2020年10月28日水曜日

日本はポピュリズム大国?

ヨーロッパのポピュリストが日本を注目

ポピュリズムはしばしば大衆迎合主義と訳される。自由主義や共産主義、イスラムなどと違い、体系性をもった理念、自律性のある思想ではない,「政治現象」としては存在しても、それ自体を定義づける思想はない。

ポピュリズム政治の先輩格ヨーロッパでは冷戦終結後、グローバリズム(EU)が強化される中で、格差や失業者の増加といったゆがみが蓄積。さらに移民・難民の流入増が続き、人々の不満・反発が高まった。既存政治家の多くがそれら問題にうまく対応できず、その隙を突くようにポピュリズム政治家が台頭し、政党の浮沈、政治構造の流動化が進んだとされる。ポピュリズムは今、ヨーロッパの過半の国で政権ないし有力野党を通じ影響力を強めている。こうしたヨーロッパのポピュリズムの歴史に照らせば、トランプ氏は新参者。同氏の発言はフランス国民連合のルペン党首に倣ったものが散見される。

ヨーロッパのポピュリズム系政党の主張はばらばらで、全体をくくるロゴは存在しない。反〇〇を軸にアピールする傾向がある。

(1)基本姿勢:反リベラル  

①反移民・難民、反イスラム、反マイノリティー

②反グローバリズム、反市場主義

③反財政均衡、ばら撒き志向

④反エリート、反既存政治

⑤反EU、反国際機関、反環境重視

(2)文化、宗教:伝統主義

⑥固有の文化的アイデンティティーへのこだわり

⑦家族、国家(国威発揚志向)、宗教を重視

⑧宗教的には保守的(反世俗主義、反LGBT)

(3)政治手法:反民主主義的

⑨政治プロセス軽視(手続きを軽視し、短絡的に結論に飛びつく)

⑩「国民」を代弁できるのは、自分たちであり、反対者は反国民と決めつける(少数意見の軽視)

ヨーロッパの各種選挙を振り返ると、ポピュリズム政治家への支持率はこの40年間着実に高まって来ており、現在では、25~30%のヨーロッパ人がかれらに投票している。

日本には強烈なポピュリズム政治家は見当たらない。それは日本がヨーロッパのポピュリストたちが実現したいと望む重要課題の多くを実現してしまっているから。

移民や難民の受け入れには西欧諸国以上に制限的で、市場主義やグローバリズムの実現にも慎重。反財政均衡ではヨーロッパの先を行く。競争が微温的、抑制的で、失業率が低く(ゆでガエル経済とも言われる)、外国人の受け入れに消極的な日本は、ヨーロッパのポピュリズム政治家から見るとポピュリズムの鑑。

ルペン氏は、日本の国籍法をモデルにフランスの国籍法を改定すべきだと早くから主張している。日本はヨーロッパに比べ閉鎖的で、国をもっと閉じろというポピュリズム的要求は意味をなさない。ヨーロッパ型のポピュリズム政治家が生まれにくいのは日本の内向き志向が影響してる。社会全般にわたりポピュリズム的土壌(意識や文化)は濃厚。敗者を生まない構造が温存され、岩盤規制が残り、外国人受け入れに制限的である。自覚され、外形化されたポピュリズムはないというに過ぎない。ポピュリズムなきポピュリズム大国とも言えるのだ。日本の内向き志向はヨーロッパのポピュリズム政治家から羨望(せんぼう)のまなざしを向けられる一方、時に難民鎖国とまで称されるほど消極的な難民受け入れ政策などは、リベラル派や海外メディアから繰り返し批判されてきた。少子高齢化が続く日本が、今後も内向き志向を続け孤立を貫くことができるかは?。このときヨーロッパで起きたような過度なポピュリズムに走らないようにするのがダイジ。

・・・グローバリズムも相手を収奪しないやり方があるはず、今のグローバリズムは”やらずぶったくり””総どり”etc

今日は~

セッコク/Dendrobium moniliforme右近丸


9月の終わり

狂い咲き

絞り足りなくて白くトんだ

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