2017年3月26日日曜日

風前の灯だったオバマケア

ぼや川より
俺の妻・いつかリボンの・枠の中
・・・その時ワタスは・・・

2017/3/24アメリカ下院の共和党首脳
ドナルド・トランプ政権が成立を目指していた下医療保険制度改革法(オバマケア)の代替法案アメリカン・ヘルス・ケア・アクト(AHCA)を撤回
ワシントンポストのロバート・コスタ記者はポール・ライアン下院議長との会談を終えたトランプ氏に直接取材した
トランプ氏は、下院議長ライアン氏から法案通過のための賛成票が足りないのは確実だと説明を受け、撤回に合意した
続けて、トランプ氏とライアン氏の両名は、医療保険制度からほかの政策へ、軸足を移す準備はすでに整っているとコメント

ライアン氏は記者会見で
「非常にわずかな差だったが、必要な賛成票の数に届かなかった」
「今日は我々にとって失望の日だ」
「アメリカは当分の間、オバマケアの下でやっていくことになりそうだ」

トランプ氏、ライアン氏、さらにAHCAに賛成する議員たちが必死になって、発表から3週間に満たない法案への支持票を取りまとめようと動いていた
トランプ氏たちは猛スピードで法案を可決させようとしていた
トランプ氏が下院に対し最後通告を出してから、24時間もたたないうちに廃案
トランプ氏と共和党首脳はそろって、最重要政策と位置づけたAHCAへの賛成を求めていた
さらに、可決を拒否すればAHCAが成立しないまま、他の政策課題に取り組まざるを得なくなると脅しをかけていた

オバマケアが導入されて、およそ2000万人が健康保険に加入
今回の法案撤回で、オバマケアが存続する見込みはトランプ氏の当選以来最も高くなった
トランプ氏の当選時点では、撤廃は避けられないと見られていた

共和党案が可決されたとしたら
アメリカン・ヘルスケア・アクトとはアフォーダブル・ケア・アクトに対する共和党の代替案
成立したらほぼ間違いなく、アメリカ史上類を見ない社会福祉制度の後退につながっていただろう
オバマケアの下で実施されたメディケイドの受給要件緩和がストップ
メディケイドプログラムのさらなる拡充を図るための財源も削減
保険の適用範囲を広げるよう定めた規制も緩和されていた
(保険の適応症が細かくゴチャゴチャに)
低所得で高額の保険料に悩む人々に対する補助金を減らし
比較的裕福な層が、かなりの額の補助金を新しく受給できる仕組
評判の悪い、健康保険に加入しない人に対して罰金を科す個人強制保険は廃止
さらに政府が法の下、保険適用範囲を拡大するために使う富裕層や医療関連企業に課していた新税も、オバアケア以前に逆戻り

トランプ大統領は、2016年の選挙期間中から大統領就任当初まで
オバマケアを廃止するだけでなく
素晴らしい医療制度と国民全員のための保険を代わりに作ると約束していた
しかし議会予算局(CBO)が共和党の草案を分析したら
今後10年にわたって無保険者が2400万人に増え
2018年だけでも1400万人に
議会予算局は報告書で
財政支出を削減すれば連邦政府の赤字が減り、個人で保険に加入する人たちの平均保険料は他の方法よりも安くなると予測
しかし、この安い保険料は高齢者や病気の人がいることで成り立つ
なぜなら、保険会社はこうした人たちから高い掛金を取って
保障金額は少ないケースが多くなる
(保険会社ぼろもうけ)

共和党指導部が賛成票を集めきれなかった理由
議会予算局が先週初めに調査結果を公表すると、委員会採決を難なく通過させた時のような、代替法案を支持する動きが止まった
トランプ政権の高官と下院共和党が、下院本会議での審議の準備作業を始めるとすぐに、法案通過に十分な賛成が得られないことに気づいた
共和党首脳は繰り返し、今回の代替法案は、共和党がオバマケアを撤廃する絶好のチャンスになると説得した
下院自由議員連盟に代表される保守派グループ
オバマケアの完全撤廃を求めており、代替法案にオバマケアの条項が一部そのまま残ることに不満
保守派は、規制を撤廃しなければ保険料が下がることはないと譲らなかった
ただし、オバマケアによる規制と実際の保険料が高くなるかわ分からないのに
支持層が民主党寄りの州や、オバマケアの資金をメディケイド拡大に利用してきた州から選出された議員が中核となっている穏健派チューズデー・グループは
AHCAで大量の無保険者が生まれることを恐れた
そして、AHCAによって実際に保険料が下がったとしても、それが保険加入者の自己負担増で賄われるのではないかと懸念
(掛金>もらえる保険金・・・営利なんでアタリマエ)

