2022年11月21日月曜日

FTX劇場 第三部

2022/11/17バハマ証券委員会
経営破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの子会社で、バハマに本拠を置くFTX Digital Marketsの資産を差し押さえたと発表

バハマ証券委員会
「11月12日にFTX Digital Marketsの全資産を、同委員会が管理するデジタルウォレットに転送する措置を取った」
「FTX DMの顧客と債権者の利益を守るために、緊急の暫定的な規制措置が必要だった」

今回、FTXの顧客資産の管轄権がどの国の法律に帰属、あるいは優先するか?
FTXはアメリカ連邦破産法(チャプターイレブン)の適用申請を行ったが
FTX DMはその中に含まれていなかった
アメリカ国法を無視し、独立して顧客資産を確保したように見えるFTX DM及びバハマ当局の行動は、FTXの現経営陣からも強く問題視されている

一方バハマの証券委員会
FTX DMがチャプター11手続きの当事者とは認識していない
当局はFTX DMの債権者、顧客、株主に影響を与える問題に取り組むため
世界的に複数の規制当局と調整し、最良の結果を得るために取り組む

FTXは11/11アメリカ連邦破産法11条(チャプター11)にもとづいた破産申請をアメリカのデラウェア州の連邦破産裁判所に提出
チャプター11は、日本の民事再生法に似た再建型の倒産法制度
経営を継続しながら負債の削減などを実施
企業再建を行うことを目的とする
対象はFTXInternationalや姉妹会社アラメダリサーチを含む約130社あるが、FTX DMは除外された
なお、その翌日にFTXウォレットから外部ウォレットに約$6億6,300万の暗号資産が不正に流出
このうち約$4.8億は何者かに奪われた?
と見られ、現在も追跡調査が継続している
・・・例のハッキング?↓
なんか自作自演のような気も・・・
にしては、お粗末な・・・

当時FTXは不正流出に迅速に対応し、一部資産を安全なコールドストレージに移動させたことを発表
外部調査機関によると、その額はおよそ$1億8,600万相当と試算されている

2022/11/15FTX Digital Markets
アメリカ連邦破産法第15章(国際倒産)の適用をニューヨーク州の地方裁判所に申請
破産法第15章(チャプター15)は、外国企業がアメリカ以外の国で再建を進める期間において
アメリカの債権者による訴訟から保護され、資産を保護するためのもの
デラウェア州でチャプター11の適用が進む中、チャプター15が別の場所で申請されたことについて

FTXの破産弁護士
11/17に米デラウェア州の裁判所に提出された破産申請関連の書類の中で
事前の通知なしにニューヨークで連邦破産法第15条の適用を申請することは
デラウェア州裁判所の監督を避けFTXグループの大部分を占める債務者の管理から
FTX DMを分断しようとするあからさまな試み

通常これは不適切で当裁判所に管轄違いを理由とする移送を行う理由となるべきところ
これは普通ではない

11/16FTXの前CEOサム・バンクマン・フリード氏
海外メディアVoxが公開したツイッターのダイレクトメッセージのスクリーンショットで
規制当局を批判し、チャプターイレブンを申請したことを後悔していると発言
「あれがなければ、70%まで修正できていた」
として、デラウェア州との管轄権争いに勝つことができれば問題を解決できると示唆

FTXの破産弁護士は裁判所に提出した文書にこれらの画像を添付
サム・バンクマン・フリード氏がバハマに資産を拘束することでチャプター11の適用を阻もうと画策していると・・・
FTX DMの共同設立者で支配的なオーナーであるバンクマン・フリードは
バハマでのFTX DMの手続きの範囲を拡大し、チャプターイレブンの適用を弱め
債務者(FTX)からバハマ政府の管理下の口座に資産を移動する取り組みをサポートしている?
バハマ政府が債務者のデジタル資産を取得する目的で
債務者のシステムへの不正アクセスを指示したという信頼できる証拠を持っている
それは、訴訟が開始した後に行われた

同じ文書で、FTXの新CEOに就任したジョン・J・レイIII氏
同社やグループ企業の状況を完全な企業統治の失敗と指摘
信頼できる財務情報がなく、システムの完全性や規制の監督が欠如している
40年以上の事業再編に携わり、エンロンなどの破産を監督した経験を持つレイ氏から見て「前例がない破綻」

・・・アヤしさ満点
だいたいバハマは租税回避etcで
かなりヤバい橋を渡ってる
銭の為なら・・・


FTXハッカーがETHを大量保有

2022/11/16
FTX Accounts Drainerとラベル付けされた(0x59)で始まるウォレットアドレスに2228,524ETH($2億8,800万相当)が保持されていることが明らかに
この規模はイーサリアム保有者の中で35番目
同じイーサリアムウォレットには、金の価格に連動するステーブルコイン パクソスゴールド(PAXG)が約$2,000万分含まれているが、すでに発行社によるブラックリスト対応により資金が凍結されている
また、0x59アドレスはBNBチェーン上で108,454 BNB(約$3,000万)相当を保持している
この保有量はBNBホルダーの中でトップ10

リサーチ企業Arkham Intelligenceのオンチェーン分析により
FTXハッカーの計画性のない行動が明るみになり、経験の浅さや心理的なパニックに陥っていることも推測されてる
犯人は盗んだ資産をUniSwapや1inchなどの分散型取引所(DEX)で小分けに交換して取引時の損失(スリッページ)抑制に務める一方
異なるチェーンへの移動(ブリッジ)上のミスで多くの資産を失った

ブロックチェーン分析企業Elliptic
FTXが米連邦破産法11条の適用を申請した翌日にウォレットから流出した資産総額は$6億6,300万
このうち$1億8,600万相当はFTX自身によって安全なコールドストレージに移動されたと推測されている

11/12時点にFTXから盗まれた資産の総額は約$4.8億とされ
その内訳としてはイーサリアム上の資産で約$2.78億
ソラナ上の資産で約$1.06億
BNB上の資産で約$8,900万など
イーサリアム上の資産については$2.2億以上の様々なトークンが分散型取引所(DEX)を通じて、ETHやDAIに交換された
特に重要なミスは、仮想通貨取引所クラーケンでKYC(顧客確認)済みのアカウントを軽率に使用したこと
FTXハッカーは盗んだ資金を保持しているウォレットに、ガス代補填用のトロン(TRX)をアメリカ クラーケンの口座から送付した

この件について、クラーケンのセキュリティー最高責任者(CSO)を務めるNick Percoco(@c7five)氏
犯人を特定した可能性を示唆

約$4.8億の不正流出はFTXとFTX.USで発生しており、内部犯行によるものと見られていた

・・・外野で見てるぶんには
オモシロイ
・・・それでも銭をツっこむトコ

今日も~
マメヅタ/Lemmaphyllum microphyllum

溶岩に着けたコの近く
溝の中に・・・
胞子?
チギレたハッパから?
溝は落ち葉とか、いらない草が生えるんで
お掃除
なんで春にドッカの岩に着けるか

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