2017年11月19日日曜日

隠居?生活

ぼや川より
妻からの・イヤミ耐えた・耳なでる
・・・最近辛抱が・・・

できれば働かないで生きたい
大原扁理さんは、その理想を実現
20代から東京で隠居生活
年収100万円でも楽しく暮らすための方法
その費用の内訳を公開
低収入の中でさらに貯蓄もできたという生活術とは?

25歳~31歳まで6年間、東京の片隅で隠居生活
2016年の秋からは、拠点を台湾に移し、引き続きのんびり暮らしています
25歳で無職となったとき、貯金は20万円程度
隠居のために多額の貯金は必要ありません
隠居という言葉には、人によって異なるイメージがあるようです
広辞苑を引いてみると、職をやめるなど世間から身を引いて気ままに暮らすこと
特に高齢者と限ってもいないし、職をやめるなどと、幅を持たせるような定義
それぞれ勝手に決めていいですよ、というような懐の広い印象を受けます
私の場合
「社会とは生きていくのに必要最低限だけつながっておいて、あとは好きなことをする」という感じ
ほとんど自由時間なので、やりたいことをやったり、やらなかったりしていると、あっという間に1日が過ぎていきます
たいていは、散歩や読書、映画鑑賞、メールチェック、掃除洗濯、食材の買い出し、料理、公園で日なたぼっこ、よその庭を鑑賞、野草を摘みに出かける・・・
特に季節ごとの野草を摘みにいき、無料で食卓を彩るのは楽しいひととき
東京でも、ちょっと探せば食べられる野草はたくさん生えている
春にはヨモギやノビル、イタドリ
初夏~梅雨にかけてはノカンゾウや桑
夏の盛りにはオオバがおいしい
秋はギンナンやドングリを、レンジでチン
頭の中の地図に、食べられる野草をマッピングしていき、毎年更新
ヨモギはフライパンで乾燥させて麺類に入れ
ノビルは細かく刻んでみそに漬けてそのままみそ汁に使い
ティータイムには桑の葉を乾燥させた桑茶を淹れたりして、けっこう楽しめました
お金がないと、どうやってお金を使わずに楽しく生きるか必死で考えるので、日々の生活がとてもクリエイティブに
仕事は週に2日程度、身体障碍者の在宅介護をしており、収入が平均で月7~8万円ありましたので、その範囲内で生活するようにしていました
単純計算すると、年間で約90万円になります
また、年に数回、数少ない友人からときどき翻訳やライターなどのアルバイトを頼まれることもあります
こういった臨時収入は貯金に回したり、気が向けば近郊の日帰り温泉旅行に行ったりも
東京で隠居生活をしていた5年間は、年収は合計100万円くらいでやりくり
貯金も30万円前後をキープ
1カ月の生活費をざっくり公開しますと
家賃28000円+共益費1500円
固定費15000円
食費1万円
その他15000円
合計69500円

生活費の多くを占め、さらに毎月払わなければならないのが家賃
これを抑えられるとかなりラクに
東京に住んでいた時、私のアパートは国分寺市内にあり、5畳のフローリングと3畳のロフト、バス・トイレがついて家賃28000円
駅から徒歩20分も離れていましたが、遠ければ遠いほど安く
歩けば運動にも
あまり社交的でない私は、遠いことを理由に遊びの誘いを断れるので好都合
東京都心から離れて多摩地区まで行くと、家賃の相場がぐっと安く
特にJR中央線沿線には大学も多いので、若い単身者用の安いアパートがたくさん揃っており、一人住まいで昼間に街をブラブラしていても目立ちません

固定費
水道ガス光熱費、固定電話とインターネット回線が含まれます
冷暖房はお金がかかるので使いません
夏は窓にすだれをかけて水浴び
冬は厚着と筋トレで体を温めていました
早寝早起きの生活も電気代を抑えるのに役立ちます
インターネットは必需品なので、固定電話付きのものを契約
携帯電話は解約
携帯を持っていないと外界からの連絡がつきにくく、簡単につながることができません
結果、よほど親しい友達でないと連絡をしてこなくなり、どうでもいい誘いにお金を使うこともなく、とても快適に過ごせました

