2020年7月11日土曜日

女性を取り巻く・・・

ぼや川より
今になり・せまったことを・悔やんでる
・・・し~ん・・・

2020/6/26犯罪被害者支援弁護士フォーラムの弁護士たちが、日本医師会に
性的暴行の妊娠中絶 加害者の同意不要” 医師に徹底を要望

性的暴行被害を受けて妊娠した女性が中絶を希望した際に医療機関から
加害者の同意を求められるケースがあり、これを強く問題視したもの
要望書を提出した一人、上谷さくら弁護士
「最近になってこの実態を聞き驚いた。調べてみたところ、同様の例が複数あることがわかった」
(1)警察が捜査をしている強制性交等罪被疑事件で、被害者が妊娠し、中絶手術を受ける際、病院か”加害者の同意”を要求され、加害者が逃げているため同意を得ることができず、何件も病院を回った。
(2)未成年者がレイプされて妊娠し、病院で中絶を受けようとしたところ、加害者の同意がないことを理由に拒否され、同意なしで手術できる病院を探し回り、中絶可能な妊娠週数を目前にようやく中絶できた
(3)妊娠したレイプ被害者の中絶手術に際し、病院が同意書の配偶者欄に第三者の名前を書かせた
(4)”病院の方針として加害者の同意が必要」”と言われ、中絶手術を拒否された

母体保護法では
「身体的または経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの」または「暴行もしくは脅迫によってまたは抵抗もしくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの」については、「本人及び配偶者の同意を得て」人工妊娠中絶を行うことができるとされています

母体保護法
第十四条 都道府県の区域を単位として設立された公益社団法人たる医師会の指定する医師(以下「指定医師」と言う。)は、次の各号の一に該当する者に対して、本人及び配偶者の同意を得て、人工妊娠中絶を行うことができる。
一 妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの
二 暴行若しくは脅迫によつて又は抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの
2 前項の同意は、配偶者が知れないとき若しくはその意思を表示することができないとき又は妊娠後に配偶者がなくなつたときには本人の同意だけで足りる。

ここからは性的暴行によって妊娠した場合に”加害者(性交をした相手)の同意が必要”という趣旨は読み取れません
(※ただし、未婚女性の妊娠や、配偶者による性的DVでの妊娠について想定されていないかのような条文です)

それではなぜ”加害者の同意”を求める医療機関があるのか
ある産婦人科医
「男性側の同意のない中絶手術をして、あとから訴えられることを恐れている。要は保身です」
日本産婦人科医会の公式サイトでは未婚者への中絶手術を行う場合でも相手からの同意を得ることがトラブル回避になると推奨

母体保護法では既婚女性の場合に配偶者の同意が必要とされていますが、未婚女性の中絶の場合に相手の同意は必要とされていません
しかし実際の医療現場では未婚の場合でも相手の同意を取らせることが多く
この”パートナーの同意”の徹底意識が、性的暴行の加害者であっても同意が必要という意識につながっている?

・・・枝葉を見て幹を見てない

また支援弁護士らは、平成8(1996)年に厚生省(現・厚生労働省)から出された通達に問題があるのでは?
(平成8年・厚生省通達)
人工妊娠中絶の対象
(2)法第一四条第一項第二号の「暴行若しくは脅迫」とは、必ずしも有形的な暴力行為による場合だけをいうものではないこと。ただし、この認定は相当厳格に行う必要があり、いやしくもいわゆる和姦によって妊娠した者が、この規定に便乗して人工妊娠中絶を行うことがないよう十分指導されたいこと。

なお、本号と刑法の強姦罪の構成要件は、おおむねその範囲を同じくする。ただし、本号の場合は必ずしも姦淫者について強姦罪の成立することを必要とする者ではないから、責任無能力等の理由でその者が処罰されない場合でも本号が適用される場合があること。

・・・厚生省のタコが・・・

性的暴行の被害者ではない人が虚偽の申告をする場合があることを懸念し、医療従事者に指導を求めてる

しかし、行われた行為が性的暴行だったか、それとも同意がある性行為だったのかは、警察の捜査や司法でも簡単に答えが出るものではない
昨年3月には、被害者側にとって同意のない性行為が行われたことを認めつつも、加害者に故意がなかったからという理由での無罪判決が相次いだ

・・・はあ?

現在の刑法では被害者の意に沿わない性行為であっても裁かれない場合も
被害者にとって性的暴行であったとしても、刑事事件とならない性暴力は多くあります

・・・はあ?

医療従事者にそれをジャッジせよというかのような通達は、中絶を望む女性、医療従事者双方にとって酷

上谷弁護士
「起訴できないケースなんて山ほどあります。警察や弁護士でも強姦か和姦か判断がつかないことがあるのに、なぜ医療従事者に判断を求めるのでしょう」

昨年12月に行われた日本医師会の家族計画・母体保護法指導者講習会で
(フロアからの質問)
強姦の確認は、本人の証言のみで良いか? 
(回答)
強制性交等罪に関しては、本人の証言のみの確認ではなく、文書による確認が必要である。強姦であれば、起訴状や判決文があるため、これにより確認する。

2017年の性犯罪に関する刑法改正により、強姦罪は強制性交等罪に名称変更

刑事事件とならない性的暴行は多く存在しますし、警察に相談・通報することのできない被害者もいます
また起訴状や判決文を待っていては初期中絶・中期中絶ともに困難になってしまう可能性も

