2019年4月16日火曜日

流行りのポピュリズム

ぼや川より
いい人を・卒業したい・疲れたよ
・・・はあ~・・・

2019/4/14投開票されたフィンランド議会(定数200)選で
反イスラムの極右ポピュリズム政党フィン人党が1議席差で第2党
BBC放送によると、どの政党も得票率が20%を超えなかったのはこの100年間なかった
ほとんどの政党はこれまでフィン人党との連立を否定してきた
5月下旬に行われる欧州議会選の世論調査でも同じような傾向が
欧州連合(EU)懐疑派ポピュリスト政党だったフィン人党は2015年、連立政権に参加
2年後に強硬派が主導権を握ったため政権から追放され、分裂
改選前の議席は17議席
今回”われわれのフィンランドを取り戻せ”をスローガンに、2倍以上の39議席に
社会保障・医療改革と地球温暖化が争点になった選挙戦でフィンランドに害をもたらす移民の強制退去をと訴え、主張を国境や移民管理の強化に絞った
目の部分を除いて全身を覆うイスラム女性の民族衣装ブルカやニカーブ、少女のスカーフ着用の禁止を求めた
党分裂の引き金になり、極右ナショナリスト路線に舵を切ったユッシ・ハッラアホ党首
「フィンランドは温暖化対策でヒステリー状態に陥っている」
フィンランドが受け入れる難民をほとんどゼロにすることを約束

国連の世界幸福度報告2019年版によると、16~18年の幸福度ランキングはフィンランドが7.769で2年連続の首位
(2)デンマーク7.600、(3)ノルウェー7.554、(4)アイスランド7.494と北欧の国々が続く
ちなみに日本は58位で5.886
フィンランド統計局によると、同国の全人口は17年末で551万3130人
内訳がフィンランド人512万9007人、移民38万4123人(全体の7%)
移民の数は1991年の5万人から6.4倍
滞在許可申請は過去1年で10万1611件
このうち6万6031人に居住許可が下り、1万4171人に市民権が認められました
EU市民としての登録は1万279人
難民として庇護が認められたのは4629人
イラクやロシア、アフガニスタン出身者ら6501人が強制退去
移民や難民の急増が世界で最も幸福な国を不寛容に
北欧の国々が装っていた極めて西洋的な白い寛容がその正体を現しただけ?
EU懐疑主義は移民が自分たちの居場所を奪うことを拒絶する排外主義の仮面に過ぎない?

スマホの登場で没落したノキア
世界金融危機と欧州債務危機、国を代表するグローバル企業だった通信機器大手ノキアの没落でフィンランド経済も低迷
・・・5Gで盛り返す?
国際通貨基金(IMF)データによると、購買力で見た同国の国民1人当たりの実質国内総生産(GDP)はまだ2008年レベルまで回復していない
06~17年のEU統計局のデータから購買力で見た1人当たりGDPも、EU加盟28カ国の平均を100とした場合、フィンランドは負け組
に失業率は8.1%
成長しなくなった国ではパイの取り合いが激化し、どうしても不寛容に
フィンランドで仕事の有無や収入の多寡にかかわらず、すべての国民に生活に必要な最低限のお金として月€560を配るベーシックインカムの実証実験が行われたのはこのため
しかし富の再分配を強化するためには、成長の維持が前提に

経済協力開発機構(OECD)の”生徒の学習到達度調査(PISA)2015年”で、フィンランドは参加72カ国中、科学的リテラシーで5位、読解力で4位、数学的リテラシーで13位と上位につけています。フィンランドは世界でも最も教育熱心な国の一つ
しかし、16年時点で6万1000人の若者(15~24歳)が学ばず、働かず、徴兵にも応じない落ちこぼれ
この世代の約1割に
職業教育訓練の中退者は後期中等教育のそれよりはるかに多く
フィンランドは日本と同じように少子高齢化が進み、生産年齢人口が減っている
15~65歳の生産年齢人口は10年の355万2663人(66.4%)をピークに減少に
65歳以上の老年人口は15年には109万1388人(19.9%)と100万人を突破
高齢化が進む社会では保守化が強まる
欧州債務危機のあとフィンランドも財政再建に取り組んだことも、国民の不満を増幅させてしまいました
衰退する西洋は極右ポピュリズムの魔手から逃れられない?

・・・移民・難民を受け入れよう
頭の中では、自国の社会に適応してくれる・・・
ってのを期待?ってよりアタリマエと思ってた
だけど思いもしないコトで適応してクレナイ
せっかく受け入れたのに
なんでトラブルを起こすんだ・・・
ってトコ
なんらかの方法?制度?を考えないと
ど~もならん

今日は~
ミスミソウ/Hepatica nobilis
3月末
枯葉からひょっこり

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