現実味を帯びてきた中国と日本の$売り介入
$の上昇は多くの国にとって、あまりに大幅かつ急速
そして世界第1位と第2位の$準備保有国である中国と日本は、近いうちに為替介入を通じてこの一部の$を売却し、これまで1年にわたって続いてきた$高の流れに歯止めをかけようとするかも
アメリカ連邦準備理事会(FRB)の積極的利上げによってアメリカと他の世界
特にアジアとの金利差が拡大したことが$を主要通貨に対して押し上げてきた
中国人民元は対$で7.00元近辺と2年ぶりの安値に
¥に至っては¥145/$前後と24年ぶりの¥安$高
¥の対$下落率は年初来で20%、昨年初めからで30%と、G3通貨としては驚き
$全面高を受け、インドやインドネシアといった幾つかのアジア諸国は今年に入って自国通貨を買って$を売る為替介入に
中国と日本もFRBのタカ派姿勢に正面から対抗する形で大幅な利上げに動かないとすれば
自国通貨を支えるには強力な為替介入?
そしてそうなれば、世界の金融市場に波紋を広げる可能性が
両国は大量にアメリカ長短期国債を保有しているので、まずアメリカ国債市場がより不安定化?
アジア地域の他の中銀も追随して$売りを迫られた場合、これらの通貨が急変動?
中国人民銀行と日本銀行がそれぞれ保有する外貨準備は$3兆0550億と$1兆2900億
合計すれば$4兆3450億、世界全体の外貨準備約$12兆5000億の1/3
両国とも、もう何年も直接的ないし公式には$売りと$買い双方の為替介入はしていない
しかし外交関係評議会シニアフェローで元米財務省高官のブラッド・セスター氏
日中による直接為替介入は「明白な可能性」として存在し
市場の注目度は高まる一方だ
「他のアジア諸国は今年、外貨準備を売却している。だが日本と中国の場合はずっと重大な意味がある」
人民元と¥の値動きは$の幅広い価値に影響を及ぼし
他のアジア通貨にかかる圧力が増大してもおかしくないと
日中がドル売りに乗り出すとして、その出発点は異なる
¥は変動相場制で、人民元は管理相場制
また中国の方が日本よりも金融緩和を進めている
それでも両国は同じ結論、つまり自国通貨をてこ入れしなければならないという考えにたどりつく?
そのてこ入れ手段は、政治面と資金面の問題をとりあえず除外すれば
基本的に$を売って自国通貨を買う直接為替介入が最も効果的
とはいえ、こうした介入を不胎化しない限り効果は限られる
不胎化しなければ、自国通貨買いは国内金利を実質的に押し上げ、人民銀行と日銀が現在実施している金融政策に逆行してしまう
(不胎化介入とは、政府、又は中央銀行が為替介入で市場での外貨売買の結果
自国通貨の量が増減する場合に、国債などを市場で売って介入額と同額の資金を市場から吸収する(公開市場操作・オペレーション)などの金融調節を実施することにより
介入後も通貨量が変化しないようにし、市場金利などへ影響を及ぼさないようにする介入手法
これは、為替相場への効果が薄れると言うデメリットが)
人民元と円の軟調ぶりは、中国と日本が持つ介入資金規模の大きさゆえにニュースをにぎわせている
ただインド、台湾、シンガポールの保有外貨準備を合計しても$1兆4000億に達する
インドルピーとフィリピンペソが過去最安値まで下がり、マレーシアリンギも1998年以降で最低水準
アジア諸国の政策担当者はこうした通貨情勢がインフレの面で火に油を注ぐ事態になっていると認識している
バンク・オブ・アメリカのアナリストチーム
「このような背景を踏まえると、アジアの各中銀が通貨下落にブレーキをかけ、市場の乱高下を抑えるために介入したとしても何ら不思議ではない」
・・・思わぬトコロで
日中 協調?
今日は~
マスデバリア カロウセ/masdevallia Carouse
植替え
前は春・秋にやってたけど
今は調子を落としたら
夏でも冬でもヤっちゃう
0 件のコメント:
コメントを投稿