2022年6月14日火曜日

ビットコインは欲のカタマリ

 ビットコイを実質支配していた人たち
少数支配の実態が科学研究で明らかに

ヒューストンのライス大学とベイラー医科大学のデータサイエンティスト、アリッサ・ブラックバーン
何年にもわたりビットコインのビットコインのブロックチェーン(分散型台帳)から漏洩したデータ(分散型台帳)から漏洩したデータ
を収集・分析
その台帳には、2009/1にビットコインが立ち上げられてからの全取引が記録されている

ビットコインは、テクノユートピアの夢を形にしたもの?とされてる
サトシ・ナカモトは
中央集権型の金融システムではなく、コンピューターネットワーク上に分散した数式による平等な電子マネーシステムに基づく世界を提唱
銀行や政府など信用を担保する組織に頼らないトラストレスなシステム
サトシ・ナカモトは2008年発表の白書に
「信用ではなく、暗号学的な証明」に支えられた仕組みになるとした
アメリカの紙幣や硬貨には「In God We Trust(我ら神を信ず)」の文字が刻まれているが
ビットコインの場合は、ビットコインTシャツにプリントされたように
「In Code We Trust(我らコードを信ず)」が合言葉

ところが、現実は複雑なものに
相場の乱高下が大混乱を巻き起こしているうえ
途方もない電力を消費するビットコインは環境に破壊的な影響を

ブラックバーンによると、研究はビットコインの利点や欠点とは関係なく
その匿名性のベールに穴を開けることを狙いにしていると
ビットコインが誕生したその日からの取引を追跡することで
世界最大の仮想通貨経済圏がいかにしてできあがったのかを明らかにしようとしている

サトシ・ナカモトは、ビットコインの匿名性を売りにした
ユーザーは偽名、つまりアドレスを利用してビットコインの取引(売買、送金、受け取りなど)を行う
アルファベットと数字の羅列によって自らの正体を隠す

ウィキリークスが2011年にビットコインで寄付を受け取ると発表したように、匿名性確保のシステムはどうやら信用されていた
しかし、データが漏洩していたことが研究によって次第に暴かれ
ビットコインの匿名性は実はそれほど盤石ではなかったことが明らかに

ブラックバーンの研究チームの新しい論文
「データが少しずつ漏れ出し、かつては突破不能とされたブロックが侵食されたことにより、社会経済学的データの新しい地形が浮き彫りになってきた」
論文は、まだ査読付きのジャーナルでは発表されていない

ブラックバーンは、複数の漏洩情報を統合することで
大量に存在したビットコインアドレスが実は少数のマイナー(採掘者)のものにすぎなかったことを明らかに

彼女が導き出した結論
64人の主要プレーヤーがビットコイン立ち上げからの2年間に存在したビットコインのほとんどをマイニング(採掘)していた
この64人には、ブラックバーンら研究者がビットコイン・コミュニティーのファウンダーズ(発起人ら)と呼ぶ人々が含まれている

シカゴ大学の経済学者エリック・ブディッシュ
「ブラックバーンたちは、ビットコインの初期の採掘と利用がごく少数の人々に集中していたことを解明した。これは科学的な発見だ」

自らも同分野を研究するブディッシュは
論文の発表を控えたブラックバーンらから研究結果について2時間の動画説明を受けた
研究内容を把握した瞬間、ブディッシュはこう思った
「刑事の仕事みたいでクールだ」
ブディッシュは、論文の題名を初期のキープレーヤーにちなんで
「ザ・ビットコイン64」にしてはどうかと提案

論文をいち早く読んだコンピューターサイエンティストのジャロン・ラニアー
ブロックチェーンからの情報漏洩が証明されたことで、一部の人々は衝撃を受けるだろうと
「ブロックチェーンは完全な機密を保つものではない」
「この研究にはまだ続きがあると考えている。さらに新たな調査手法が開発されて、こうしたシステムからもっと情報が引き出せるようになるだろう」

ベイラー医科大学とライス大学の応用数学者であり、コンピューターサイエンティストであり、遺伝学者でもあるエレズ・リーバーマン・エイデンはブラックバーンを
「壊れるまで蹴り続けた」と
ブラックバーンが用いた戦略の1つは忍耐
ブラックバーンはビットコインの立ち上げからビットコインの価値が$と並んだ2011/2までを標的とするハッキング手法を開発
同時期にはビットコインをベースとする闇サイト シルクロードも立ち上がっていた
ブラックバーンがとくに注目したのが採掘者
採掘者とは、高度な計算競争に参加することで取引を承認するエージェント
これらエージェントは、ラッキーナンバーを探し当てる一種のパズルゲームに参加
ゲームに勝利するとビットコインを獲得できる仕組み
研究者たちの間では以前から、ビットコインが本当に分散型の通貨なのか疑問視する声が上がっていた
リーバーマン・エイデンは、キーとなる採掘者の数は、実際はもっと少なかったとみている

分析では調査対象となった2年間のキープレーヤーは64人という結果となっているが
同時に活動状態にあったプレーヤーの数を割り出すと、その数は5〜6人になるという
そして多くの場合は、1〜2人がマイニングパワーのほとんどを独占していた

ブラックバーン
ごく少数の「王冠をかぶった」人々がネットワークの裁定者となってい
「分散型でトラストレスという、仮想通貨のエトス(精神)とは相いれない」。

今回の研究は、個人名をさらすことが目的となっているわけではない
ビットコイン犯罪の摘発は、連邦捜査局(FBI)と内国歳入庁(IRS)の仕事だが
ブラックバーンらが正体を突き止めたキープレーヤーの中には
一般にビットコイン犯罪者として知られる人物も含まれていた
エージェント19番の正体はマイケル・マンシル・ブラウン
またの名を「ドクター・イーヴル(悪の博士)」という
当時大統領候補だったミット・ロムニーを巻き込む詐欺および恐喝で2012年に有罪判決を受けた
エージェント67番は、シルクロードの生みの親
「恐怖の海賊ロバーツ」としても知られるロス・ウルブリヒトと結びついている
エージェント1番は、もちろんサトシ・ナカモト
ブラックバーンらはその正体の特定は試みていない

ブラックバーンは、エージェントをリスト化した後、それぞれが採掘で得た収入も分析
その結果
ビットコイン立ち上げから数カ月間で、ごく一握りの採掘者がほとんどの富と権力を手にしてた
ビットコインが約束する平等主義?理想?は・・・

2022/6/13暗号通貨市場
朝に大規模な急落に襲われ、世界の暗号通貨の時価総額は約1年半ぶりに$1兆を割り込んだ

・・・え?
ブロックチェーン(分散型台帳)のデータって
誰にでも見られるコトによって
その正当性?を担保すべきじゃ・・・
仮想通貨は・・・サギ?
ま~元々ウサンクサかったし
信じて踊った人
なんかモウかりそうだからと買った人
なんか便利っぽいと手をだした人
etc
人の欲を刺激して広がった
今や必須とは云わないけどプラットフォームの一つ
手をだそうとする中央銀行も
まあ、データは完全オープンにはならない
その時点で?なんだけども

今日は~
モナンテス アミドロス/Monanthes amydros

4月半ば
花が満開
相変わらず、みょ~な花

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