2023年1月21日土曜日

アルツハイマー病治療で

2023/1エーザイとアメリカのバイオジェンが開発しアメリカ食品医薬品局(FDA)にこのほど承認されたアルツハイマー病治療薬レカネマブ
は予想を上回っているものの、需要を損なうものではないと・・・
一部アナリストの価格予想は約$2万だった

BMOのアナリストはリサーチノートで
「この予想を上回る価格設定の結果、ピーク時の売り上げは世界で$152億に達すると考えるのが妥当だろう」

ベアードのアナリスト
この価格設定がレカネマブに対する需要を阻害することはないと

ただ、アメリカの高齢者向け公的医療保険メディケアの適用制限などから、当初はレカネマブを使用できる患者は限られる見通し

・・・で
アルツハイマー型認知症の発症を避けるには?
分子生物学者のニクラス・ブレンボー氏は「アルツハイマー病の治療法は確立されていないが、発症には微生物の関与が疑われている。このためデンタルフロスを使っていると、予防効果があるかもしれない」

この病気の特徴は脳にタンパク質のプラークが現れること
このプラークはアミロイドβと呼ばれるペプチド(鎖状につながったアミノ酸)が凝集し、小さな塊になったもの
この塊ができる理由はわからないが、これが脳内で炎症を引き起こし、やがて脳細胞を死滅させる

解決策はこの塊を除去するか、そもそも塊ができないようにすればよい
ただそれは簡単なことではない
脳は血液脳関門で守られているため脳の薬の開発はきわめて難しい

アルツハイマー病の治療薬はアミロイドβの塊を除去する以前に、まず脳内に入らなければならい

このような困難にもかかわらず、製薬会社は脳内でアミロイドβの塊が形成されるのを防ぐ薬をすでに開発し塊を除去する薬さえできている
残念ながら、それらは役に立っていない
実のところ、役に立つものは一つもない
アルツハイマー病との闘いには莫大ばくだいな資金が注ぎ込まれ
大勢のきわめて有能な科学者たちが研究人生を捧げ、何百もの薬が臨床試験で試されてきた
しかし、膨大な努力にもかかわらず成果は出ていない
有望とされた新薬はことごとく失敗に終わった
・・・↑は、もしかしたら段階

自然寛解の見込みもない
わたしたちにできるのは発病を少しでも遅らせることくらい
何か見落としているのだろうか?
おそらくアルツハイマー病の基本的な真実をまだ理解できていない?
この病が他の事実上すべての病気と違って、人間に特有の病気であることも研究の妨げになっている
例えばマウスはガンにはよくなるが、アルツハイマー病にはならない
この病を研究する科学者たちは、アルツハイマー病に似た症状を持つマウスを人工的に作り出さなければならなかった
そして、その治療を通じて得た知識を人間に生かそうとしている
ダウン症の人はアルツハイマー病になるリスクが高く、それもごく早い時期に発病する
ダウン症は21番染色体が1本多いことが原因
その染色体上にアミロイドβ遺伝子がある
この事実が示すのはアミロイドβの量が増えるとアルツハイマー病になるということ

アルツハイマー患者の脳でも同じことが起きていると科学者たちは確信
通常より多くのアミロイドβを生成しているか、あるいは除去するのが下手なのだ
どちらの場合もアミロイドβは一種の老廃物と見なすことができる
アミロイドβの本来の機能はわかっていない
わかっているのはアルツハイマー病との関係だけ
人間は目的のないタンパク質を生成し、老年になるとそれが脳の中に塊を作り人を殺す

だが、これは?
なぜならアミロイドβを生成するのは人間だけではない
このタンパク質は長い進化の過程を通じてきわめてよく保存されてきた
サルもマウスも持っており、魚類さえ持っている
それに、これらの動物のアミロイドβは人間のものとほぼ同じ
こういった事実はこのタンパク質に重要な機能があることを示している
もし重要な遺伝子に変異を持つ個体が生まれたら、その個体は往々にして他の個体より脆弱で次世代に多くの子を残すことができない
つまり、重要な機能を持つタンパク質は進化の過程を通じてあまり変化せず
他の種のものとも似ていることが多い

ではアミロイドβが重要だとしたら、その機能は?
最も可能性が高いのは微生物と闘う武器になること
微生物の培養液にアミロイドβを入れると微生物が死ぬことを科学者たちは発見
アミロイドβは微生物の周りに凝集し、無力化して殺す
さらに念のため厳重に保存
このみごとなメカニズムが起きるのは実験室で培養した微生物に対してだけではない
マウスの脳に細菌を注入するとアミロイドβはさっそく活性化し、細菌の周りに集まって塊を作る
そのため、アミロイドβを持つマウスは細菌を注入されても生き残りやすい
アミロイドβを持たないマウスは細菌によって死ぬ
さらに、アルツハイマー病の遺伝子研究から
この病気の発生に免疫システムが何らかの役割を果たしていることがわかっている
つまり、アルツハイマー病に微生物が関与しているという決定的な証拠がある
残された謎はその微生物の正体

