2022年8月20日土曜日

ネットはココロ、思考力etcを奪ってく?

時間が空いたとき、スマホでSNSやネットサーフィンを楽しむ人は多いと
ですが、のめり込みすぎると当然デメリットも
私たちが普段意識しない過度なスマホ利用のデメリット?
明治大学教授の齋藤孝さんが解説
フェイスブックやLINE、インスタグラムといった情報空間で
私たちは四六時中誰かとつながっている
とんでもなく便利かつ異常な状況
自分の個室にいつでも他人がノックなしに入ってくる
しかもそれが1人とは限らない
その状態が切れ目なしに続く・・・

これは精神衛生上、望ましい環境とは言えない
1人になって精神を落ち着かせる時がない
相手から連絡が来たらすぐに返事を出さないといけない
既読して何時間もスルーしているとお互いに気まずくなってしまう
かといって、いい加減に返事を出すと誤解されてしまう
いろんなことに細かい神経を使わされている

しかもそのネット空間には、不安やイライラをかき立てる要素が
突然の悪意のこもったコメントや返信を見て、怒りを覚えたり憎しみを感じたり
感情を荒立てる場面にも遭遇
軽い緊張状態、興奮状態がずっと続いている感じ?
24時間、つねに誰かとつながっている感覚
切れ目やオフがない状態と
そんな軽い緊張状態、興奮状態が続くと、明らかに集中力がなくなり、判断力や意志力が衰える

最近の行動心理学や社会心理学の分野での常識の1つが
ちょうど筋肉と同じ,筋肉は使うと疲労が蓄積し、どんどん力が落ちていきます
精神力も同じで使うほどに減っていく
いったん休息して疲労物質が分解されて初めて、再び筋力と同じように戻ってくる
アメリカで行われたある実験
被験者を3つのグループに分けます
それぞれにパズルの難問を解かせるのですが、その実験の前に別々の楽屋に待機してもらいます
じつは3グループともに空腹にしておいてもらい、1番目のグループの楽屋にはお菓子が置いてあり、自由に食べてよいと
2つ目のグループの部屋には何も置いていません
最後、3つ目のグループの楽屋には同じようにお菓子が置いてあるのですが、食べてはいけないと

その後、同じパズルを解かせるのですが、じつは絶対に解けないパズル
何分間粘って考え続けられるかを測るのが目的です
すると1番目と2番目は20分間の制限時間いっぱい考え続けられたのですが
最後のお菓子を我慢させられたグループはほんの数分間取り組んだだけで、全員がギブアップ
このアメリカの実験が示しているのは、心のエネルギー量は有限だということ
1日の心のエネルギー量があるとすると、それを何に使うかが問題 
現代の多くの人はインターネットやSNSにエネルギーを消費してしまい
それ以外に向けられる精神エネルギーが相対的に少なくなってる

私はそれを、心の漏電状態と表現
インターネットやSNSにつながっていることで
気づかないうちに少しずつエネルギーが漏れている
そして気が付くとバッテリー切れで動かなくなってしまう
心の漏電状態が続いて精神エネルギーの総量が落ちると
判断力や意志力も落ちる
するとネットサーフィンをダラダラ続けたり、目的もなくSNSを開いてしまう
それでさらに精神力を消耗し、依存してしまう

私の感覚だと、特に目的がなくネットサーフィンする場合、10分や20分なら気晴らし程度にいい
ただし30分を超えたら少し長い
それ以上は依存症の傾向で、1時間を超えたらハマっていると

ネットサーフィンは1日30分、SNSは夜9時以降は見ない
というように、自分なりの基準やルールを作るこ
友達にもそう宣言すれば理解してもらえるはず
そして空いた時間は本を読んだり、映画を観るなり、音楽を聴くでもいい
その日のレポートや日記を書くというのも
あるいは運動不足の人であれば、スポーツやエクササイズなど体を動かすことも

・・・ワタス・・・ヤバいかも

今日は~
コバギボウシ/Hosta sieboldii

8月はじめ
今年は少し早い
いつもは、お盆の頃に
今年は墓へ持ってくコバギボウシが少くなってしまった

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