食費
外食はほとんどせず、3食自炊して節約
とはいえ、最大の節約は自分自身が健康であることです
食べるということは人間が生きていくうえで最も基本の営み
目先の安さにつられて質の悪いものを食べ続けて、将来病気になったときの出費を考えれば、少しくらい体によいものを買ってでも健康をキープするのは合理的だと思います
毎日、朝昼晩と食べるものをだいたい決めておけば、買い物に行ったときに、おつとめ品やセールに惑わされず、無駄な出費がなくなります
自分の置かれた環境で、無理のないメニューを求めていくと、だいたい以下のような感じに定着していきました
朝・自作のスコーン、紅茶
昼・麺類(うどんかそば)と常備菜
夜・無農薬玄米、みそ汁、つけもの
年齢とともに肉食が減ってきて、ほとんど欲しなくなり、最終的に粗食と呼ばれるような献立に
粗食というのは昔から庶民の食事で、食べ方を間違えなければ非常に効率よく栄養がとれるようにできているんですね
腹持ちがよく、栄養価の高い発芽玄米(無農薬)を基本にみそ汁と1菜
これくらいの品数であれば、それぞれ国産や無農薬の質のいいものをそろえても、そんなに高くはつきません1日の食費は300円
粗食にしてから過剰な欲望がなくなったのもいい変化でした
欲望と消費はセットになっているので、欲が減ると、お金を使うことも減っていきます

ただ、こうした食生活が万人に合うとは思えません
必要な栄養は、生活スタイルによって各自違います
他人や世間は責任をとってくれません
自分で自分の体調を絶え間なく観察して確かめることが重要

その他(雑費・交際費・交通費・税金年金)
衣類はほとんど同じものしか買いません
それも、どこにでも売っているような基本的なものだけ
こうすると、いつでも買えるという安心感から、焦って余計なものを買うことが減ります
選ぶのは、ベーシックで流行がなく、着まわせて合わせやすいもの
上は白無地の半袖Tシャツが5~6枚
チェックのネルシャツ2枚
黒のトレーナー1枚
コートが2着下は短パンと黒いパンツが3本ずつ
これで1年着まわし
季節ごとに着るものも決まっているので、出かける直前まで何を着ていくか悩むということもなくなり、頭のなかもスッキリ
プライベートで人と会うのは週に一度くらい
で一人で行動するのが好きなので、友人は少なく、周りには私の性格を理解してくれる人しかいません
ですからあまり交際費がかからず、人のたくさん集まる場にも誘われにくく、たいへん助かっています
とはいえ、時には友人の誕生日など、都心のおしゃれなレストランで食事をするくらいの余裕もあります
普段は自転車で行ける範囲を出ないため、交通費もほとんどかかりません

健康保険料は年1万円、年金はある時払い
所得税・住民税は年収が100万円以下でしたので発生せず、年金も申請して全額免除になりました
普通の後納制度は5年で支払期限が切れてしまうのですが(2018年9月30日まで)、免除にしておくと何年後でも後納することができます
国民健康保険料だけは納めていましたが、年間で1万円程度
税金や年金については、払わないことを目的に生きているわけではないので、あるときに払えばOKということにしています
実際、2016年の所得は、私の隠居生活をつづった本(『年収90万円で東京ハッピーライフ』)の印税がありましたので100万円を超え、久しぶりに所得税や市民税を納めることができました

