2021年2月12日金曜日

国境の壁

アメリカとメキシコの間の壁は建設が止まった
が、アジアで
中国が壁を築いた場所は、中国南部の広西チワン族自治区とベトナム北部アンニン省の国境都市モンカイを結ぶ、通称 友誼関(友情の関所)と呼ばれている小さな国境税関
国境とはいえ川ひとつ隔てただけの山岳道路
地元住民たちは簡単な手続きをするだけで、三日間の通行証を発行してもらえるし、ときには顔パスで、行商人が徒歩で行き来していた
そこに突然、壁を作って厳重な通行規制を敷いたことで騒動になった

独立系経済メディアの財新によると
2020/10/20友誼関に900人の中国人技術者?熟練労働者?が押し寄せた
彼らはベトナムに移転した中国企業と台湾企業に採用された証明書を持っていたため、混乱の後にようやくベトナム入国を許可された
彼らの就職先は、ベトナムに移転した深圳の立迅精密に400人、南寧の富桂精密(富士康)に205人、ベトナム電池科学技術に85人、中国資本の德利(越南)に27人等
しかし、突然の通行規制を知らなかった広西省の行商人の中には、通行証の不備などで通行を許可されず、友誼関 周辺の路上にビニールシートを敷いて寝泊まりする者も多数
おかげで、ビニールシートの値段が千元に跳ね上がったって

中国とベトナムは建前の上では今も社会主義体制の兄弟国家だ
日頃から、ベトナムは中国との外交に細心の注意を払い、少しでもトラブルがあると、即座に解決するため頻繁に対話を心がけてきた
それなのに中国はなぜ友誼(友情)に背くような壁を建設したの?

ひとつにはベトナムが中国の推し進める国家戦略”一帯一路”計画に対して、口では賛成しながら実際には消極的
東南アジアの国々の中で、これまで中国の資金援助を受けていない唯一の国
中国が二国間協定を結ぼうと提案してもベトナムはなかなか応じようとしない
・・・中国、フランス、アメリカとの戦いで、ソレの危険性が身に染みてる
今年に入って、中国が海上警備を担う海警局に武器使用を認める海警法を新たに制定すると
1/31ベトナム外務省
「緊張を高める行動を自制するべきだ」
ベトナムは、スプラトリー諸島(中国名、西沙群島)の領有権を巡って長年中国と対立し、ベトナム漁船がたびたび中国海警局の艦船に拿捕されたり、威嚇されたりしている

中国にしてみれば、ベトナムは言うことを聞かず、まことに扱いにくい国だと
・・・ベトナムの戦闘力が身に染みてる

さらに、ここ数年、アメリカ・中中国経済戦争のあおりを受けて、各国が中国からベトナムへ投資先を転換させている中で、とりわけ中国からの投資が急拡大
・・・ほお~
中国の方は自国も信用しない

2019年中国の対ベトナム投資額は174%増加
なかでも新規投資額は前年同期比で411.1%も増加
ベトナムの安い労働賃金を求めて移転してくる中国企業は後を絶たない
その結果、ベトナムでは労働力不足が深刻に
一方、中国ではコロナウイルスの感染拡大で中国国内の企業が倒産し失業した労働者たちが急増
彼らは合法違法を問わず、活況を呈する地続きのベトナムへ職を求めて続々とやってくるように

ベトナムに移転した中国企業の中には
「(密入国でも)自力でたどり着いたら、採用してやる」と口約束する企業も
とくに高度な技術をもつ人材は引っ張りだこ

中国は壁を建設した目的を、コロナウイルスの感染拡大を防止するためだとして、現代版万里の長城だと自画自賛
実際のところ、中国から密出国する中国人を食い止めることが目的?
ベトナムと中国の国境線は1400km以上あり、険しい山岳地帯の国境線はこれまで曖昧なままだった
かつてはアヘン栽培のゴールデン・トライアングルとして広く知られ、麻薬取引、誘拐、売春、人身売買、出稼ぎ者の密出国などを手がける闇組織が支配する無法地帯だった
彼らが手配する密出国は、主としてベトナムから中国へ向けて行われていた

中国の官製メディア中国青年報(2018/4/26付)によれば、春節(旧正月)は特に密入国が多い時期で、2018/3広東省の国境警備総隊は三つの密入国事件を摘発、計351人を逮捕した
ひと昔前には、ベトナムから経済繁栄した中国へ向かっていた出稼ぎ労働者の流れは、今や経済成長著しいベトナムへ向かって中国から出稼ぎ労働者が流れている

・・・2mじゃあ簡単に越えられそう
もっと高くして
中国側に鉄条網、地雷なんかを設けて
常にパトロールしないと・・・
ベルリンの壁みたく
ただ、それを1400km・・・むり
だいたい迂回もできるし

今日は~
ヒメウラジロ/ Cheilanthes argentea

先日の続き
水やりの時
足元が狂って?けってしまった
ら・急須の手の部分が割れて急須にデカい穴が・・・
植替えたいけど・・・
冬だし・・・
コマった
・・・続く
(冬でネタが無いんで延ばす)

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