かの国の習さん、食品廃棄の問題に取り組んで”光盤(皿を空にする)”キャンペーン
もともと中華料理は大勢で食べる習慣があり、レストランではN+1品&スープ、つまり、人数より1品多い料理とスープを注文するのが常識
それを今回のキャンペーンではN-1品、人数より1品少なく注文し、食べ残しが出ないようにしよう・・・
2018年に中国科学院が発表した報告書によると、レストランで客の食べ残しを廃棄した量は、1人当たり毎食93g、大都市では毎年1800万tが廃棄されている
だが、このキャンペーンは食料廃棄の問題というより今秋以降、予測される食料不足に備えるため・・・
中国では6月初旬から2カ月近く続いた豪雨の後、8月の台風シーズンに入って、長江、淮河、黄河など主要な河川流域で大洪水が発生、とりわけ長江下流域の湖北、湖南、安徽、江西、江蘇各省は、中国の農産物の約24%を生産する穀倉地帯で、農作物が深刻な被害をうけ、今秋の収穫が大幅に減少すると予想されている
+蝗害は世界的に発生しているが国連食糧農業機関(FAO)
もし中国に襲来すれば、その時点で個体数が500倍になっているだろう
日本農業新聞(4/26)によれば、3/6、中国の農業農村部(農水省)と税関総署、国家林草局は応急措置案を通達し、約\2億を投じて、ミャンマー、ラオス、ベトナムなどと国境を接する25都市に、110~120の観測拠点を設置して監視体制を強めた
次いで5/1、農作物病害虫防治条例を施行、病害虫防除サービスとして駆除した病害虫の買い取りと専門組織の態勢を強化した
全力で警戒する中バッタが最初に大発生したのは6/28、雲南省普洱市
これはサバクトビバッタとは別種で黄脊竹蝗(yellow-spined bamboo locust、黄色角竹バッタ)と呼ばれるトビバッタ類
フランスの国際放送局(RFI、7/3付)によれば、同市では延べ502機のドローンを飛ばして薬剤を散布し、専門家による拡大防止策を実施、バッタの活動範囲は約6700ヘクタールに及び、竹や稲を食べつくした。広西省の桂林市でもバッタの大群が襲来し、公式発表で被害面積は数百ムー(一ムーは約6.67アール)に及び、四川省成都市、湖北省孝感市でも被害が発生した
さらに、中国自生種のバッタも発生
今春、中国の東北部では干ばつが続き、農作物が枯れていたところへ、6月初旬から一転して高温多雨になり、洪水が発生、6月初旬、吉林省、黒竜江省などで蝗害が発生
6月中旬に湖北、雲南、廣西、湖南各省、7月上旬には広西省に広がって、稲やトウモロコシ、柑橘類などを食べ尽くした
中国政府は全国に食糧生産用地を確保する方針を打ち出し、果樹や野菜の代わりに稲や小麦を植えれば、1ムー当たり3000元の補償を与えると約束
今後、8月から9月の台風シーズンには、さらに大量のバッタが発生すると予測され駆除は困難を極めている
中国農業農村部は、「今年の食糧の生産量は、かならず6億5000万トンを実現しなければならない」と強調しているが、実は心配の種は穀物以外にもある。アフリカ豚コレラ(ASF)の再発
アフリカ豚コレラは人間には感染しないとされ、豚熱(CSF)とは別種しかし豚への感染力は強く、猛毒性で致死率はほぼ100%。昨年、中国で大流行、前年比4割に相当する1億頭以上が減少
日本農業新聞(2019/9/22付)によると、中国の国家統計局の発表では、2018年末の豚の飼育頭数は4億2817万頭で世界一。それがアフリカ豚コレラの蔓延で、少なくとも1億6000万頭以上の飼育頭数が減ったと推察される(アメリカ農務省の分析では、1億8000万頭)
中国の2018年の豚肉生産量は5403万t、年々輸入が増えているが、世界の豚肉貿易量は800万t、もし中国が輸入拡大して豚肉の大量輸入に走れば、世界中で豚肉不足が・・・
今年そのアフリカ豚コレラが再発生している。しかも豚熱(CSF)、鳥インフルエンザも流行中。豚肉の生産量が40%以上減少したことで、鶏肉、牛肉の需要が高まり、食品全体の価格が2割から5割も高騰
アメリカ農務省は、7/10~7/16までの間に、アメリカから中国へ輸出した豚肉、トウモロコシ、木綿、大豆、米などが、総額約$319億に。トウモロコシに限ってみれば、7/10、中国は13億6500万tを購入したのに続いて、7/14にも17億6200万tを購入し、貿易取引額としては過去最高記録。それ以外にも、大豆、ソルガム、米などを、アメリカから“静かに”買い集めている
今秋以降、もし中国が食料危機に陥れば、緊急輸入をせざるを得ないだろうが、今、世界の農産物輸出国は、19の国と地域で輸出規制が始まり、なお増加中
食料自給率が低い日本は・・・
今日は~
デンドロビウム キンギアナム /Dendrobium kingianumコンパクタム
全然咲かない・・・ワタスの水やりが・植え方が7月終わり(ちょっと遅い・・・)コルク⇒ヘゴに
コルクからバリバリはがしヘゴへ着いてたミカワシノブもコケで抑えてシュロ縄で緊縛
来年はムリでも再来年には咲いて・・・
なんかブロガーの新しい投稿システム、バグ?が
画のレイアウトができないことがある
だいたい一覧で本文が見れないのがNG
2020/8/21
加筆
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