温水洗浄便座,世界で愛用しているのは日本人だけ
国立国際医療研究センター病院で産婦人科医を務めていた荻野満春氏
「ウォシュレットなどの温水洗浄便座の発祥の地はアメリカですが、現在、欧米ではまったく普及していません。温水洗浄機能を介しての感染症のリスクが指摘されているうえに、ノズルや噴出されるお湯の衛生面に問題があると指摘されているからです」
内閣府の調査によると温水洗浄便座の一般世帯での設置率は'20年で80.2%
調査が始まった'92年に14.21%だった
しかし、実は海外ではほとんど使われていない
アメリカでの'20年時点での普及率は10%未満
中国においては'19年でわずか5%という低い水準にとどまっている
・・・中国の方が買ってったって話は聞いてたけど
荻野氏
「温水洗浄便座には、日本人だけが知らない多くの危険が潜んでいるからです」
肛門を清潔に保つことは良いこと
しかし、洗いすぎがリスクに繋がることもある
草間かほるクリニック院長で肛門科医の草間香氏が語る。
「温水洗浄便座による過度の洗浄によって皮脂が取れてしまい、肛門の周りがカサカサに乾燥してしまうという症例が報告されています」
温水洗浄便座と皮膚炎の関係について、東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎氏
「私たちの体は常在菌と呼ばれる細菌に覆われており、pH(酸性、アルカリ性を示す数値のこと)で4・5から6・0の弱酸性に保たれています。
しかし、温水洗浄によってお湯を当ててしまうと常在菌が流されてしまい、pHが7以上の中性~アルカリ性の状態になってしまう
こうなると黄色ブドウ球菌など人体に対して悪さをする菌が傷口から侵入し、皮膚炎を引き起こします」
一度中性になった皮膚が再び弱酸性に戻るまでには約10時間かかる
つまり、一日に2回以上温水洗浄便座を使用すると、肌が本来の弱酸性に戻る余地がまったく無くなってしまう
「そうすると、自分が肛門から出した便により肌がかぶれてしまう可能性も高まります。便は強い酸性なので、中性の肌だと、触れた時に炎症を起こしやすくなるのです」
荻野氏
「切れ痔やイボ痔が慢性化し、それによって肛門からの出血を訴える例も多数報告されています」
実際に温水洗浄便座が引き金となり、痔を患ってしまったという方
「トイレの後にお尻を洗い流すとすっきりして気持ちがいいので、つい頻繁に使ってしまっていました。
ところが、温水で肛門が刺激されるせいか、排便した後、再び便意を催してしまうようになったのです。それでまたいきむのですが、便は出てきません。その後お尻を洗いなおすと、また便意を催して……ということの繰り返しです。
このような状況が続いたため、肛門に負担がかかりすぎてしまったようで、切れ痔を患ってしまいました」
草間氏
「肛門から出血があっても『自分は痔だから』と放置してしまう人がいます。しかし、肛門からの出血は、大腸がんや直腸がんの症状である可能性もあります。
油断してしまうことで、気が付いたころにはがんが進行していたというケースも少なくないのです。」
東海大学健康科学部元教授の田爪正氣氏
温水洗浄便座の温水タンク内の水に着目し、その衛生状況を調査している
「温水洗浄便座が本当に清潔なのか細菌学的に検証するために、神奈川県内の一般家庭・公共施設にある温水タンク付きの温水洗浄便座108ヵ所を対象に、温水タンクの水の細菌を調べました。
すると温水タンク内の水は水道水に比べ、平均して一般家庭においては30倍、公共施設でも10倍の細菌が存在するというデータが明らかになったのです。
これは、温水タンク内では水温が約38℃に設定されているため、殺菌用の塩素が蒸発し、機能しなくなることに起因すると考えられています」
「我々が調査したうちの4例では、ノズルから侵入してきたとみられる大腸菌がタンク内で繁殖していることが確認されました」
東海大学医学部付属八王子病院の医師らの研究
'15年に同病院内の温水洗浄便座21台のノズルなどを対象に行った調査では、5台のノズル部分から緑膿菌が検出された
緑膿菌は呼吸器感染症や敗血症などを引き起こす細菌
このような細菌が含まれている可能性がある水を、直接、肛門に向けて、毎日噴射している
田爪氏
「温水洗浄機能を使っている間、肛門に当たった水はしぶきとなり、周囲に飛び散ります。当然、このしぶきには大便中の細菌が混じっている。温水洗浄便座を使うということは、お尻全体に大便を塗りたくっているのと同じ行為なのです」
・・・え?
業界団体である 一般社団法人 日本レストルーム工業会
「ノズルやタンクから排出される水に関しては、吐水に関する微生物学的実態調査研究を行い、衛生的安全性が確保されることが確認されています。
温水洗浄便座の使用に起因する感染症リスクについては、日本レストルーム工業会では知見がありません」
国内シェアの9割を占める主要メーカー3社は衛生面、安全面ともに問題はないという。
我々日本人にとって温水洗浄便座が素晴らしい製品であることは疑いない
ただリスクも存在することを理解しつつ、気を付けて使うべきなのだろう
藤田氏
「清潔を求める意識が高すぎて、かえって悪影響を及ぼしていることもあるのです。肛門も、膣も温水をむやみに直接当てていれば異常が出てしまうのは当たり前です。
常在菌を殺しているという点も見過ごすことはできない。温水洗浄便座は、人体にとっては不自然な装置でもあるのです」
・・・ネットではスバラシイとする声しか見ないけど
知らなんだ
どう つきあう?
水のタンクに殺菌、ph調整機能をもたせ
ノズルは出てくる前にしっかり洗い
洗浄中はシブキをバキューム・・・
常在菌は・・・困った
アメリカ テキサス州で電気料が$16,000の方も・・・
今日は~
フクジュソウ/Adonis ramosa秩父紅
芽が出てた
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