2022年8月16日火曜日

ウクライナ ザポリージャ原子力発電所の今

今、ヨーロッパ最大級の原子力発電施設に世界中から懸念が寄せられている
連日にわたる砲撃の増加がきっかけで、国際専門家を施設に派遣せよという呼びかけが起こり、原子力事故の可能性を・・・

ウクライナは、3月に発電所を占拠したロシア軍は大型兵器を施設内に保管し、ウクライナ側が反撃すれば6基の原子炉に命中する危険を回避できないことを承知の上で、発電所を盾に攻撃を行っていると
どれかひとつに命中すれば、大惨事を引き起こしかねない
一方でロシア政府はウクライナ軍が施設を標的にしていると主張
双方とも、核によるテロ行為を犯しているのは向こうだと非難合戦

ザポリージャ原子力発電所で働くオルガさん
勤務中に味わっている終わりなき現実離れした状況について
「まるで眠ったまま夢を見ているようだ」
発電所はロシア軍に占拠されているものの、今もウクライナ人の技術者を中心に運転されている
原子力施設の占拠から数カ月、遅まきながらもウクライナ人の従業員が職場に戻ってきた
崩壊しかけた部屋で業務を行い、ロシア兵と遭遇するのは入所の際に2カ所の検問所を通過する時だけ
「占拠の後、発電所で働いていたのは作業員だけだった。たくさんの部屋や窓が壊れ、焼け焦げていた。そのうちロシア側も、特殊な業務に当たるスタッフを徐々に呼び戻し始めた」
「現在は残った一部のスタッフが働いている。全従業員の約35~40%がいなくなった」
少ない人員と戦闘で、労働環境は次第におぼつかなくなっている

アントニオ・グテーレス国連事務総長
「残念なことに、この数日間は戦闘の縮小どころか、さらに憂慮すべき出来事が報告されている。もしこの状態のまま戦闘が続けば大惨事につながりかねない。発電所から兵士や軍事装備を一切撤去し、今後も再配備しないよう強く求める」

2022/8/11ニューヨークで開かれた国連安全保障理事会
国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長
最近の攻撃で発電所の一部が破壊され、受け入れがたい放射線漏れのリスクが高まっている
また現場の状況が極めて急速に悪化していることをふまえ、専門家チームの入所を至急受け入れるよう要請
「今は深刻かつ重要な時だ。IAEAは可能な限り速やかにザポリージャで任務を行う必要がある」

2022/8/11原子力発電所を運営する国営企業エネルゴアトム
放射線源の保管場所を狙って発電所近辺の消防署を爆撃したロシアを非難
同社は翌日テレグラムに声明を発表
発電所は放射線の安全基準や防火基準に違反するリスクを抱えながら運転を継続していると

2022/8/12ウクライナのデニス・モナスティルスキー内相
発電所は「適切にコントロールされていない」
施設内に残っているウクライナ人技術者も、本来アクセスできるはずの場所に立ち入りできないでいると
CNNはエネルゴアトム社とモナスティルスキー内相が語った内容を確認できていない
だがグロッシ事務局長も言っているように、発電所の一部は運転継続が不可能な状態だ。オルガさんも、施設内にはウクライナ人スタッフの立ち入りを禁止した場所があることを認めた。

ロシアはウクライナが攻撃の首謀者だと非難を続けている
2022/8/12占領行政府の地元職員ウラジーミル・ロゴフ氏
ロシアの国営放送局ロシア24に出演
発電所の伝送経路が頻繁に損傷している
運転停止の可能性を示唆
だが原因についての説明は一切なかった

ウクライナ当局の話では、先週にかけて原子力発電所からロシアのロケット弾が発射され
ドニプロ川右岸のニコポリ市や周辺地域に大打撃を与えたと
地元職員によれば8/9日深夜の爆撃では少なくとも13人が死亡
さらに10日~11日夜にかけて、13歳の少女を含む複数が負傷したと

オルガさん
この数カ月、ロシア軍の兵器が発電所内に搬入されるのを目撃したと
ただし、現在はその大半が目の届かない場所に隠されている
「最初のうち、兵器は発電所の敷地内に置かれていた。今ではもっとたくさんの兵器がある」
従業員は保管場所に入れないと
だが仕事から帰宅すると、ロシアの火力がはっきりすると
「恐怖は夜にやってくる。やつらは街をひたすら爆撃している」
「(川の)右岸に着弾する音があまりにも響くので、家が揺れ、窓が振動するほどだ。人々が寝静まっている静かな夜に、恐ろしくなる」

ドニプロ川の対岸ニコポリ
街の港付近に住む自営業のオクサナ・ミラエフスカさんが自宅の窓から対岸を眺めると
向かってくる砲弾の嵐が見える
「発電所で何か事故でも起きたら……どうなるのか想像もできない。助かる道があるとでも? 向こう岸の原子力発電所からは7キロしか離れていない。私たちを助けてくれるものはきっと何もないだろう」
「だからそういうことは考えないようにしている」

エネルゴアトム社
先週末には使用済み核燃料の入ったタンクを保存する乾式保管施設と放射線検出測定器が砲撃で損傷した
これにより、放射線漏れを事前に検知することは不可能になった
また高圧送電線も損傷し、原子炉1基の運転を中止せざるを得なくなった

IAEAは施設の状況分析や安全確保のために視察団を派遣しようという努力をいっそう強めている
専門家による初期の評価では核の安全性に直接的な脅威はないと判定されたものの
グロッシ事務局長
「いつ何時変化するかわからない」
IAEAはウクライナおよびロシア当局と頻繁に連絡を取っているが
双方から提供される情報が矛盾していると

先週には敵対行為の停止を求める声が高まった
2022/8/10G7はドイツでの会合後に声明を発表
軍隊を撤退して発電所の管理をウクライナ側に引き渡すようロシアに要請
G7は声明の中でロシア軍に責任があるとし
「原子力事故などのリスクが深刻なほど高まっており、ウクライナ国民や周辺諸国、国際社会を危険にさらしている」

アメリカ国務省の広報担当者
原子力発電所周辺に非武装地」を設けるという呼びかけをアメリカも支持していると
ロシアに対して
「ウクライナの原子力施設やその周辺で軍事活動を完全停止するよう」・・・

・・・ありえない状況
原発に何かあればロシアも・・・
ろくに考えもせず侵攻・原発占拠
ウクライナも原発を停止してれば・・・
あまり意味ないか
停止してたって原子炉を壊せば・・・
それに電気はいるし・・・

今日は~
フウラン/Vanda(Neofinetia) falcata宝彩

だったと・・・
花芽
この前さいたのは?
2014だった
画は8月はじめ

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