2023年7月24日月曜日

インド仏教界1.5億人の頂点に立つ佐々井秀嶺

今年、4年ぶりに日本に一時帰国し各地で講演会

生まれたのは岡山県新見市
幼い頃は活発な子どもだったといいますが、中学2年生のとき雪山で倒れ、凍傷に
以来なぜか体に力が入らなくなり動けなくなったことが、全ての始まりだった
「力がなくなったんだよ。ベースボールをやった。ドッジボールやバレーをやった。みんなやったんだけども、泣きながらなぜ出来ないんだと。涙が流れて流れて。力がないんだ。劣等感だな」
劣等感にさいなまれた佐々井さん
中学卒業後は事業で一旗あげようと上京するもうまくいかず浮浪者同然の生活
酒と女に溺れ自殺未遂を3度起
「何もできなくて。ニヒリズムだな。孤独なんだ。救われたい、死にたい、死にたい、ということで、暗黒の世界を歩くんだ」
救いを求めて25歳で出家。その後、修行の一環と師匠から勧められ仏教国タイに留学
しかしそのタイでは、修行の身でありながら女性2人と三角関係に
女性からピストルを向けられる羽目に、一から出直そうと32歳で向かったのがインド
インドでは人口の大多数を占めているヒンズー教徒
カーストによって連綿と激しい差別が続いていることを目の当たりに
煩悩に苦しみ、さまよいインドにまで流れ着いた、若き日の佐々井秀嶺
こののち、佐々井さんの起こした行動がインド仏教界を大きく変えることに
国内の人口の8割を占めるヒンズー教では生まれながらに身分が決められます
いわゆるカースト制度
そのカーストの一番下の階級にすら入れない不可触民と呼ばれる人々が激しい差別を受けている
その現状を目の当たりにした佐々井さんは言葉にできない怒りがこみ上げてきたと
「不可触民は、動物以下の弾圧や迫害を受けていた。神と名がつくものは、人を助け、救うのが本当ではないか」
不可触民を激しい差別から救済したい。のちにヒンズー教徒から命までも狙われる危険な行動にでた
不可触民たちを身分制度がない仏教徒に次々に改宗させていった
暗殺の危機に直面しながらも信念を貫き50年以上の活動でインド国内で当時数十万人だった仏教徒は1億5千万人にまで増加
佐々井さんの言葉そして生き様は、今を生きる私たちに非常に響くものが
その佐々井さんは、5月末に帰国してから東は福島から西は広島まで、約1か月かけて車で全国各地を講演して回った
講演会で伝えたのは、その日本でかつて一番世話になった今は亡き師匠の教え
和歌山県の高野山大学で伝えらたのは
「闘争せよ。師匠は戦争中に闘争した。警察に捕らえられたり、いつ銃殺されるか分からなかった。私もその弟子であります。今からも、やります」
「自らの限界を打ち破り、闘え」
それはまるで、インドとは違う生きづらさを抱える日本人へのエールのようにも
「自分の人生を変えられないということは、誰でも言えることですが、どの道でもいいから、一歩一歩、歩んでいただければ、ありがたいと思います」

(参加した学生)
「すごく感じるものがありました。本当に変えてやるんだという、自分の力でという。その信念はすごく感じました」


(参加者)
「人生って、ただただ生きていても時間は過ぎてしまうけれども、意味のある人生を生きられるように毎日、生きたいなと。」

お互い、人生と闘おう
そう語りかけるように佐々井さんは再び戦いの地・インドへと帰っていきました
今回の佐々井さんの旅には、こんな方も付き添っていました
お弟子さんの小野龍光さんという方
今回運転手も務め、5000kmを運転
実は若者に人気の17LIVE(いちななライブ)というアプリなどを手掛けた元IT起業家
小野さんは去年、インドを旅していた際に佐々井さんと出会い、突如出家
佐々井さんに惹かれた理由について
「すべての行動発言がとにかく『他のため、誰かのため』なんですよね。『自分は命を捨てていつ死んでもいいんだ』とよく仰っていますけども、それはウソ偽りなく、行動で出ている。」
「これはある種すごく潔い生き方ですし、僕も願わくは誰かのためにそういう風にして倒れたいなと思っていて、その点が一番惹かれた部分になります」

インド仏教の再興に今も取り組み見続ける佐々井秀嶺さん
新たな弟子も迎え入れ、これからもますますの活躍が期待されます

・・・前にもアげたけど改めて
昨今のシャバを見ると、ど~もなんねえ・・・
と思いがち
でも・・・

今日は~
ギボウシ

知人のトコ
丁度タイミングがあって満開
こうして見ると
ギボウシも悪くないかな・・・

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