2020年8月31日月曜日

中華風和食

 日本にしかない中華料理

日本の老舗中華料理屋に酸辣湯麺というメニューが

中国で酸辣湯(スアンラータン)というスープは非常にオーソドックスでポピュラーなメニュー、しかし酸辣湯に麺を入れる食べ方は?

この酸辣湯麺に限らず、中国にはほとんど存在しないのに、日本では当たり前のように中華料理として信じられているメニューがたくさん

日本の中華料理メニューに対日本でポピュラーな中華料理といえばラーメン、餃子、チャーハン、しかし、この3本柱の中で、日本で食べられている形態のまま中国でも食べられているものは1つもない

まずラーメンは日本と中国で完全に系統が分かれており、中国では日本のラーメンを日式拉麺と表記して区別

中国のラーメンは、あっさり目のスープに牛肉や薬味をトッピングした蘭州拉麺が一般的、トッピングや味付けによって種類が多少分かれるが、それほど多様性はない、むしろ、醤油に味噌、塩味、豚骨など様々なスープがある日本の方がバラエティに富んでスープが濃厚で、油も多く、味が強い

餃子も日本と中国では異なり、日本では焼き餃子が一般的なのに対し、中国では茹でて食べる水餃子が一般的、焼き餃子も全くないわけではないけど中国人が食べる頻度でいえば圧倒的に水餃子が主流。また中国の餃子は具材も日本とは異なっています。あまりニラやニンニクは使わず、豚肉や野菜、シイタケ、場合によってはトマト(意外とおいしい)なども使われており、種類も非常に豊富

・・・トマト・・・イメージできない

チャーハン(焼き飯)は見た目こそ確かに共通していますが、中国のチャーハンは日本のチャーハンよりもやや油っぽく、日本のように“パラパラ”した食感はない。また具材や味付けは地方によってかなり異なってる

形態や味付けに差があるとはいえ、以上のラーメン、餃子、チャーハンは中国でも同名のメニューが一応存在。一方、日本では中華料理とされているのに中国ではメニューとしてすら存在しない食べ物が。冷やし中華、中華丼、天津飯など

いずれも中国人は名称すら知りません

冷やし中華と中華丼の発想の元になったと思われるメニュー冷麺と蓋澆飯は確かに中国に存在。しかし、天津飯に関しては原形と思しきメニューは?諸説あるものの、そもそもなぜ天津という地名が付いたのかも?


 なお、中国人の知り合いに天津飯がどんな料理なのか説明するため、中国の検索サービス「百度(バイドゥ)」で「天津飯」と入力して画像検索をかけたところ、漫画の「ドラゴンボール」に出てくる天津飯しかヒットせず、説明するのに非常に困りました。

こういった日本人が勝手に中華料理として追加しているメニューを、中国人たちはどう思っている?

誰もが「おいしければそれでいいんじゃない?」

「同じ中国国内でも、地方によって料理の味付けや素材は違う。その土地に応じた工夫は必要だ」

日本人が日本人の舌に合わせて料理の形態を変化させるのはむしろ自然なこと

中国の料理をベースに日本人が発明した料理を「中華料理」と呼ぶことについては、「ちゃんと中華料理に敬意を払ってくれているような気がする。なにより、どこかの国みたいに中華料理も自分の国が発祥だなんて言わないのがいい」

そもそも中華料理自体、漢族だけではなく蒙古族、回族、満州族など、多種多様な民族の料理を鷹揚に取り込み続けてバラエティ豊かに発展してきた歴史が。寛容性という点では、間違いなく世界屈指の料理文化だと

・・・たぶん、なんでもアリアリなのは日本だと

なんせ八百万の神々が おわす国ですから

今日は~

マスデバリア ナイト シェイド/Masdevallia Night Shade


コケが劣化

7月の半ば過ぎ・・・遅い

2株を植替え


コケ・プラ鉢仕様

0 件のコメント:

コメントを投稿