もともとは23歳のときに、特に目的もなく上京してきたのですが、生活費が高すぎて毎日休みなくアルバイトを
当時は杉並区のシェアハウスに住んでおり、家賃が7万円
水道光熱費、食費、税金、この時はまだ持っていた携帯代を払うと、稼いだお金はほとんど消えていきました
毎日休みがなく、金銭的にもギリギリで内心かなりつらかった
周囲に話すと「そんなのフツーだよ」
私は人生に目標がなかったので、なんのためにそんなに頑張って働かなければいけないのか、早々に自分を見失っていました
そんな生活を1年半ほど続けていたら、ストレスでじんましん
「どれくらい働けば、世間ではなく自分が納得するのか」を探すきっかけになった出来事でした
収入をアップして生きづらさから脱出するという発想が思いつかず、まずは支出をできるだけ減らそうと考えました
最低限いくらお金があれば生きていけるのかを確かめるべく、必要ないものをひとつずつ切り捨てて行きます
激安アパートに引っ越し、携帯を解約し、親しい友達以外からのお誘いはすべてスルー
買い物は欲しいものでなく、必要なものだけ
3食自炊を心がけて、本は図書館、映画は無料の動画サイトを活用
ちょっとしたプレゼントなども、スコーンとジャムなどを自分で作るようになりました
こうして、がんばって切り詰めれば6万円で生きていけるようになったのですが、たまには外食をするような余裕もほしいので、7万円くらいあるとちょうどよい
そうとわかったら、忙しすぎるアルバイトを辞めることができました
その後も少しずつ調整して、最終的に行きついた理想的な生活が
「週に2日介護の仕事をして、5日は何もしない」
私は好きでこういう生活をしていますが、もちろん良いところも悪いところもあります
参考までにいくつかご紹介します。まずはメリットから
(1)より早く季節を知る
例えば1月の半ばに、散歩の途中で他人の家の庭を眺めて、梅がほころび始めていたり、窓から差し込むひだまりにかげろうが立ち上っていたりするのを見ると、誰よりも先に季節を先取りしているようなお得感が
四季の中でも特に、長く厳しい冬が終わって春がそこまできているという実感は格別
摘んできたフキを炒めて食卓に
都心で働きまくっていたときは、気がついたら桜が散っていた、という感じだったので、こうした余裕はかけがえのないものです
(2)お金に対する依存が減る
お金が使えないと、自分でやらなければならないことが増えます
すると、強制的にお金に頼らず済まさざるを得ません
散髪は市販のバリカンを使って自分で切りますし、高い化粧水の代わりに質のいいエクストラバージンオリーブオイルをお風呂あがりに塗っておけば、肌をダメージから防げます
お金に頼らなくても自分でできることや代用品がたくさんあると知るのは、お金に対する依存度を減らすことにつながり、精神衛生上とても良いです
(3)他人を助ける心の余裕ができる
収入が少ないので、金銭的に助けることはできませんが、時間がありあまっているので、ちょっとした助けがたくさんできます
例えば、友人の引っ越しや看病を手伝えるとか
街中でも、店の券売機の前で困っているご老人に使い方を教え、ベビーカーを持ったまま階段を下りようとしている母親に手を貸すなど、しょっちゅうです
働きまくっていた時は、こんな些細なこともできなかった
自分だけがつらいような気がして、街中で困っている人がいてもほぼ無視していました
自分の生活だけで精いっぱいなんだから、みんな自分でなんとかしろ、と
今は損得など度外視で、さっと助けることができますし、助けたら損みたいに考えていたあの頃のギスギスした心情には、できれば戻りたくないと思います
今度はデメリットを
(1)時間がありあまる
隠居生活はとにかくヒマです。来る日も来る日もやるべきことがひとつもなく、誰かが指示してくれるわけでもない。でも自分で作っていくしかありません
創造力を使い倒して、白紙の1日をどんなふうに過ごそうかと考えるのは、私にとってはワクワクすることです
しかし、そのようなヒマ耐性がないと、かなりつらいと思います
(2)将来の保証がない
お金がないと保険にも入れませんし、老後の蓄えもない
病気や事故にあったときのことを考えると、心配性の人には向かないかもしれません
私は不安や心配はキリがないし、あまり遠くを見すぎないようにして、いざとなったらあきらめようと割り切っています
とはいえ隠居をしていると、ヒントに気がつくこともあります
将来のことを考えてもらちがあかないので、今日この1日を生きることに集中するしかない
すると、死ぬということがただそれだけのこととして、ストンと腑に落ちることがある
なぜ死ぬことがそんなにいけないと思っていたのか
よく考えたらみんないつか死ぬんだし、良い悪いというものではないな、死なないように必死になることもないか、という感じです
(3)贅沢ができない
お金がないなら時間を使えばいいとはいえ、時間とは引き換えられない贅沢もあります
高級レストランやホテル、ブランド品、パーティー、旅行、ジムやエステ、習い事などは、ほぼ諦めることになります
ただ、こうしたことから離れていると、贅沢にもいろいろな種類があることに気がつきます
たしかにお金はないのですが、会いたくない人に会わなくていい、行きたくないところに行かなくていい、やりたくないことをやらなくていい
そういった生活はある意味、ものすごく贅沢なことなんじゃないか、とも思います
よりよく生きるということは、自分がどういうふうにありたいのかをいつも考え、主体的に選択し続けること。隠居を始めてから、そんなふうに思うようになりました。それは、もし失敗しても親や社会のせいにはできないし、全部自分の責任だし、怖いことでもあります。それでも、自分で選びとった毎日というのは、何物にも代えがたいものです。

