2022年4月16日土曜日

おそロシアのウクライナ侵攻でフィンランド・スウェーデン変心

 おそロシアがウクライナ侵攻の仕切り直しを
ウクライナ東部での惨禍が・・・
ジジイの腸が煮えくり返るけど・・・

4/13フィンランドのサンナ・マリン首相はスウェーデンのマグダレナ・アンデション首相との共同記者会見で
冷戦終結後一貫して維持してきた中立政策を転換し
同日にNATO加盟の見通しを詳述した新たな防衛白書がフィンランド議会に提出され
同国のアンティ・カイッコネン国防相は首都ヘルシンキで行なった記者会見で
フィンランド軍は既に「NATO軍との相互運用の基準を完全に満たしている」
スウェーデン政府もフィンランドと共同歩調を取り、NATO加盟を早急に検討すると発表

NATO加盟には現在の加盟国30カ国の全会一致の承認が必要
申請が受理されるには最長で1年程度かかる
それでも伝統的に防衛協力を2国間に限定してきたフィンランドとスウェーデンがそろって
NATOの集団安全保障体制に入れば、地域全体のパワーバランスが一気に激変

ロシアのウクライナ侵攻から2カ月近く
西側の戦略家の間ではプーチンの暴挙は止められないとの見方が広がりつつある
ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊からのロシア軍の撤収に続き、プーチンは今週、東部ドンバス地域で新たな、そしておそらくは極めて残虐な攻撃を開始すると
停戦協議は行き詰まっていると述べ,ウクライナを力ずくで屈服させる決意を見せた

一方、アメリカからドイツまで西側各国は今一つ腰が定まらない
さらなる制裁でロシアを締め上げ、ウクライナにさらに強力な攻撃兵器を提供する必要があることは明らかだが
それに伴う政治的なリスクをどこまで受け入れるかは容易に結論が出ないから
そうした状況下で、ウクライナ侵攻を正当化するためにプーチンが力説する
「NATOの脅威」が
軍事力と地政学上で急拡大しようとしている
トルコがNATOの勢力圏の南を、バルト諸国がロシアとNATOの東の境界線の中央を守り
さらにフィンランドとスウェーデンが北を固めるとなると
プーチンとその取り巻きが警戒し続けてきた西側のロシア包囲網が完成することになる
アメリカ シンクタンク・戦略国際問題研究所のショーン・モナハンさん
「フィンランドとスウェーデンがNATOに加盟すれば、北欧の安全保障環境が根本的に変わるのは確実だ」
過去1世紀フィンランドに中立を保つよう圧力をかけ続けてきたロシアにとって、これ以上に壊滅的なダメージはまず考えられないと、専門家は言う
あるとしたら、目下プーチンが必死で避けようとしているウクライナにおける全面的な敗北だけ?

かつて政府の北朝鮮担当特使を務め、現在はシンクタンク・ランド研究所に所属するジェームズ・ドビンズさん
フィンランドがNATOに加盟すれば
「プーチンはさらに追い詰められる」
「たとえウクライナの中立化に成功しても、フィンランドを失えば、大した成果を挙げられなかったことになる。ウクライナ、フィンランドの両方を失ったら、下手な侵攻作戦で事態をこじらせ、国境の向こうにNATOの圧倒的な兵力が展開するという悪夢のシナリオを招いた責任を問われかねない」
フィンランドはロシアと1300km余りにわたって国境を接している
これが加われば、NATO陣営とロシアとの境界線は今の倍に延び
EUとロシアがにらみ合う前線の距離は史上最長に
「それにより軍事面だけでなく、文化的、経済的にも厄介な問題が生じる」

プリンストン大学の政治学者で元政府高官のアーロン・フリードバーグさん
自らの挑発行為で包囲網を完成させたとなると、プーチンは壊滅的な戦略上のミスを犯したことになる
ドイツはロシアのウクライナ侵攻を見て、軍備拡大に転じたが、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟は「
少なくともそれと同等か、ことによるとそれ以上に」ロシアにとっては手痛い誤算
「フィンランドとスウェーデンはNATOにただ乗りするのではなく、NATOの戦闘能力を実質的に拡大するだろう」
この2国の加盟申請はほぼ確実に受理されるとみて、こう付け加えている
「それにより、ロシアが長年警戒し続けてきた恒久的な変化が起きる」

ドビンズさん
そうした変化は重大な危険性を伴う
「無防備に歓迎すべきではない」

フィンランドにNATOの基地ができて、兵士と武器が送り込まれれば、ウクライナ侵攻で一気に高まったアメリカとロシアの一触即発の危機はさらにエスカレートする
ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は先週
フィンランドとスウェーデンがNATOに加盟するなら、ロシアも国境地帯に配備する兵力を増強し
「(この地域の軍事力の)均衡を回復させる」


ジョー・バイデン大統領はNATOの新たな拡大の可能性について今のところ直接的な発言を控えている
NATOはアメリカ主導で創設され、今でも名目上はアメリカが主導権を持つにもかかわらず、アメリカ政府関係者は同盟国に先んじてこの件に言及することを慎重に避けている
米国家安全保障会議(NSC)の広報担当者
「NATOへの加盟申請はそれを求める国が選択し、受理の是非は加盟国全てが決定する」

