2017年11月25日土曜日

親の総取り?

ぼや川より
完熟の・娘3人・売れ残る
・・・頭が・・・

東芝の半導体事業をどうたらこうたら・・・
・・・でも東芝さん半導体を売ってど~やって喰ってく?
なわけですが・・・
半導体のブロードコムが11月6日、米クアルコムに総額1300億ドル(約15兆円)の買収を提案
もしこの買収が成功すれば、半導体産業史上最大のM&A(合併・買収)
世界第3位の巨大半導体企業が誕生
両社とも通信用半導体のトップ企業であるため、世界の同市場を独占

この買収劇の端緒は、米ヒューレット・パッカードの半導体部門が独立したアバゴ・テクノロジーが、2015年5月に旧ブロードコムを370億ドル(約4.6兆円)で買収すると発表したことから始まった
15年の半導体売上高ランキングでは、半導体の買収王ホック・タンCEO率いるアバゴが11位($68.9億)
自身より売上規模の大きな9位の旧ブロードコム($84.1億)を$370億で買収
このような“小が大を飲み込む”買収は業界では前例がない
この買収金額は当時では世界最大
さらに、アバゴは“ブロードコム”のほうがネームバリューがあると考え、買収した企業の社名“ブロードコム”を名乗るという異例の措置を取った
そして、新生ブロードコムは、世界ランキング6位に

一方、クアルコムは16年10月、オランダNXPセミコンダクターズを$470億(で買収すると発表
クアルコムはスマートフォン(スマホ)用プロセッサや通信半導体のトップシェア企業であるが、スマホの成長が鈍化していることに危機感を感じていた
そこで、自動運転車用AI(人工知能)半導体で世界を制することを目論んで、車載半導体のトップシェア企業であるNXPの買収に打って出た
この買収金額$470億は、前年のアバゴによるブロードコム買収の$370億を上回り、世界最高額を更新
ただし、この買収は中国と欧州における独占禁止法の審査が終わっておらず、まだ完了していない

そして今回、新生ブロードコムのホック・タンCEOが、またしても“小が大を飲みこむ”買収を仕掛けてきた
その買収金額は、それまで最大だったクアルコムによるNXP買収の$470億の約2.8倍に相当する$1300億ドルという途轍もない金額
今年17年は、東芝メモリの¥2兆の買収をめぐって、日本中が大騒動した(新生ブロードコムも買収に名乗りを上げていた)
しかし、新生ブロードコムの$1300億の前では、それも些細な出来事のように霞んで見えるほど

16年の半導体売上高ランキングでは、ブロードコムが6位($131.5億)
クアルコムが4位($153.5億)
クアルコムが買収しようとしているNXPが10位($91.8億)

もし、これらすべての買収が成功すれば、新々生ブロードコムの半導体売上高は合計で$376.8億
台湾TSMC($289.7億)を抜いて、1位インテル($539.7億)、サムスン電子($401.4億)に次ぐ、世界第3位の巨大半導体企業が誕生することに

ただしクアルコムがこの買収提案に賛成していない
クアルコムのポール・ジェイコブス会長は11月13日の声明で
「クアルコムのモバイル技術でのリーダーシップと将来の成長性をかんがみると、ブロードコムの提案はクアルコムの企業価値を著しく過小評価している」
次に、各国司法省の独占禁止法の審査が通るかどうか
ブロードコムは通信インフラ向けの半導体のトップシェア企業であり、スマホ用の通信半導体などのシェアも高い
一方、クアルコムはスマホ向けの通信用半導体とプロセッサでトップシェアを持つ企業
したがって、ブロードコムがクアルコムを買収すると、クラウドに使われる通信半導体とスマホ等の半導体をほぼ独占することに
要するに、IoTやビッグデータ関連の半導体を独占する
それゆえ必然的に独占禁止法の審査が非常に厳しくなる
場合によっては、NO?

10~14年の5年間における世界半導体業界のM&A総額は、平均で1年当たり$125億程度
ところが、15年以降、突然M&A総額が急拡大
15年は$1072.8億、16年は$996.8億と、過去5年間の平均の8倍規模のM&Aが行われるようになった
M&A総額が急激に増大したのは、大型のM&Aが頻発するようになったから
$100億を超える買収例をあげると、15年では以下のM&Aがあった
・オランダNXPが、フリースケールセミコンダクターを$118億で買収
・インテルが、アルテラを$167億で買収
・中国の紫光集団が、マイクロン・テクノロジーを$230億で買収(失敗)
・デルが、EMCを$670億で買収
・ウエスタンデジタルが、サンディスクを$190億で買収
・ラムリサーチが、KLA-Tencorを$106億で買収(失敗)
・中国の紫光集団が、台湾TSMCの25%株式を$300億で取得(失敗)
・グローバルファウンドリーが$200億で売却候補とり、サムスン電子、TSMC、クアルコムが名乗りを上げる(その後どうなったか不明)

16年になっても、100億ドルを超える大型M&Aが続いた
・アバゴが、ブロードコムを$370億で買収
・ソフトバンクが、アームを$3.3兆円で買収
・アナログ・デバイセズが、米リニアテクノロジーを$148億で買収
・クアルコムが、オランダNXPを$470億で買収すると発表

そして、今年17年、上半期のM&A総額はわずか$14.8億
大規模なM&Aの嵐は止んだかに思えた
ところが、東芝メモリが¥2.4兆($211.2億)でベインキャピタル率いる日米韓連合に売却されることになった
そして、ブロードコムが$1300億でクアルコムに買収提案を持ちかけた
これらが実現すれば、17年のM&A総額は$1526億と過去最高に

かつてのM&Aでは、シナジー効果1+1=3を期待
ところが、昨今のM&Aは1+1=2に変化してきている
ビジネスにおいてスピードが最も重要な要因になったから
現代のM&Aの狙いは規模を拡大する、手っ取り早く技術を確保することにある
というのは、あらゆる分野で1強+その他という構造が出現
そして、その分野の1強だけが利益を総取りする構図が構成されている
ビジネスチャンスが到来したとき、技術をゼロから開発する時間はない
そのため、そのビジネスにおいて1強になるためには、技術を持っている企業を買収するか、合併・提携することが唯一の解となった
逆に言えば、スピードが極めて重要になった現代ビジネスにおいては、何もしないことは、その他になるリスクを負うということ
半導体とIT産業では、PCからスマホを経由して、IoT、AI、ビッグデータなどが、テクノロジードライバーになってきた
そのパラダイムシフトにともなって、核となる技術、ビジネス構造、産業構造などが大きく変化している
この変化に対応し1強になるために、大型M&Aが頻発している
そして、変化に対応できない企業は早晩、淘汰される
一つの技術、部品、製品に着目すれば、最も早くデファクト・スタンダードを制することができるかどうかが、1強とその他を分かつ分岐点
そのため、今後も大型M&Aが頻発する時代が続く・・・

・・・でも、なんか色んな意味で腐っていきそう

今日は~
ネリネ ?/Nerine ?
11月に入って開花
光ってるのはいいけど
1輪
なんなんだ~
株分けしようかな・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