金がある・祖父母の方に・なつく孫
・・・あたりまえ・・・
少し前の、お話
いまコンサルティング業界で2つのバブル
1つは大手コンサルティング会社の就職人気バブル
人手不足で事業会社は軒並み採用で大苦戦
大手コンサルティング会社が人気
東大などトップ校の学生に、外資系ファームがいちばん人気
コンサルティング発祥のアメリカでは起業家や投資銀行家と比べてコンサルタントはかなり見劣りする職業
優秀な学生が競ってコンサルタントになろうとするのは日本特有のバブル現象？
もう1つは中小コンサルティング会社や自営コンサルタントの事業承継バブル
国が後継者難に直面する中小企業への支援を強化
事業承継のコンサルティング案件が激増
事業承継バブルのきっかけは2017/9に中小企業庁が公表した試算
全国約400万社の中小企業のうち今後10年で平均引退年齢の70歳を超える経営者は6割の245万人
半数の約127万人の後継者が決まっていない
今後、後継者不足から中小企業の廃業が進み、2025年頃までの約10年間で全国で約650万人の雇用、約￥22兆円のGDPが失われる可能性？
これは国家的な危機だ。何としてでも事業承継を支援する必要がある・・・
GDPが￥22兆円失われ失業者が650万人発生するというのは可能性としているものの、ずいぶん雑な試算
中小企業庁は2025年までに経営者が70歳を超える法人の31％、個人事業者の65％が廃業すると仮定
2009～2015年に廃業した中小企業が雇用していた従業員数の平均値（5.13人）と、2011年度の法人・個人事業主1社当たりの付加価値を使い試算
しかし仮に廃業する中小企業が続出しても供給過剰なのが日本経済
で・廃業する中小企業が供給している製品・サービスを残った他社が狙ってる
また、一時的に失業者が発生するにせよ超売り手市場の労働市場の現状では、大半の労働者は問題なく再就職できるのでは
大局的には需要や雇用が廃業する中小企業から生き残る他社にシフトするだけ中小企業庁が指摘する破滅シナリオの可能性は？
そうは言っても、他社にまねできない独自の製品を持つ中小企業も多いのでは？
しかし、そういう価値のある製品・企業は、他社から見て喉から手が出るほど欲しいので廃業に至る前にM＆A
いいものには買い手が現れるという市場原理が働くなら後継者難で価値ある中小企業が廃業に追い込まれることは？
同様に転職市場が機能していればスキルのある労働者が路頭に迷うこともない
・・・大体うまくいってる会社なら継ぎたい人はいるし取引銀行がほっとかない
国がとるべき政策支援は以下の3点
1：市場原理がきちんと働くようにM&A市場や転職市場を整備する
2：中小企業が廃業、労働者が失業した際のショックを和らげる
3：廃業しないよう企業に経営力を、転職できるよう労働者にスキルを上げてもらう
事業承継の支援で大切なのは延命措置やバラマキにならないよう
廃業する企業と残すべき企業を見極めてメリハリある支援を
しかし国の事業承継支援は補助金などで事業承継を積極的に支援
代表的なのは事業承継補助金
この制度では後継者不在などの理由で事業継続が困難と見込まれれる中小企業が経営者の交代や事業再編・事業統合による経営革新を行う場合に、その取り組みに使った経費を補助
事業承継補助金を申請するには中小企業が行う経営革新の内容・状況について
中小企業庁に登録された認定経営革新等支援機関（以下、認定支援機関）の確認を受ける必要が
この認定支援機関には全国の商工会議所や中小コンサルティング会社が登録
一般に事業承継補助金の受給を希望する中小企業は
まず認定支援機関のコンサルタントに相談して経営革新を進め
認定支援機関に確認してもらい補助金を申請
ということで制度の趣旨は残すべき企業をメリハリ付けて支援なのですが
難しいのが残すべき企業かどうかの判断
補助金申請の採択率（＝採択数÷申請数）を見ると
導入初年度の平成29年度こそ11％とかなり厳しい審査
国が事業承継対策に本腰を入れ出した平成30年度以降、73～82％
国の事務局は個々の中小企業の実情はわかりません
そもそも中小企業経営に関する専門知識がない
認定支援機関が「この会社は大丈夫です！」とお墨付きを与えたら、なかなか申請を不採択にしにくい
予算消化の圧力もあってバラマキに近い状態
コンサルティングの現場では事業承継支援がバブル化
認定支援機関が中小企業経営者を集めて無料セミナーを開催
「補助金が出ますよ。わが社のコンサルティングを受けませんか？」
補助金獲得の実績をアピール
手取り足取り申請書の書き方指導
というよりコンサルタントが申請書を書き、経営者はハンコを押すだけ
というケースも
経営で困ったことがあったらコンサルタントに相談
ではなく
事業承継支援（など公的支援）ではコンサルタントが補助金をエサに経営者に売り込んでる
・・・よくイロイロな補助金取得のFAXがくる
近年、中高年の会社員がコンサルタントとして独立開業するケースが
そして独立開業したコンサルタントの相当数が各地の商工会議所など認定支援機関に登録
事業承継補助金やものづくり補助金といった補助金業務で生計
事業承継支援が実質的にコンサルタント支援に
市場原理に任せ国はおせっかいな事業承継支援をやめて市場環境の整備や廃業・失業者対策に専念するべきでは
・・・多少なりとも補助金目当ての生業もあるワタスとしては・・・
確かに・・・としか
ただお国もザルとはいえ考えてはいるみたい
ただ１件づつ吟味できないんで結局バラマキにならざるおえない
国債という借金してまでするコトじゃない
今日は～
フェネストリア ロパロフィラ/fenestraria rhopalophylla
礫多めに
今日は水やり日だけど・・・
朝から雪
セロジネだけ水やって
あとは明日
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