それでもジュリアン・スミス アメリカNATO大使は5日の記者会見で
アメリカが他の29カ国と同様に、両国のNATO加盟を歓迎する考えであることを示唆「NATOの扉は今後も開かれている」
「アメリカとしては、2カ国の加盟を歓迎するだろう。両国は既に、NATOに大きな価値をもたらしていると考えている」

NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は6日
NATOはフィンランドを「温かく歓迎する」
「彼らを加盟国として迎える決断は、迅速に下すことができる」

フィンランドがNATOに加盟した場合、ノルウェー方式を選ぶ可能性もある
ノルウェーはNATOの創設メンバーだが、外国の軍の駐留を認めず、NATOの軍事演習にも制限を課すことで、ロシアを刺激しないようにしてきた
それでも近年ではNATOの防衛措置に、これまでよりもずっと積極的に参加するようになっている

フィンランドのある当局者(匿名)
ノルウェー方式が検討されていると
第2次世界大戦中にソ連の侵略を受けながらも独立を守り抜くなど、ロシア撃退の長い歴史を持つフィンランドは
徴兵制を採用するなど防衛力の強化に力を入れてきた
「我々は、外国の軍の駐留を切実に必要としてはいない。自分たちの軍隊があるからだとこ「我が国の軍は、数の面でも兵器の面でも、ヨーロッパで最強の部類に入る」
フィンランド軍は、イギリス、フランスやドイツなどのNATO主要加盟国に比べれば小規模
長年にわたって独自にロシアの侵略に抵抗する備えをしてきたことから、砲撃能力や対空監視、サイバーおよびミサイル攻撃への備えにおいて、最も手ごわい軍のひとつ
この当局者によれば、フィンランド軍は28万人の兵士を迅速に動員することができ
最大で90万人を動員できると
またフィンランドは、人口は560万人でドイツに比べればかなり少ないが
ドイツよりも多くの戦闘戦車を保有している
公表されている数字によれば、フィンランドはアメリカから供給を受けた高度なスマートミサイルを搭載したF18戦闘機を64機、保有
さらにF35戦闘機64機を発注
これらのF35は2026年から納入が始まる予定
加盟国がNATOにもたらす主な付加価値は、北大西洋条約第5条の下でロシア政府に対抗する集団安全保障への参加
第5条は、一つの加盟国に対する攻撃は
全ての加盟国に対する攻撃と見なすと定めており
各加盟国に対して北大西洋地域の安全保障を回復および維持するために、武力行使を含む必要と思われる行動を取るよう求めている
NATOの73年の歴史の中で、これまでに第5条が発動されたのは、アメリカが9・11同時テロ攻撃を受けた後だけ

フィンランドのペッカ・ハービスト外相
ヘルシンキでの記者会見の中で、フィンランドはこれまで、ロシアを挑発しないよう慎重な調整を行ってきたが
プーチンがウクライナ侵攻を決定したことで、その方針は大きく変わったと
フィンランドとして、ロシアが今後、これまで以上に高いリスクを取り、より大規模な部隊を集結させる意欲を見せていることや
核の脅威をほのめかしていることを懸念していると
NATOに加盟申請を行うかどうか、6月後半までに政府が決断を下す見通しだと

スウェーデンもまた、非同盟政策の再検討を迫られている
アンデションが率いる与党・社会民主労働党は伝統的に、同国のNATO加盟には反対してきたが
13日のマリンとの共同会見で彼女は
「これは歴史における重要な時期だ。安全保障環境が一変した」

特にフィンランドにとっては、NATOへの加盟申請は、ロシアに対するこれまでの慎重なアプローチの大きな転換を意味する
フィンランドは冷戦の際、表向きはロシアに服従するという屈辱的な立場に耐え(その姿勢はフィンランド化と揶揄された)
西側諸国やNATOと距離を置くことで、ソ連中心のワルシャワ条約機構に加盟せよという圧力をなんとかかわした
しかし冷戦終結後は、長年貫いてきた中立主義政策を捨て、徐々に西側諸国に同調
EUに加盟し、アメリカとの防衛協力関係を強化してきた
F18とF35の購入もその一環

ロシアによるウクライナへの本格侵攻が始まった2/24前までは、フィンランド国民は大半がNATO加盟に反対だった
しかし3月にシンクタンク フィンランド・ビジネス政策フォーラム(通称EVA)が実施した世論調査で
回答者の60%(2021年の調査から34ポイント増加)がNATO加盟を支持
そのほかの複数の調査でも、同じような結果が示された
過去100年の間に2度にわたってロシアと戦い、第2次世界大戦の際には勇敢にもその侵略を撃退したフィンランドがNATOに加盟すれば
プーチンから見ても歴史的な勢力転換であり、大きな打撃となる?

・・・昔のプーさんなら
この可能性は意識してた
今のプーさんは・・・
NATO拡大+日本の軍備増強
でロシアがさらに軍備増強に走れば
結果おそロシアは、さらに疲弊
そのツジツマを合わせるために・・・
また、習さんとの同盟強化に?
習さんにはメイワクかも?
これからのコトを想像すると
ハラがイタい

・・・今日は~
ミルタシア スノー クリスタル/Miltassia Snow Crystal

2株になっちゃった
さらに1株は・・・
とほほ
小さな芽?だけ
どうなる?
着生種なんで
もう1株も玉が上がりだしてる
今春に仕立て直し?

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