2017年9月18日月曜日

グラミン銀行が日本に

ぼや川より
ムチャ言うな・サンタさんにも・予算ある
・・・です・・・

貧しい人に無担保で少額を融資し、生活向上を手助けする貧者の銀行として知られるバングラデシュのグラミン銀行が日本進出を検討
お金は就労にかかる経費など自立のために使う条件
働く意欲を後押し
今年8月に準備組織を設立
来年夏のグラミン日本の運営開始を目指す
金融を通じた貧困女性らの救済が評価され、ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行の創設者ムハマド・ユヌス氏が今年2月に来日
世界銀行での勤務経験があり、貧困層向け小口融資に詳しい明治学院大大学院の菅正広教授とグラミン日本の設立で合意
菅教授
「日本は人口の六人に一人に当たる約二千万人が貧困ライン以下で生活している」
グラミン銀行に対する潜在的な需要があると説明
対象は、働く意欲と能力のある人+生活保護の受給資格者を含む低所得者、」シングルマザー
既に運営しているバングラデシュや米国などと同様に、五人一組の互助グループをつくってもらい、無担保でお金を貸し出す
グループのメンバーは他の参加者の連帯保証人にはならないが、返済が滞れば他の人がお金を借りにくくなるなどの連帯責任を負う
逆に返済が順調なら融資額を増やすこともある
今後、日本社会の実態に合うように詳しい貸し付け条件などを検討
開業に必要な金融当局への手続きを進める
資金は投資家などから調達
融資期間は6カ月または1年とし、最高二十万円から
できるだけ低い金利で融資
融資を受けた人や希望する人は、週一回のセンター・ミーティングに参加
金融知識を学んだり、就労や起業のサポートを受けたりする
利用者には少額でも毎週、貯蓄するよう奨励していく
グラミン銀行
バングラデシュの経済学者ムハマド・ユヌス博士が1983年に設立した金融機関
貧しい女性などに少額を貸し付けるマイクロファイナンスを手掛け、2007年には米国にも進出
ユヌス氏は06年にノーベル平和賞を受賞した
起業や就労によって貧困から脱却するのを手助けするのが目的で、投資家は投資額を回収できるが、それ以上の配当はなし

・・・日本で・・・だれかの無策?意図された政策のせい?・・・
預金に2~3%の利子でもつけば・・・むり?
銀行なんかの普通・定期から自宅に眠るタンス預金も集まるんだけど・・・

開発援助の世界でムハマド・ユヌスとエルナンド・デソトといえば聖人も同然
ユヌスと、ユヌスがバングラデシュに設立したグラミン銀行は06年、マイクロファイナンス(貧困者を対象とした小口融資)における先駆的功績が評価されノーベル平和賞を受賞
バラク・オバマ米大統領は8月12日
「世界中の何百万もの人たちに自分の可能性を思い起こさせた」
ユヌスに大統領自由勲章を授与した、アメリカで文民に与えられる最高の栄誉

デソトは90年代に世界銀行がペルー経済を立て直す際に重要な役割を果たした経済学者貧困層の財産権という概念を唱え、長年ノーベル賞候補にあがっている

だが2人が唱えるアイデアが現実に与えるインパクトは限定的
よく言われるように世界をつくりかえる力はない
残念なことに彼らが受ける栄誉がその現実を見えにくくし、重要な批判を封じてきた
だが2人のアイデアのいいところを組み合わせることで、貧困問題を解決する方法が見えてくる

マイクロファイナンスの限界
デソトは86年の著書『もう1つの道』で、貧困層は小さな起業家だが、所有権のない財産を保有しているため貧困という罠から逃れられない
と主張した
さらに00年の『資本の謎』では、世界の貧困者が保有する”眠れる資産”(自宅や事業所など未登記の財産)は$約9兆もあるという見方を示した
デソトが提案する貧困解決策は、このように権利が証書化されていない財産を公的に認めるというもの
これには強力な中央政府と相当規模の予算、効率的で政治色の薄い官僚機構、そして大規模な法改正が必要だし、多くの貧困国で企業や政府エリート層から反発が起きかねない

一方ユヌスは、貧しい人も融資の恩恵を受けられるし、融資の使い方を学べることを示してきた
なかでも重要なのは、貧困者がきちんと借金を返済することを証明してきた
だがそのアイデアは大規模に実施するのが難しく、未だ象徴的な存在にとどまっている

