2023年1月25日水曜日

中国も XBB1.5はコワい?

新型コロナ放置になった中国
でも
上海の国際病院パークウェイ医療に勤務する友成曉子医師

1/13の夜遅く、私たちの方に
「7日以内の渡航歴があるコロナ患者は限定された発熱指定病院のみで診るように」
という通達が
以前はどのようなコロナ陽性者でも、どの病院で診察、治療をしても良かった
この通達によって急に方針が変わり、患者の渡航歴を必ず確認し7日以内に海外への渡航歴がある患者は自分たちの病院で診られないことに

公式の発表はないので、あくまでも推測
急にこのような通達があるというのは、中国側がオミクロン株から派生したXBBを懸念しているのだと
実際、通達の中にも「XBB」という単語が入っていて、XBBを限定した病院で取り囲めるように発熱指定病院に送るようにという言葉が

今、XBBは明らかに上海市内で増えてる
中国政府、海外からの入国者がXBBを中国に持ち込み、それにより第2波がやってくるのを懸念しているのだと・・・
XBBは日本やアメリカ、ヨーロッパ諸国などで接種しているmRNAワクチンをきちんと打っていても、ウイルスがすり抜けてしまい、効果が少ないという報告もあると
ただ中国ではそもそもmRNAワクチンを接種していないので、再び大きな感染拡大になるのかなど、予測が立たないというのが正直なところ

中国人は累計で9億人がコロナに感染したと言われていて、直近でオミクロン株に対する感染後に免疫ができている時にXBBに感染するのか
また感染した際にどのくらいの重症度が出るのかなど、これは諸外国と中国は違う状況にある
XBBに感染して第2波が起きるかもしれないし、逆にXBBが中国に入ってきたけれど、感染拡大にはならなかったということもあり得る
これは本当に分からないので、今後のトレンドをきちんと見ていくことが大切
渡航歴のある陽性者は三級甲等医院と呼ばれる最高ランクに位置づけられる病院の発熱外来などで受け入れられる?
上海では非常に早く政策の転換がされたので、あとはこれに対してどのくらいの厳しさでやっていくのかが決まるのだと・・・
中国はこういったやり方でXBBを持っている海外からの帰国者をできるだけ管理して囲い込んでコントロールし、第2波をくい止めようとしている?

衛生当局から通達された、渡航歴ありのコロナ患者の囲い込み方法は
1. コロナ陽性が診断された時点で渡航歴を聴取すること。7日以内の海外渡航歴があるものは指定の公立発熱病院に行くこと
2. 渡航歴あり、コロナ陽性の患者は鼻の奥からPCR検査をすること
3. このPCR検査で強陽性が出た場合は、速やかに遺伝子配列検査に検体を提出すること

PCR検査にはCt値と言う値があり、これは低ければ低いほどウイルス量が高いとされている
中国の国立感染症対策センターの規定ではCt値が37だと陽性、30以下だと感染力を持った患者ということになっている
また、検査方法に鼻の奥からと指定されているところに、中国側がきちんと正確なXBBの陽性者数を把握したいという意志が
市民の間では今後、第2波、第3波がやってくるのでは、と懸念されている人は多く
その前に解熱剤などの薬を購入し備蓄しておくという人が多いと聞いてる
今後心配な点は、中国に新型コロナの第2波が早い段階でやってきて中等症患者が増え入院となった場合
第1波の対応にあたり疲弊している医療従事者や、補充されていない薬などがある中で危機的な状況を招いてしまう可能性が

中国で長く続いたゼロコロナ政策が緩和され、1/8からは入国の際の隔離も撤廃された
今、中国から外国に出たいと考えているのは、中国人よりも中国で長く働いている外国人などが、春節休みを利用して母国に帰りたい、家族に会いたいというのが圧倒的に多い?
しかし現在、アメリカで急速に広がっているとされるオミクロン株の派生型XBB.1.5が
海外からの帰国者を通して中国で広がり重症化するような事が起きれば
今後、中国に入国する際の水際対策に影響を与える可能性も

・・・中国も
XBB1.5はコワい?

今日は~
マスデバリア インカクイーン/Masdevallia Inca Queen

画は1月半ば
花芽
いつ咲くのやら・・・

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