2023年9月30日土曜日

ネット社会の行く末?

アメリカ西海岸の大都市、カリフォルニア州サンフランシスコ
入り江にかかる真っ赤なゴールデンゲートブリッジに、急な坂を行き来するケーブルカー
華やかなイメージに彩られた町の中心部
歩道にはテントが張られ、バス停は路上生活者、いわゆるホームレスの荷物で埋め尽くされています
座り込んで顔を突っ伏し、動かない人もいれば、小刻みに震えている人、奇声を上げる人
近年のサンフランシスコと言えば、テック企業が集まる都市・・・
7/29イーロン・マスク氏はXに
「Xの本社をサンフランシスコから移転しないかと、多くの人が充実した優遇措置を提示してくる。
街はいま1社、また1社と撤退が続く死へのスパイラルのなかにある。だからXも出て行くのではないかと誘ってくるのだ。
私たちは出て行かない。厳しいときにこそ本当の友人が誰なのかわかるものだ。
サンフランシスコ、美しきサンフランシスコ。他の人が見捨てたとしても私たちはずっと友達だ」

マスク氏の思いをよそに、中心部では小売店の撤退が止まりません
地元メディアによると、この一帯では営業している小売店が2019年に203店舗だったのに対し、2023/5の時点ではほぼ半数の107店舗
1ブロックの通りに面した店がほぼ空き店舗という場所も
こうした状況を、アメリカのメディアは小売店の“集団脱出”

不動産投資会社 アナリスト コリン・ヤスコウチさん
「(コロナ禍で)かつてのようなレベルまでオフィスワーカーたちが戻ってきていないのが大きな理由です。
パンデミックがおさまってからも、オフィスに出勤しているのはかつての40%から50%に過ぎません。
その結果、店のお客さんは大幅に減少しました。当然、店の売り上げも減り、営業を続けることが難しくなったのです」

不動産サービス大手CBREが9/12に発表した報告によると全米のオフィスの空室率は18.2%と、この30年で最も高くなっています
サンフランシスコのオフィスの空室率は31.6%で過去最高を記録
2020年の実に8倍近くにあたり、全米の主要都市で最悪の水準
コロナ禍に苦しんだのは世界の各都市も同じなのに、なぜサンフランシスコがこれだけ突出しているのか

ヤスコウチさん
「従業員のリモートワークに最も積極的で、大半を在宅勤務させたのが(サンフランシスコに集積する)テック企業だということです」
「テック企業の多くは、在宅勤務ができる商品やサービスを開発してきた当事者です。そして自宅から商品を注文すると、それが自宅に届くしくみも実現させました。
つまり『このようなライフスタイルが可能なのだ』と宣伝することに利益を見いだしているのです」

近くの金融街では昼時だというのに金融関係者とおぼしき人はまばら、というよりほとんどいません
信号待ちをしていた保険会社の若手社員
「そうですね。休み時間にコーヒーチェーンに飲み物を買いに行くと、客は私ひとりです。
すぐに注文できて、すぐにコーヒーが出てくるのは良いのですが、同時にさみしくもなります。ここ最近はずっとそんな感じです」

小売店の撤退が相次ぐ背景として、もうひとつ指摘されているのが治安の悪化
とりわけ万引きが多発

非営利のシンクタンク カリフォルニア公共政策研究所が9月に発表した分析
サンフランシスコ周辺では商業施設での万引きや強盗の件数が、この数年で大幅に増えています
カリフォルニア州では、盗んだものが$950ドル相当(日本円でおよそ¥13万9000)以下の場合は、軽犯罪として分類
こうした州の法律が犯罪を助長しているという批判も

サンフランシスコで80年以上続く、家族経営の雑貨店
店主のテリー・ベネットさんの事務所では、テレビの画面が40以上に分割され、防犯カメラの映像を映し出していました
実際に設置してあるカメラの数はもう少し多いと

