2017年3月3日金曜日

解剖学事情

ぼや川より
給料日・私の評価は・こんなもの
・・・ふん・・・

最近医学教育で解剖学が軽視されている
2030年、身体の構造を知らない医師ばかりになる?
教授になれないから、つまり、解剖学講座に就職できないから
肉眼解剖学的な手法を用いた研究は、1本の論文を書くのに、場合によっては複数年にわたる膨大な解剖のデータが必要になる
しかし、DNAを用いた研究で、受精後初期の発生や臓器などの器官発生は、肉眼解剖学に比べたら短期間で多数の論文を書くことができる
また、肉眼解剖学の研究よりも外部研究資金がつく
研究者の間では
「肉眼解剖学は過去の研究であって、現在の研究では新しい発見はない」
「肉眼解剖学は過去の物で、研究している人は、天然記念物か絶滅危惧種」
100年以上も昔に論文が書かれたまま、それ以降の研究がされていない分野も
劇的な新発見ではなかったとしても、現在の機器で100年以上前からの解剖学を、螺旋階段のように、より深く追確認して、過去との相違点や誤認点を改めていくのも大事?
このように、肉眼解剖学の分野は、DNAなどの研究者に比べて業績を出すことが難しい
しかし、肉眼解剖学が大事なのは知っていながらも、業績が出せない就職先
契約更新ができないため、業績の出しやすい分野の人が優先的に採用される
その結果、肉眼解剖学の後進が育たず、新しい研究者も入ってこない
定年で次々と肉眼解剖学の研究者は減っていく
医学に限らず教科書とは、研究分野の集大成として授業に用いられる
多くのコンセンサスが得られた、基礎的で大切な事柄が・・・
しかし以前、医療従事者の専門学校の先生から頼まれて、ある分野の運動についての解説をまとめた時
昭和30年代から40年代に出版された解剖学の教科書には、図とその説明が事細かく記載されていた
しかし、昭和50年代から平成へと入るにつれて、教科書の記載が簡略化
結果として、元の記述とは全く異なることが記載されている教科書すらある
つまり、改定を繰り返すたびに改悪されていた?
執筆者自身がその部位を理解して解剖をしていない状況で
ベースとなった教科書等の文章をアレンジした結果?
現在の解剖学の教科書の多くは、肉眼解剖学が全盛期だった時代の研究者が記載した論文を参考したものが大半
解剖学の専門的な教科書を買う人は少ない
執筆した先生の名前で買われることはあっても、内容の精密さで買われることはない?
教科書の潮流
「できるだけページ数は少なく、図版は多く、文字は少なく」
文字が少ないので、必要最低限の情報量だけが入っていると思われがち
図版は解りやすいが、時として誤解を招くこともある
図版は、それを理解した人が描いているから見やすいので、全く初めての人が理解するには文章が必要
10年後、もし昭和30年代とかの教科書を気にかけている人がいなくなったら、内容が希薄になった教科書による医学教育は・・・
現在の大多数の解剖学講座が行う肉眼解剖の教育現場
初期発生や器官発生が研究テーマの人が教えている
内容的には教科書に書いてあることを教えている
ただ解剖学の教科書には基本が書いてあるだけ
そこから始まるヒトの体の細部の情報はほとんど記載されていない
かつて肉眼解剖学の先生は、教科書に書いてあることだけでなく
稀な例についても多くの情報を授業で話したり
実習で見せたりしていた
教科書の行間を教える役目をしていたのが、肉眼解剖学の先生
しかし、昨今の各学校の都合や各講座の教員が減ってしまったこと
など肉眼解剖学の先生がDNAを研究する先生に変わってってしまった
肉眼解剖学の先生という、教科書の行間を埋めてくれる人がいなくなった状態で
臨床の専門課程に学生は進んでいく
教科書に記載された基本しか説明されずに
破格(ハカク:解剖の業界用語で「バリエーション」の意味)である行間を埋めることなく臨床過程に進み
卒業後に外科医として手術に臨んでしまう

今日は~
セネシオ スタペリフォルミス/Senecio stapeliformis
以前?アげた?
件の雑貨屋・グリーンファームで見かけて
あれはナンなんだ~・・・ってなったコ
その時は壺石に、普通?の用土・・・たぶん
なんせコケで覆われてた
に植わってて長い茎?がノタウチ回ってた
そんで紫っぽい感じで・・・
ホシかったけど、高かった
てな事を店の方に話した・・・
そしたら入れてくれた
早速ゲット・・・前に比べたら安かった
ま・仕立てが普通だったし・・・
なんでも寒さ・日にアテると紫っぽくなるとか
ふっふっふ・・・

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