2020年3月22日日曜日

今時対細菌戦

ぼや川より
備忘録・その備えの・備忘録
・・・携帯に・予定表に・手帳に・・・

ウイルスじゃないけど・・・
抗生物質が効かない薬剤耐性菌に打ち勝つヒント
TEXT BY SARA HARRISON
TRANSLATION BY YUMI MURAMATSU
WIRED(US)
  facebook share
Superbugs' Defenses
抗生物質に耐性のある薬剤耐性菌は細菌を攻撃する薬品に対して免疫力を進化させている
このため薬剤耐性菌に感染すると治療に使える薬が・・・

インディアナ州の女性、エンテロコッカス・ファエカリスという細菌による危険な感染症に
地元の病院に運ばれたあ、医師たちは女性の血液サンプルを採取してさまざまな抗生物質をテスト
すると、その菌株にはすでに抗生物質ヴァンコマイシンへの耐性があった
この抗生物質は、それまで対薬剤耐性菌への切り札だった
一方でダプトマイシンの影響を受けやすいことも判明
女性の発症から1年前の2003年に米食品医薬品局(FDA)から認証されたばかりの強力な新薬、ダプトマイシンの処方により女性は帰宅できるまでに回復
ところが2週間後、女性は病院に戻った
今度は高熱があった医療チームが試みた治療は何も効き目がなく女性は亡くなってしまった
エンテロコッカスは本質的には危険な細菌ではない
ほとんどの人間の腸にみられる常在菌
しかし一部のエンテロコッカスはヴァンコマイシン耐性腸球菌(VRE)と呼ばれる毒性をもつ型に進化
毎年54万人以上の米国人が感染
VREは特に病院内で流行
インディアナ州の女性のように免疫システムが弱まった患者の間で流行る
抗生物質を服用して、ほかの健全な腸内細菌をもたない患者も感染しやすい

テキサス大学MDアンダーソンがんセンターとテキサス大学ヒューストン保健科学センター大学院で生物医科学を専攻し、博士課程に在籍するアイーシャ・カーンさん
米国科学アカデミー紀要での研究論文で
「単細胞生物がいかに賢くなりうるのかを、この論文によって示せればと思っています」
VREは中央部がくびれてふたつの別々の細胞に分かれることで増殖する
ダプトマイシンはVREのちょうど真ん中で細胞膜に結合することでVREに対抗する
これによりVREの細胞分裂が妨害される

インディアナ州の女性が亡くなったあと医師たちは採取した血液サンプルを数週間前に病院を訪れた際に採取したサンプルと比較
するとダプトマイシンに耐性のあるこの菌株が細胞を再編成する新たなメカニズムをもっていることがわかった
ダプトマイシンはもはや菌の細胞膜と結合できず細胞分裂を阻止できなかった
カーンさん
「菌の細胞は文字通り、抗生物質に対するバリアを改造し、再編成しています。本当に賢いメカニズムです」
この細胞はどういうわけか、いつ細胞膜を再編成すればダプトマイシンに対抗できるのかを知っていた
カーンと研究室の仲間たちは困惑
カーンは、これらの薬剤耐性菌の細胞膜と細胞外の両方にたんぱく質LiaXが多く含まれていることに気づきLiaXに照準を定めて研究
研究チームが注目したLiaXは細胞の警報システム
このたんぱく質はダプトマイシンと結びつき細胞膜を再編成するには適切なタイミングであるという信号を細胞に送り返す
同じメカニズムが人間の免疫システムをVREが攻撃する際に使われる
そして致死性が高いというVREの性質にも役立っているのかも・・・