ベネットさん
「犯人像を特定しようとしているわけではありませんが、お客さんの行動や態度を観察しています。
ドラッグの中毒者は手が荒れていて、指先が赤くしもやけのようになっているので手や指もよく見るようにしています。靴も見ますね。
店に入ってきて通路から通路へとせわしなく動く人や立ち止まってカメラの位置を確認するような人は要注意です」
ベネットさんの店では入り口に従業員を配置して、入ってくる人にさりげなく声をかけています
いかに未然に防ぐかが勝負ですが、声をかけても、被害はあまり減らないと言います
「毎日誰かが盗んでいくし、万引きは日常茶飯事です。数週間前には1日に5人が入れ替わり立ち替わり盗んでいきました。
小売業は$1ドルの商品から¢1の利益しか出ません。商品をひとつ盗まれたら100倍売らなければ取り返せないんです。心が折れますよ」

アメリカ政府の調査によると、2022年の時点で、カリフォルニア州にはアメリカ全体のホームレスの30%が集中

ベネットさんは、歩道にテントを張って暮らすことを州当局が黙認していることが治安の悪化につながっていると考えています

一方、中心部の小売店の撤退が相次いでいることについてベネットさん
「私は地域のために商売をしています。そのために毎日店に出勤しているんです。もしこれがお金のためだったら、どうでもいいかもしれません。しかし私たちは地域の一部だし、地域は私たちの一部です。なので、万引きを恐れて店を投げ出すことは考えられません」

サンフランシスコ市も手をこまねいているわけではありません
8/24から3日間、市庁舎前の広場に移動遊園地を設置しました
薬物の売買が盛んに行われる現場になっていた広場から売人たちを一掃し、イメージアップを図ろうという取り組み
それなりに賑わっているように見えましたが、子供たちと市の関係者、メディアが大半
来場者の評判は概ね悪くなかったものの、子どもと訪れていた、ある母親は辛辣でした

子どもと移動遊園地を訪れた母親
「子供が乗り物に乗りたいというので来ましたが、中心部の状況はおそろしくて、必要でなければ普段は来ません。きょうも警察や警備員がいっぱいいて・・・、この雰囲気はさみしいですね」

ブリード市長は中心部の再生のために、こうした公共スペースの活用に加え
新しいビジネスに対する優遇策などの支援や、警備体制の強化、建物の用途に柔軟性を持たせ、オフィスビルを住居用のビルに変えるなどの施策を打ち出しています
撤退したショッピングモールの跡地にサッカースタジアムをつくるという大胆な構想も検討
最近は、閉店したデパートの並びに大型の家具量販店が開店したことが街の明るい話題
観光客も少しずつ戻ってきています
とはいえ、サンフランシスコの中心部がかつての賑わいを取り戻すにはまだまだ時間がかかりそう

取材の途中に乗った配車サービスの運転手は、陽気に笑いながら

「去年できた大型高級スーパーは1年で店を閉めてしまったよ。あの家具量販店も1年持つかな」

・・・人が現場?に行かずにショッピングをしたり働いたり
こうなるのか・・・

今日は~
ホウライシダ/Adiantum capillus-veneris L.
ホウライシダ/Adiantum capillus-veneris L.*アラゲクジャク/ Adiantum hispidulum?
セッコク/Dendrobium moniliforme

滲壺に着けたホウライシダ/Adiantum capillus-veneris L.
のハズが
なんか変なコが(黄色で囲ったコ)

玄関の変なコみたい・・・
コッチは多分
ホウライシダ/Adiantum capillus-veneris L.*アラゲクジャク/ Adiantum hispidulum?
ハッパがアラゲクジャクっぽい
けどデカイ
軸に短いヒゲ?っぽいのが生えててアラゲクジャクみたくザラザラする

このママにするか分けるか
悩む・・・
コレをウマく分離できるのか?だし
とりあえず
ホウライシダ/Adiantum capillus-veneris L.*アラゲクジャク/ Adiantum hispidulum?で
ラベルを作っとく

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