2022年8月30日火曜日

フェイクニュースを拡散しがちな・・・

 ほとんどの人は、フェイクニュースや偽の情報をあえて拡散しないようにしている
なので偽のニュースが出回っているのは自分のせいではないと考えている
だがこれは大きな間違い
アメリカ人8,285人を対象にした最近の調査
回答者の90%が、自分は一般の人よりもSNSでフェイクニュースを見分ける能力が高いと考えている
だが実際には多くの人々が勘違いしている
Facebookのニュースを使ってその真偽を確認してもらったところ
5人に1人の回答者が、自分のフェイクニュース識別力を50%以上も過大評価していた

この研究を行ったユタ大学の社会心理学者ベン・ライオンズ氏
アメリカ人は、フェイクニュースによる混乱や悪影響は広範囲に及んでいることを認識していますが、まさか自分がそれを加担していると思っていない人が多い
自分は正しい情報を見抜ける力があると過信している
人々が、フェイクニュースを見抜ける自分の能力を過大評価しているとしたら
偽の情報を信じ込み、他意なく無意識に拡散している可能性が
そのニュースの内容が、彼らの思想や価値観、世界感に合っている場合には、とくにそうかも
これは、それぞれの回答者たちのパソコンの履歴を調べ、どのサイトを見にいっているかを調べた結果、明らかになった
回答者の履歴を分析したところ
フェイクニュースの判断に自信があると答えた人ほど、情報源が怪しく信憑性の低いサイトを頻繁に訪れていた
さらに、こうした人たちは、特に自分の信条に合うような偽情報の記事をSNSでシェアしがちであることがわかった
「みんなは間違っている。自分たちこそが正しい情報を持ち得ており、真実を知っている」

自分の信じていることは正しいと主張したいために
大本のソースが辿れないようなあやふやな情報を
信憑性を持たせるために権威ある人の発言の一部を切り取って
都合のいい解釈を加えながら自分の主張に合うように脚色していく傾向が
査読済みの科学論文や一般的に信頼できるとされている政府機関、研究団体の情報元をきちんと見ていないし、情報のアップデートも遅い
フェイクニュースを見極める能力の低い人は
自分の限界を自覚していないため、そのニュースを信じ込み、さらに広めてしまう可能性が高い

この説が正しいなら、正しい情報を見分けられると信じて疑わない自信過剰な人はフェイクニュースを拡散させる決定的な要因となる可能性がある。
これは、ダニング=クルーガー効果(DKE)の典型的な例だろう
ダニング=クルーガー効果とは、能力の低い人ほど自分の能力を過大評価しがちという認知バイアス
改善の必要性を感じなくなってしまう
誰もが自分は情報リテラシーが高いと考えてしまうバイアスだが
私たちのほとんどが人生のどこかでやってしまっていることかもしれない

この調査結果は、SNSユーザーの大多数が自分のフェイクニュース判断の欠点に気づいていないことを示していて
知らず知らずのうちにフェイクニュースを拡散してしまっている危険性がある

・・・ありがち

今日は~
アサガオ

玄関の前
イネツゲやナンテン、サツキの上をハイズってる
うっかりすると
足を引っかける
すると
教育的指導が・・・

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