テキサス大学ダラス校で薬剤耐性を研究する生物学者ケリー・パーマーさん
「この研究の前から、LiaXがダプトマイシン耐性に関与している可能性が高いことはわかっていました。今回の研究は、それがどのような役割なのかを説明するうえで非常に役立ちます。ダプトマイシン耐性が分子レベルでどのように機能するのか理解することは、非常に重要です。これによって耐性菌に打ち勝つ戦略を立てることができるのです」
カーンは今回の発見が新たな治療法につながることを期待
既存の治療をさらに効果的にする方法が見つかるかも
例えばLiaXと細胞間の信号伝達を妨害する薬は細菌を死滅させないが
細胞膜をいつ再編成すべきか細胞が知るのを妨害、ダプトマイシンの効果が出やすくなるかも
フロリダ大学で薬剤耐性菌を研究する生物学者で今回の研究には参加していないホセ・レーモスさん
標的とすべき対象が新たに判明した点において
この研究は非常に大きな進歩である
一方でレーモスは、これを新たな治療法に落とし込むまでにどのくらい時間が必要になるのか予想できないとも
「LiaXを標的とする薬など、いまのところ何もありません。開発に必要な期間は1週間かもしれないですし、10年かもしれません」・・・

で・力技
抗生物質が効かないスーパーバグを液体金属で物理的に引き裂いて破壊する技術
By qimono
抗生物質に耐性を持つ薬剤耐性菌(スーパーバグ)を、磁気を帯びた液体金属ナノ粒子で物理的にバラバラにするという殺菌手法が開発される
Antibacterial Liquid Metals: Biofilm Treatment via Magnetic Activation | ACS Nano
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsnano.9b07861
Bacteria shredding tech to fight drug-resistant superbugs - RMIT University
https://www.rmit.edu.au/news/media-releases-and-expert-comments/2020/jan/bacteria-liquid-metal
Liquid metal shredder kills superbugs without drugs
https://newatlas.com/medical/liquid-metal-shredder-superbugs/
害な細菌の体内繁殖を防ぐ抗生物質を人類は開発してきた
細菌もまた抗生物質が効かないスーパーバグに進化して対抗
人類と細菌はいたちごっこを・・・

オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学の研究チーム
抗生物質のような化学薬品ではなく物理的に細菌を殺すことを目指した
低強度の磁場に置かれると細菌壁やバイオフィルム(菌膜)に穴を開けられるほど鋭く変形する液体金属ナノ粒子を開発
人体に有害な細菌の1種である黄色ブドウ球菌を使って開発した液体金属ナノ粒子の効果を検証した画像も公開
検証実験によると液体金属ナノ粒子は外膜を持たないグラム陽性菌だけではなく細胞質性の膜を有するグラム陰性菌にも効果
人体には無害
有効化してから90分にはバクテリアの99%を死滅させた

この金属液体ナノ粒子は
コレステロールの塊を破壊して心臓病を治療する
がん細胞に直接注射して腫瘍を破壊する
といった利用法も
また、感染部位に直接注射して細菌を死滅させるという治療法だけでなく
医療用インプラントなどを問題の液体金属ナノ粒子でコーティングして殺菌状態を保つという使い方も・・・防菌

発表時点では研究チームは動物実験を開始したばかりで臨床実験によって人体への有効性を試して実用化されるまでには、まだ時間がかかる
筆頭著者を務めたアーロン・エルボーン氏
「細菌は信じられないほどの適応性を有しており、時間の経過とともに抗生物質に対する科学的な防御を発達させます。しかし一方で、物理的な攻撃に対処する手段を持ちません」
「この技術が抗生物質耐性の歴史を変えてくれることを望んでいます」

・・・細菌の刺客
ウイルスの刺客も・・・
で・細菌さん
これに対抗するために
装甲をマトウ訳ですね・・・

お国がコロナの規制を緩くしはじめた
北海道の後追い?
経済もヤバいし・・・
ただ、どうなん?
興行なんか主催者まかせ
でK-1はヤるみたい
屋内(換気が・・・)
多人数が密集
マスクはするみたいだけど叫ぶ
感染してください・・・状態
・・・どうなん?
ちと・・・大分コワい
マットウな開催要件を決めた方が・・・

今日は~
マスデバリア エンジェル フロスト/Masdevallia Angel Frost
分けたコ
2月末に咲いた
超優等生
・・・たまたま、ワタスと相性が良かった?

0 件のコメント:

コメントを投稿