2020年5月17日日曜日

、ESG(環境・社会・企業統治)

ぼや川より
さばカンを・ポチ、ミケ、俺で・3等分
・・・なごみ・・・

不遇の感染症薬、一躍エース 変わる製薬の評価軸
新型コロナウイルスの治療薬やワクチンの開発に取り組む製薬業界
これまで新興国の問題とみられていた感染症
世界的流行(パンデミック)をきっかけ、製薬会社の評価軸そのものを見直す動きが
新たなものさしはESGのS(社会)への貢献度

SOMPOアセットマネジメントの角田成宏責任投資推進室長
「事業の中心に感染症を据えている企業には価値があると注目している」
国内の製薬大手は近年、抗がん剤やアルツハイマー病などの精神疾患といった領域に注力
こうした分野は有効な治療薬が少な、開発に成功すれば患者のメリットは大きい
製薬会社にとっても高い薬価がつくことが期待できる"もうかる薬"
このため新薬の開発が進展するたびに株式市場での評価も高まる
その一方、感染症の治療薬は多くの製薬会社で中核事業ではなくなっていった
感染症分野はエイズ・結核・マラリアといった三大感染症に限らず新興国を中心に問題となっており、ESG(環境・社会・企業統治)のSの観点から見た価値は高い
ただ「(高い薬価が望めないなど)経済的価値が低すぎるために、製薬会社の関心が集まりにくい状況にある」
こうした中で起きた新型コロナのパンデミックは感染症がひとたび世界に広がると経済的損失が計り知れないことを多くの投資家に印象づけた
三菱UFJ信託銀行の兵庫真一郎チーフファンドマネジャー
「感染症対策で中心的役割を担えるのは製薬業界だけ」
製薬会社がどれほど感染症対策に真剣に取り組んでいるかに投資家の注目が集まっている
ある国内運用会社の運用担当者が注目するのは塩野義製薬(4507
塩野義製薬はインフルエンザ治療薬ゾフルー」など感染症分野での実績を積み重ねている
4月27日には新型コロナの予防ワクチンを開発すると発表
ゴールドマン・サックス証券の植田晃然アナリスト
「感染症のスペシャリスト」

ギリアド・サイエンシズのレムデシビルや、富士フイルムホールディングス(4901)のアビガンはもともと、それぞれエボラ出血熱や新型インフルといった別の感染症の治療薬
これらの治療薬について臨床試験(治験)を素早く進めたことで両社は今回のコロナ禍で脚光を浴びることとなった
新型コロナなど感染症対策を素早く進めるためには製薬会社の短期的な利益を度外視してでも薬価を抑えることも求められる
医薬品アクセスの向上に取り組む国際非営利組織アクセス・ツー・メディシン(ATM)財団
「より脆弱な国や社会に住む人が(新型コロナの治療薬やワクチンを手に入れられないまま)置き去りにされてはならない」
医薬品アクセスとは新興国を中心に貧困や医療制度の課題を克服して医薬品が人々に利用されやすくなることを指す
ATM財団はグローバルに事業を展開している製薬大手20社を対象に新興国での販売価格の決め方やガバナンス体制など医薬品アクセスへの取り組みを評価し定期的にランキングを作成
18年のランキングで首位になったのはイギリスのグラクソ・スミスクライン
実に6回連続で首位
研究開発への評価の高さが背景にある
2位はスイスの製薬大手ノバルティス
19年にアフリカ事業の経営指標を売上高や利益から医薬品アクセス向上や医療制度の確立に切り替えた
日本では武田薬品工業(4502)が5位
医薬品の価格を途上国でも手に入れやすい水準に定めた点が評価された
8位に入ったエーザイ(4523)は熱帯地域で流行する感染症の治療薬を無償で提供している
同財団の取り組みに賛意を表明していている投資家は100超
運用資産額は合計で$1500兆
18年にATM財団に賛同した第一生命保険
「医薬品アクセスの取り組みがその企業の強みと相まって企業価値を向上させることに期待している」(責任投資推進部の本多勇一次長)
ATM財団は今回の新型コロナを受け
「中期的に感染症対策についての研究開発に再投資する製薬会社はESGの観点から高い評価を得られる」
製薬会社はもともと研究開発に時間をかけ新薬という形で成果を出す
新型コロナがあぶり出した感染症対策という課題についても投資家は息の長い取り組みを求めている
三菱UFJ信託の兵庫氏
「社会的課題への取り組みと成長の両立に愚直に取り組む製薬会社は評価できる」

新型コロナウイルスを抑え込むため国内外の製薬会社の研究開発に注目が集まる
時間との闘いであるため既存薬の転用やこれまで培ってきた医療技術の応用による治療法など様々な方法が試されている
ギリアドのレムデシビルは7日、国内初の新型コロナの治療薬として薬事承認された
富士フイルムのアビガンも5月中には承認される見通し
政府はアビガンの備蓄を2020年度中に現在の3倍にあたるコロナ患者200万人分に増やす方針
富士フイルムは増産に向け宇部興産(4208)やカネカ(4118)などとオールジャパン体制でのぞむ体制を構築
重症状態の改善に期待されているのが中外製薬(4519)が開発した関節リウマチ治療薬アクテムラ
重症の肺炎患者で起きている過剰な免疫反応を抑え炎症を抑える効果があるとされる
親会社のロシュも含め国内外で治験を始め、中外薬は年内の製造販売申請を目指す方針
・・・そういやロシュ
新型コロナウイルスの抗体検査、科学者らが100%正確と評価
え~?すげえ
武田は既存技術を応用しコロナ向け新薬の開発を目指している
2019/1に$6兆以上の資金を投じて買収したアイルランドの製薬大手シャイアーが得意とする病気から回復した患者の血液を使う血漿(けっしょう)療法
コロナを排除する免疫(抗体)を取り出して重症患者に投与することで体内のウイルスを排除する
4月にはライバルでもあるCSLベーリングと治療薬開発で提携し血液収集のネットワークを広げる考え
・・・買収当時はバカだチョンだと云われた
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、風邪のウイルスであるアデノワクチンを活用してワクチンを開発
9月にも治験を始めると
21年早期に供給を始め年産10億本ほどを生産する見込み

こうした取り組みが評価され関連企業の株価は市場全体に比べると堅調
ただ売り上げ規模が数兆円にも達する製薬大手にとってコロナ関連の新薬の業績への寄与度は大きくはなくアナリストからはコロナ収束後の負担を懸念する声も
それでも対コロナ開発を通して得られたノウハウは他の新薬の開発にも生きる
予想できない社会・環境の変化への対応力を蓄積することにもなる
持続性の向上で投資家にも長期的な恩恵を?

・・・シャバへの貢献を評価する動きは前からあった
フェアトレードとか地球にヤサしい企業とか
・・・企業は公器
3方よし・・・

今日は~
セダム ムルチセプス/Sedum multiceps小松緑
連休の終わりにやって来た
だってカワイイし、お安いし・・・
・・・どうゴマかすか

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