事態をさらに悪化させたのは
共和党が今回の議会手続きを財政調整法の規定で可決させようとした
審議のスピードを速めるため単純過半数で法案を可決できるように
民主党からフィリバスター(長時間演説)などの議事妨害を受けることなく共和党が上院で法案を通すことのできる緊急プロセス
財政調整法の規定
このプロセスで調整できるのは、連邦予算に直接的な影響のある条項に限られている
そのため、共和党保守派が求めていた保険の補償対象に関する規則の撤廃など
規制変更の多くは除外される可能性がある
こうした規則には、予算支出を削減するための立法措置が改めて必要

そして何よりも、共和党は日に日に高まる一般世論からの懸念に直面
複数の世論調査によると、AHCAに対する支持率は極めて低く
共和党が刷新を望み、保守派の間では軽蔑の対象となっていたオバマケアの人気が高まっていた
(まともな感覚ではアタリマエ)
採決直前になって、トランプ大統領と共和党首脳は、メンタルヘルスや産科での治療などあらゆる医療保険プランに保険適用を義務付けるエッセンシャル・ヘルス・ベネフィット(基本的医療給付)を除外
こうした医療費のみを対象とする特別な基金を設ける形で法案を修正することで合意
専門家からは、こうした変更によって健康保険市場が劇的に変化してしまう可能性が
保険会社が適用範囲を狭めた保険を提供するようになる
広範囲の医療サービスに適用される保険を見つけるのは困難に
(もしかしたらガン、風邪、骨折で別々の保険に入るように?)
保険の補償範囲と連邦予算に関する変更の詳細は明らかにされていない
なぜなら、採決を急いだ共和党首脳が、議会予算局にこの変更による影響を分析する時間的余裕を与えなかったから
実際、3月23日の夕方まで、共和党首脳がこの変更内容を公表しなかった
(時間があってもムリ)

ジャスティン・アマシュ下院議員(共和党)
「この法案は提案当初から間違いだらけだった」
「責任ある行動とは、法律成立に向けて努力し続けることなんです。失敗したときに私はどうすればいいのかというと、やりつづけることなんです」

なぜ医療問題に関する論争は決着しないのか
今起こっていることに関係なく、医療保険制度は今後も論争の的となる
オバマケアは歴史的な進歩だ
保険に加入していないアメリカ人の数を著しく減らし、医療サービスの利用が改善され、経済的な負担軽減を支えている
しかし、保険サービスに不満を持つ人も非常に多く、また、新たに規制を受けた保険市場が苦戦を強いられている州もある
ますます高騰する保険料、そして財務上の損失を受けて掛け金を引き上げている保険会社の影響
オバマ政権は初期段階で、新制度を作って普及させることに莫大な労力を費やし
また問題が発生する度に改善に力を尽くした
現在、この市場を管理する責任はトランプ政権にあるが、政権の意図は?

トランプ大統領
「政治的に言えば、共和党がとれる一番簡単な手段は、手を引いて、そのままシステムを運用させることだ」
「そうすれば制度は完全に崩壊する」

・・・アメリカの保険会社は日本も狙ってるし

今日は~
セツブンソウ /Shibateranthis pinnatifida
の発芽
こぼれタネがいっぱい
元々の場所で発芽したのは密集してるけどイジれない
イジると土の中がどうなるのか・・・
で、溝とか踏んでしまうトコのはイっちゃうので救助
先日、セツブンソウ用に造成したトコへ移植
・・・でも、今日雪・・・

で・先週、植替えした多肉
水をヤらなかったんで昨日の水ヤりで・・・と思ってた
けどヤな予感がしてヤらなんだ
ヨかった~
ツチが濡れてて冷えたらアウトだもんね」

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