台湾で行われたある研究が、最も疑わしい微生物を突き止めた
この研究者たちは、ヘルペスウイルスの感染者が抗ヘルペス薬を服用しなければ、非感染者の2.5倍もアルツハイマー病になりやすいことを発見
抗ヘルペス薬はヘルペスウイルスを抑制しアルツハイマー病になるリスクも正常レベルに戻す
また、アルツハイマー病で亡くなった患者の脳組織にはヘルペスウイルスの痕跡が大量に見られるが、対照群の脳には見られない
これを複数の研究グループが確認したことはアルツハイマー病の原因がヘルペスウイルスであると・・・

ある研究では、アルツハイマー患者の脳のアミロイドβ塊の中にこのウイルスが発見された
抗ヘルペス薬の効果は実験室でも再現できる
培養した脳細胞にヘルペスウイルスを感染させ、抗ヘルペス薬を加えないと、アミロイドβの凝集塊が現れる
この相関性はアルツハイマー病のリスク遺伝子に関する謎の答えにもなる
アポリポタンパク質E(APOE)遺伝子という遺伝子の特定の変異は、アルツハイマー病になるリスクを高める
同じ変異がヘルペスウイルス感染者の口唇ヘルペスになるリスクを高めることがわかっている
この変異は、ヘルペス感染症と闘う能力を下げることで結果的にアルツハイマー病になるリスクを高めているのかもしれない

アルツハイマー病のヘルペスウイルス説を批判する人々は
ヘルペスウイルスに感染してもアルツハイマー病にならない人がいることを指摘する
だが、これまでに学んだ通りそれはごく当たり前のこと
ピロリ菌に感染しても、消化性潰瘍にならない人がいる
エプスタイン・バーウイルスに感染しても、多発性硬化症を発症しない人がいる
どちらのケースも、病気は感染の副産物として生じるのであって
病原体が病気を引き起こしているのではない
病原体が、ある人には病気を引き起こし他の人には起こさないのはそのためだろう
遺伝子、ウイルスの株の種類、感染の程度、偶然や運も影響する
しかし、次の批判は、より妥当?
それはアルツハイマー病の発症と関係のある病原体はヘルペスウイルスだけではない
というもの
2番目の容疑者になる細菌は通常、口中に棲んでいるポルフィロモナス・ジンジバリス(P・ジンジバリス)
P・ジンジバリスもアルツハイマー病で亡くなった患者の脳組織で見つかっている
この細菌は歯周炎と呼ばれる口の中の深刻な炎症を引き起こすことがある
歯周炎はアルツハイマー病と心血管疾患のリスクの高さと関連がある
実際、60代の高齢者8000人を対象として歯科検診を行った研究で
歯周病になっている人は20年後に認知症になるリスクが高いことがわかった
因果関係があるかどうかはともかくデンタルフロスは有益

容疑者リストのかなり下に、細菌のクラミジア・ニューモニエ(性感染症の病原菌クラミジア・トラコマティスと混同しないこと)
カンジダ・アルビカンスのような真菌がいる
この2つもアルツハイマー病で亡くなった患者の脳で見つかり、対照群の脳では見つかっていない

現時点で最も有力な証拠はヘルペスウイルスを指しているが、微生物によるダブルパンチは珍しくない
犯人は単独の微生物かもしれないが、複数の微生物が絡んでいるのかもしれない
微生物は無実だったという可能性もある
真相は不明だが微生物がアルツハイマー病の原因である可能性は濃厚・・・

・・・デンタルフロスはヤった方が、かなりベターな気が
まあ時に清潔すぎるのも?だけど
トータルに考えると
お口は清潔な方がイイのはマチガイない
・・・$2万6500
十分高い
高価な薬、医療は
健康保険の崩壊が・・・
どうバランスをとるかが・・・
あと、認知症はアルツハイマーだけじゃないんで・・・

生活習慣で健康になれるなら
その方がイイ
健康保険料の元を取ろうなんて
思わない方がイイ
不健康で生きてても面白くない
行きたいトコには自分で行って
食べたい物を自分で食べて
etc
寝たきりになってヨイヨイに
人様に下の世話をしてもらうなんて・・・
ピンピンコロリになる為には
メンドウでも日々のケアが

今日は~
フクジュソウ/Adonis ramosa

昔の画
冬でネタが少ない
どうもクジャクイシダと一緒に生えてるコ
もういくつ寝ると~
待ち遠しい

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