毎日をよりよく生きるために気をつけていること
(1)年収目標を持たない
私は年収100万円以下で5年間過ごしていましたが、それを目指していたわけではありません
自分が必要ないと思うものをひとつずつ捨て、快適だと思うものを選んでいったら、結果として年収100万円以下で小さく生活できるようになってしまいました
目標を立てると迷わない、という利点はありますが、それしか見えなくなってしまう可能性も
私は年収に限らず、将来の目標がまったくなく、こだわりもありませんでした
だから想像もしなかった方向へ事態が転がっていくことを楽しめて、結果、隠居という生活にたどり着けたのだと思っています
(2)自分にとっての幸せを見極める
正直、自分の生活がこれでいいのかなぁ、と思うことも、なくはないです
そんなときは、何が自分にとっての幸せなのかを確認することにしています
私の場合は、毎日息が吸えて、痛いところがなくて、お茶を飲みながら読書できたら幸せ
それを実現するために最低限だけ働くのは厭(いと)わない
上京したばかりで、贅沢しているわけでもないのに生活のために休みなく働いていた頃を思うと、これが幸せじゃないなら何が幸せなんだろう、という感じです
(3)これがベストだと思わない
私は自分の生活スタイルを、ベストだとは思いません
自分が好きで納得してそれを選んだだけなので、良い悪いの判断はナンセンス
だから他人に押し付けたり薦めたり、という気も起こりません
「やってみたらできましたよ」と、ただ紹介してるだけのような感じです
私も、もし働くのが好きだったら会社員として週5日でも働くと思います
結果がベストかどうかよりも、自分の意志でそれを選んだということのほうが大切です
私は現在は隠居をしていますが、いつかやめたくなる時がくるかもしれない
スタイルだけが先行して、流行や常識に流されてしまったり、自分がそのときやりたいことを見逃してしまったりしないように、緊張感をもって生きていきたいと思います

25歳~31歳まで6年間、東京の片隅で隠居生活をしていました
その中で、こういう暮らし方を海外でできないんだろうか? と考えることがありました
気になったら実験してみたくなり、30歳まで取得できる1年間有効なワーキングホリデーというビザを取得し、2016年の秋に台湾に移り住みました
ルールとしては、印税を使わないこと
私は本の印税で隠居することに興味はありません
東京での生活と同じように、本以外の仕事で最低限の生活費を稼ぎ、経済的に誰にも頼らずに隠居ができるのかを確かめたいと思っています
移り住んでからまだ1年未満なので、確かめきれていないこともありますが、現在までの実験報告です
今のところ、台湾でも基本的には東京にいたときとほぼ変わらない生活ができています
郊外の学生街の安いワンルームに住み、生きていくのに必要なだけ働いて、あとは本を読んだり、散歩したり
環境を選ばない趣味や生活のしかたを知っておくと、環境が変わったときに非常にラクだと改めて思います

