2019年7月1日月曜日

今時学生事情

ぼや川より
通帳を・息子に見せて・同居する
・・・むり・・・

3割が仕送り・小遣いゼロの現実
調査を行ったのは、学費値下げと奨学金制度の改善を目指して活動する学⽣アドボカシー・グループ⾼等教育無償化プロジェクト通称FREE
アンケート調査には7449人が回答
うち6226人分を集計
大学(専門学校)や学部を選択するにあたって学費を判断基準にしたかという質問には、非常にした25%、少しした33%と、約6割の学生が進路を選ぶ際に学費が影響している
アルバイトをしている学生は84%で、33%が仕送りや小遣いがゼロ

1.大学進学を左右するのは学費
「私の妹は絵(イラスト)を学びたいという希望があったけれど、専門学校の学費が高く、母子家庭の収入では支払いが困難だったため、進学を諦めて働くことを決めました。姉である私がまだ大学院で学ばせてもらっているのに、妹に夢を諦めさせてしまったことが本当に苦しくて悲しい」(中央大学大学院・経済学研究科)
「二部に入ったのは学費の問題。学費が安ければ、もっと可能性があった」(東洋大学・社会学部)

2.学費・生活のための「アルバイト」で悪影響も
「学費を払うために深夜の夜勤バイトをせざるを得ず、体調を悪化させながらも働いている。体調が悪化し大学の授業を休まざるを得ないときもあり、学生生活に支障をきたしている」(立教大学大学院・経済学研究科)
「バイトを週5で行っており、体力・睡眠時間ともに削られてしまうため、学習時間がほとんど取れない。授業中も眠い、集中できない。栄養ドリンクの量が増えている」(上智大学・ドイツ語学科)
節約のために友人付き合いを控えているという学生も多い

3.「奨学金の返還」を理由に職業を選択
「院に行きたいが、研究者として生計を立てられるようになる前に(奨学金の)返済は始まるだろうし、家族にも反対されることは分かっているから言い出しにくい。やはり『安定でそれなりの給料』ということしか進路の決め手にならない」(東京大学・文学部)
「自分が借りている奨学金は、県で10年働けば返済不要になるものだから、それまでちゃんと生きなければ、親に経済的負担を与えてしまうかもしれないので、命を大切にしたい。 正直、将来がもう奨学金返済のために決められていることは、自分の自由が狭まった気がしてとてもプレッシャーであるが、自分の家庭や学力ではこうするしかなかったというコンプレックスに悩まされる」(山形大学・医学部)

また、「服にお金をかけられないので大学の人に『ダサい』と陰で言われている」(津田塾大学)
 「右膝の怪我で『場合によっては手術が必要』と医者に言われているが、生活費を捻出するのに精一杯で詳しい検査も受けられていない」(埼玉コンピュータ&医療事務専門学校)

学費が無償になったら?
「1日の食費を300円から増やす」(東京工科大学・工学部)
「下のきょうだいたちの進学に心配がなくなるのでとても嬉しい。いま身体にも影響がでるほど働いている母の治療費に充てたい。自分も病院に行くかも」(勤医会東葛看護専門学校)

6月23日、同団体は東京・新宿で”伝えたい。私たちの言葉”と題したイベントを開いた
当日は都内だけでなく地方からも学生が駆けつけ、代わる代わるマイクを握った

私立大学に通っていたという男性は、3年生の後期分の授業料が払えず、除籍になったという。奨学金は利用していなかった
「裕福な家庭でもないのに論外だと言われるかもしれませんが、奨学金を返す自信が無かったんです。高校のとき将来設計を立てる授業があったのですが、奨学金を返還するには高給料の職につくのが大前提。そんなこと将来の自分に保証することできますか? 私にはできません」(男性)
返せなかった場合に家族の負担になるのもこわかった
アルバイトをして学費を稼ぎ、来年、復学する予定

東京藝術大学2年の北澤華蓮さん
同大学が授業料を約54万円から約64万円に20%値上げしたことに対して、撤回と説明会の開催を要求
署名活動などを行っている
文部科学省が省令で定める標準額は年間約54万円
国立大がそれを超えて引き上げるのは、東京工業大学に続いて2校目
対象は2019年度の学部入学生からで、北澤さんは対象外
「一緒に署名活動する仲間は5〜6人くらいです。同じ学年には『うちら関係なくて良かったよね』という反応の子も多くて。でもそれは違う。私がここで学べているのは、たまたま裕福な家に生まれたから。お金がないからと諦めた知人も何人もいます。芸術は裕福な人だけのものじゃない。大学に考え直して欲しいから、私は声を上げます」(北澤さん)

アメリカ大統領選で民主党候補の1人であるバーニー・サンダース上院議員は、アメリカの学生ローンの債務総額を全額免除する政策を発表している

FREEには自らは奨学金を利用したりアルバイトをする必要のない、つまり学費がこれまでもこれからも進路に影響しない学生も活動している
声を上げるのは、未来の世代のため

いま、7月の参議院選挙に向けて新たなプロジェクトを進めている。各政党の予定候補者に大学などの高等教育の学費値下げ、授業料免除枠の拡大、奨学金制度の改善についての考えをきくアンケート調査を実施
団体と同じ趣旨の政策を掲げる議員にはFREEマーク認定をするという

・・・これが現実

今日は~
アラゲクジャク/ Adiantum hispidulum
先日、ちょこっとピンクなハッパを見つけたんで

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