍率（ＰＢＲ）は0.3倍と、過去最低近くにとどまっており、世界金融危機時に米銀株が取引されていた水準とほぼ同じだ。
ある地方商業銀行は、次年度の目標を低めに設定している
優良な貸出先を巡る競争が激しくなる中、融資の規模や収入を伸ばすのは困難
一部の小規模金融機関は人員削減に動いており、融資担当部署に在籍する400人を今年半減させることを計画しているところも
不履行リスクが高いにもかかわらず、地方政府の資金調達事業体 地方融資平台(LGFV)への貸し出しを実行
当局への協力姿勢を示そうとする銀行も
当局者によれば、ある大手銀の四川省の地方支店では今年の企業向け新規融資の約80％がLGFVだった
ゴールドマン・サックス・グループ
中国当局が銀行に不動産開発企業の資金繰り支援の強化を求める新たな指導によって
同セクターの不良債権比率は21ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）押し上げられる恐れがあると指摘
またＪＰモルガン・チェースは無担保融資の取り組みについて、リスクを伴う動きだと警告
フィッチ・レーティングスの金融機関担当ディレクター、ビビアン・シュエ氏
「大手銀行の業務が大きく変動することは中国政府も望んでいないだろう。どんな犠牲を払っても不動産セクターやLGFVを救うよう、銀行が求められる公算は小さい」
「結局、大手銀は全て中央政府が保有しているわけで、主な財政収入源でもある」
北京市当局、債務超過の資産運用会社を刑事捜査
2023/11/25同市の公安局がソーシャルメディアで
中国北京市警察は同国の資産運用会社、中植企業集団による犯罪の疑いを捜査
同社は投資家に宛てた22日付の書簡で、最大＄640億の債務超過に陥っていると明らかにした
国内不動産セクターへのエクスポージャーが大きい同社は、＄３兆規模のシャドーバンキング(影の銀行)セクターの主要プレーヤー
北京当局は同社に関連した多くの容疑者を調べているとし
捜査に協力するため投資家に損失を報告するよう促した
・・・それでも軍拡が止まらない
まあ日本もだけど
今日は～
カイヅカイブキの花
たぶんオスのほう
ちょっとググったら花期は春
画は11月はじめ
狂い咲？
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