隠居の1カ月生活費 台湾編
家賃4500元、食費4500元、水道光熱費400元、携帯代が800元程度。合計10200元で、円に換算すると37740円(2017年7月時点)
携帯は、渡台に合わせてSIMフリーのスマホを日本で買い、台湾でSIMカードを買いました
その他としては、たまに友人とごはんを食べに行って、カジュアルなレストランで200元(740円)くらい
また台湾は温泉大国なので、交通費と入浴代合わせて500元(1850円)もあれば日帰り温泉も楽しめます
アパートは台北近郊・新北市の学生街に
ワンルームでシャワー、トイレ、エアコン、インターネット、家具家電付き
台湾人の友人に「これくらいの物件を台北市内で借りたらいくらか」と聞いたら「倍」
郊外の学生街が安いのは狙い通り
あとは、外国人でも保証人が要らない(保証金は払います)
東京よりも断然借りやすい
食費は1日150元(555円)程度
東京にいたときよりも高くついているのは、台湾が外食文化で、アパートにキッチンがないのが一般的だから
よく食べる精進料理弁当1個50元(180円)
交通費はかなり安く、初乗りは地下鉄が20元(74円)、バスが15元(55円)
私の街は台北から1時間ほど離れた郊外ですが、それでも台北駅までバスと地下鉄を乗り継いで片道55元(203円、ICカード割引後)
現在かなり円安とはいえ、やはり東京で暮らすよりもお金はかかりません
台湾では、ライターや翻訳、観光地の取材の仕事をしています
実は東京に住んでいた頃から、観光ガイドブックのテクニカルライターを不定期でやっており、現在はその編集部から台湾の取材と執筆を委託されています
現地の会社に売り込みに行って、取材の仕事を受けることもありますが、正直いつもあるわけではなく、日本と比べるとギャラもかなり安い
あとは翻訳の仕事、ウェブサイトや書籍用の文章をリライトする仕事など
これを合わせると、日本円で月平均4~5万くらいの収入
フリーなので週何日とは言いづらいのですが、だいたい1カ月仕事をしたら、あとの2~3カ月は遊べるという感じ

生活を衣食住でざっくり分けてみると衣はほとんど変化がありません
普段から、世界中どこでも手に入るようなベーシックなものしか着ないのと、日本の春夏秋の服装+1枚だけ冬服(寒い日用)でやっていけるので、暖かい台湾ではむしろかさばる冬服が少なくなり、手持ちの服が減りました
住についても、あまり変化はなかったです
人間が家でやることは、どの国でもほぼ一緒
基本は食事・排泄・入浴・睡眠
これ以上のことは贅沢を言えばキリがありませんが、隠居生活には十分
亜熱帯の異文化で変わる食生活
海外に住んで最も変わらざるを得なかったのは食生活
部屋にキッチンがないということは、食事のたびにわざわざ私の部屋(4階)から地上に降りて食べ物屋まで炎天下を歩いて行かなければならない
しかも学生街の屋台ですから、炭水化物・肉・油多めで、三十路の胃にはつらい
これを極力減らすために、なるべく火を使わなくても食べられるものを多めに冷蔵庫に常備するようになりました
朝は有機シリアル、夜はフルーツ
昼だけ野菜たっぷりの精進弁当を買う
それでも、気分・体調に合わせて量や味付けを変えられる自炊の自由さを知っている身には、外食に合わせなければならないのは若干ストレス

台湾に引っ越したら、もっと生きやすいのではないか
移住する前は、のんきにそんなことを考えていました
確かにいいところもたくさんあります
物価は安いし、のんびりしているし、人はやさしいし、食べ物はおいしいし、同調圧力もない
日本や日本人に対する理解も浸透しているので、考え方の違いから摩擦・対立が起こることが、欧米に滞在していた時と比べてかなり少ない
しかし、いざ住んでみると台湾には台湾の生きづらさが
例えば物価が安いのは海外からの旅行者にとってはメリットですが、現地に住むとなると、給料が安いというデメリットに直結します
これは、日本から仕事を受けるということで一応クリア
気候も、冬はいいのですが、夏が死ぬほど暑い
夏になって初めて気がつきましたが、厳しい暑さを避けるためにはお金が必要
日中は涼しい図書館などに避難しますが、睡眠は必要不可欠なので、夜だけ冷房を使うことに
電気代のことを考えると戦々恐々

今のところ、台湾に越してから最低限だけ働いて気ままに暮らすという生活はできていると、一応は言えそうです
が、もっと長く住んでみないと説得力がない、というのが本音です
一番の問題はビザ
ワーキングホリデービザが切れてからも、この生活が続けばいいのですが、台湾にはフリーランスのビザはなく、かといって一般の労働ビザを取ったら隠居ができません
ビザが切れる秋までに何かいい方法を見つかるといいのですが……

日々の生活に・・・
いざとなったら・・・

今日は~
アジアンタム レニフォルメ/Adiantum reniforme
ちょっと前に植替えたコ
土植えから分けた時に大きめの株がとれたんで
ちょっと大き目のガラス容器・ハイドロもどき仕様
バザーにとも思ったけど値がつけられない
で・これはウチに残すことに

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