04年の時点で、世界のマイクロファイナンス機関の貸出残高は$170億
デソトによればそのほとんどがプチ起業家である40億人の貧困人口が必要とする融資額と比べると、スズメの涙ほどしかない
しかも既存のマイクロファイナンスのほとんどは補助金で成り立っている
営利を追求する民間の資本市場から調達した資金で成り立っている融資はごくわずか
(04年の時点でたった$27億、つまり貧困人口1人当たり1年に60セントしかない)。
開発系の銀行はマイクロファイナンスに際して担保を必要としない
こうした金融機関は利潤を追求しておらず、補助金をもとに運営していることが多いから
他方、民間資本市場から資金を調達する銀行は、融資先に担保の差し入れを求める
だがこれでは借り入れコストが高すぎて、長期融資を求める貧困人口の多くが利用できない
ユヌスとデソトの案をミックス
例えば、メキシコでマイクロファイナンスを行っているコンパルタモス銀行の年利は100%
一見大変に見えるが、無担保融資のリスクを考えるとまっとうな数字といえる?
だがこの利率では長期プロジェクトへの投資は進まない
では年利25~50%程度の短期融資ならどうか
・・・すげえ利率
これなら市中銀行の金利より低いが、すぐに返済期限が来てしまう
つまり、グローバルな民間資本を貧困層が利用するのはほとんど不可能
ユヌスやデソトは、貧困層がすでに行っている経済活動を公的に認めることで彼らの貧困脱却を促そうとしているが、その影響力は限定的
だが市場経済をもとにした現実的なやり方で、貧困人口にも利用可能な潤沢な資本プールをつくる方法がある
それはマイクロモーゲージ、つまり担保付きの低利・長期・小口融資
これなら政府は最低限の法改正を行うだけでいい
そのうえで登記所を設置し、民間企業に登記申請処理の代行免許を与えて貧困層の財産登記を促す
こうすればマイクロモーゲージのプロセスは自立的となる
例えばメキシコに貧しい男がいるとする
彼は自分が住んでいる家の権利書を持っていないし、その家は住所登録もしていない
そこで彼は地元の銀行に行って、自分の家の登記申請をする
銀行にしてみればこの男は将来の潜在的な融資先
だから積極的に彼の家を調べて、物件の図面作成を手伝い、その情報を登記申請するだろう?
男が銀行から融資を受け、手数料を支払うことを期待してのことだ
次に銀行は、国の正式な電子登記簿に登記するため男の情報を政府に提出する
申請が受理されれば、男は銀行から不動産に関する権利証書をもらえる
これで銀行は安心して男に融資することができる
男にしてみれば若干の手数料を払わなければならないが、それを差し引いた金額はすぐに借りることができる
・・・ほんと?
デソトの試算では、メキシコの貧困人口の凍結資産は$3000億を超える
最新の登記所設置によってマイクロモーゲージを簡単に組めるようになれば、企業にも貧困層にも大きな経済的恩恵がもたらされるし、政府に大きなリスクやコストは生じない

ユヌスとデソトは、貧困層が貧困から脱却する方法について優れた見識を示した
ユヌスは彼らが融資を必要としていることを、デソトは彼らが経済に正式に参加する必要性を示した
その2人のアイデアを組み合わせることで、その狙いを実現するより現実的な方法を生み出すことができる
世界の貧困人口が正式な権利書を基に民間資本から資金調達できれば、$9兆問題は本当に解決する?

・・・まともなマイクロファイナンスは貧者の助走の為なんで・・・

マイクロファイナンスもいろいろ
儲かるビジネスとして、マイクロファイナンスという名をつけた高利貸しが存在しており、年率100%以上(グラミン銀行では年率20%)の利子のトコもある
その背後にはマイクロファイナンスを行う機関に出資している投資家がいて、貧困層から富を吸い上げている
マイクロファイナンスによる融資が収入につながる事業ではなく、生活のための消費(冠婚葬祭における出費やTVなどの贅沢品の購入等)に使われていることが
その結果、返済のために別のマイクロファイナンス機関からの融資を受けている多重債務者も
マイクロファイナンス機関同士の間での、規制や情報共有がないため、高利貸しや債務重複の状態の改善が見られbない
投資家の存在により、マイクロファイナンスによる利益や利子収入が国外へ流出してしまい、地域での経済発展をもたらしていない

・・・要は少額の高利貸しもいる

今日は~
エケベリア のなんか
出先、以前アげた石垣に着いてたコ達
通過した時、花が咲いてたんで
6月の初め

0 件のコメント:

コメントを投稿