2023年7月18日火曜日

太陽光発電の需給予想

2023/6/22市場調査会社のインフォリンク・コンサルティング発表したデータ
太陽光モジュールの定格出力1W当たりの取引相場は1.4~1.6元(約28~32円)
2022年には同約2元(約40円)だったので20~30%の値下がり

2023/6/21業界団体の中国有色金属工業協会シリコン分会が発表したデータ
単結晶シリコン原料の市場価格は6万8100元(約135万円)/t
これは5月末時点の同約13万元(約258万円)のほぼ半値
2022年末につけた最高値の同約30万元(約595万円)から、半年で8割近くも下落
シリコン相場の急落したのは原料メーカーの生産能力が大幅に拡大したこと
2023年1月から5月までの中国国内の多結晶シリコン生産量は累計53万tに達し
前年同期比90%増加
そのため市場が供給過剰に陥り激しい価格競争を招いた

先物取引大手の中信期貨
中国のシリコン原料の生産量が2023年に(通年で)140万t
全世界では同155万tを上回ると予想
これを太陽光モジュールに換算すると600GW超の製品を生産できる
シリコン分会
現在のシリコンの取引相場は、すでに原料メーカーの生産コストを割り込んでいると
太陽光発電所の開発・運営業者の立場では、これは千載一遇の商機
シリコン原料の値下がり⇒太陽光モジュールの調達価格の低下⇒発電所の投資収益率が改善

UBS証券の試算
太陽光モジュールの市場価格が1W当たり1.7元(約34円)以下になると
太陽光発電所の大部分が7.5%の投資収益率を確保できると
中原証券の調査レポート
2023年後半に中国国内の太陽光発電所の建設が加速
通年の建設規模は2022年の5~7割増しの130G~150GWに達すると予想

で、日本では
2023/7太陽光発電所の投資売買サイト タイナビ発電所を運営するグッドフェローズ(品川区)
同社の売買データに基づく、2023年度太陽光発電所売却市場動向を公表
インボイス制度・出力抑制エリアの拡大などの影響により、太陽光発電所の売却依頼が大幅な増加傾向にある

・・・インボイスが?
意味ワかんね

太陽光発電所の売却件数は2022年は緩やかに増えていたが
2023年から急激に増加した
増加率は昨年の2倍ペースとなっており、直近3カ月(2023年4~6月)は前年比3倍に拡大していると
電力管内別でみた売却依頼比率は1位が九州(26.37%)、2位が関東(21.56%)、3位が中部(15.26%)
FIT単価別の売却依頼比率はトップが18円案件(23.11%)で、21円案件(15.53%)、24円案件(14.17%)と続いている
売却案件全体の5割が18~21円案件
連携年度に関しても2018~2020年に連携した物件が全体の5割
2013年頃の高いFIT単価で購入した人はあまり手放していない

・・・まあ順当な傾向

エリア別の傾向として、九州電力・中部電力管内が出力抑制などの影響により売却が増えている
売却相場は、九州が大雨の影響で査定額が大幅減少する傾向にあり
関東は上昇傾向にある
また新設案件の減少と中古市場の拡大による影響で、九州・積雪地帯以外は売却価格が上昇傾向

・・・中国と日本では逆の傾向?
中国はまだ電力需要が旺盛?
まあ日本の放流予想より多量のトリチウムを垂れ流して発電してるくらいだし
ただ景気が悪くなる予想もでてるけど・・・

今日は~
セッコク/Dendrobium moniliforme石鎚達磨
コタニワタリ/Asplenium antiquum

あってはならない取り合わせ
暑いせいかコタニワタリの元気が無い

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