本当に性的暴行が行われたのかを医療現場でジャッジしたり、加害者の同意を確認したりということがあるのであれば
被害に遭った女性は事実を隠し
「身体的または経済的理由」”と説明したり
「相手が誰だかわからない”」といった説明をした方が中絶しやすい・・・

性的暴行や性虐待は警察へ相談できない被害者も多く
本来であれば医療現場はそういった被害を発見し、被害者をワンストップ支援センターにつなぐなどする機関の一つでなければならないはず
(注)ワンストップ支援センターは性暴力被害者のための相談機関。全都道府県に1か所以上設置されているが日本では病院連携型センターの少なさが指摘されている

で・先日 あの国の首都ソウルの市長自殺
その原因が過去のセクハラがバレそうになって?
で・2020/7.10インターネット・コミュニティーサイト タンジ日報に

「ソウル市庁で公開されている閲覧可能な資料を探してみたら…すぐに見つかりそうですね!!! 同じ女性として、私がその方に真の教育をしてやりましょう」

ここに書かれている”その方”とは、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長からわいせつ行為やセクハラ(性的嫌がらせ)などを受けたとして警察に告訴した朴市長の元秘書
文面は「セクハラ被害者を探し出して報復する」という趣旨の反社会的内容?
掲示板に書き込まれてから数時間後には400件近い推薦
コメントも100件以上
ほとんどが「そいつに人の世は恐ろしいことを教えてやらねば」
「そんなに堂々としているなら、名前を出してMeToo(性的暴行被害の告発を)するなりしろ××」
「悪は懲らしめなければなりません」etc
最初の投稿者の主張に同調する内容

タンジ日報は親与党系ジャーナリストの金於俊(キム・オジュン)氏が作ったサイト

これがメディアで報じられて物議を醸すと、この投稿は同日午後に削除
だが同日のインターネット上には同様の方法で”2次加害」”を目的とした被害者女性の個人特定や、被害者女性の味方をする人々に対するコメント・テロが相次いだ
その主体は主に過激な与党支持者?

革新系政党・正義党の柳好貞(リュ・ホジョン)国会議員
被害者女性に向けて「あなたが孤独でなかったらいい」とフェイスブックに書いた
だけで悪意あるコメントによる攻撃を受け、「サイコパス(精神病質者)か」などと中傷された
「故人になった朴市長を哀悼するのが先だ」という趣旨の攻撃

警察は同日、被害者女性に対するインターネット上の悪意あるコメントついて
証拠の確保など捜査に乗り出す予定だと明らかに
ソウル地方警察庁関係者
「被害者の要請や同意があれば身辺保護措置を取る」

ソウル市が朴市長の葬儀をソウル特別市葬として行うと発表したことをめぐって
”2次加害”論争が
セクハラなどで訴えられた朴市長の葬儀を市民の税金ですること自体が被害者女性に対する2次加害に当たる可能性があるとの指摘

朴市長は自身の秘書だった女性からセクハラで告訴を受けた翌日に家を出て、ソウル・北岳山のふもとで死亡しているのが発見された
両事件の相関関係は朴市長の遺書にもはっきりとは書かれていないが、親与党系のネットユーザーたちは被害者女性に対して露骨な非難や個人特定を開始
金於俊氏が作ったサイト タンジ日報にはこの日、被害者女性を特定して攻撃する書き込みが殺到
同日午前7時ごろに投稿された”同じ女性”の投稿には
「×××よ、お前にやましいことがないなら公の場で言えよ。ゴキブリのように隠れて弱いふり、被害者のようなふりをするなって」
すると誰かが「胸がスッキリする雄たけび」とコメントを付けた
同日午後には「カカオトーク」などのメッセージ・アプリを通じて、被害者女性だと早合点した特定の女性の写真など、さまざまな思い込みが何度もシェアされた

これらの2次加害に立ち向かう動きも インターネット上には
「朴市長は本当に無責任だ。真偽を確かめるべき事項があるなら確かめればいいではないか。自殺で告訴人にむなしい思いをさせた」
「セクハラ事件で被害者に寄り添った弁護士という実績のある人が(自殺をするなんて)、いたわりが必要なのは被害者だ」
フェイスブックやインスタグラムなどのソーシャル・メディア
「#朴元淳_市長を_告発した_被害者と_連帯します」というハッシュタグが多く見られた
「故人(朴市長)の冥福を祈らない」と宣言する人も

高麗大学経営学科のイ・ハンサン教授は10日午前、朴市長について
「故人のご冥福を祈る」
「ソウル市は被害者である元秘書を保護し、事実関係を把握して、元秘書に支援と補償をしても足りないという時に、何億ウォン(何千万円)かかるか分からないソウル特別市葬を5日に行い、市庁前に焼香所を設けて市民の弔問を受けるという。あり得ないことだ。私の税金がこのように話にならないことに使われるのは反対だ」

陳重権(チン・ジュングォン)元東洋大学教授は
時事評論家ユ・チャンソン氏のフェイスブックでの発言を引用
「皆が故人を追悼するだけで、被害者女性が一生抱えていくことになる苦痛には言及しない」

・・・似たことは日本でも・・・
あと あの国で起こってるコトは論外・・・

今日は~
マツハリラン/Holcoglossum yunnanensis
4月末
開花
イイ花だわ

今日は水やり日
1部の多肉を除く

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