2018年12月5日水曜日

熱して覚ます冷蔵庫?

ぼや川より
仲裁で・ケンカはさらに・燃え上がり
・・・なんかな~・・・

人が背負って運ぶことも可能な小型のワクチン冷蔵庫Indigo
Indigo - YouTube
ワクチンは世界中で必要とされていますが、医療体制の整っていない地域で特に重要
一般的に、ワクチンを冷やして運ぶためにはこのような発泡スチロールの容器を用い
中に凍らせておいたアイスパックを詰めて温度を下げます
しかしこの方法では、冷たさをキープしておける時間は限られています
また、電力供給が安定していない場所で氷を作るという難しさもあります
Indigoは金属でできた容器
内部は密封された容器が2重に重なる構造
2つの容器は断熱材で隔てられ、弁のついたパイプでつながっています
容器の中は大気に比べて低圧の状態にされており、中には水が入れられています
この状態で弁を開けると低圧の部分に水が移動し、容器内の圧力が下がることで、ワクチンを保管する内部の温度が適温に保たれるように
Indigoの画期的なところは、使う前に容器を外側から熱する
外部から容器に熱を加えると、膨張した水が断熱材の内側にある容器の中へと移動
十分に水が移動したら弁を閉め、加熱をやめると今度は外側の容器の圧力が低下
こうしておくことで、次に弁を開くと水が低圧の容器へと移動し、圧力が下がって温度も下がる

ついでに
既存の冷蔵庫よりも安価で、電気を使わずに食べ物を保存できる冷蔵庫WindChill
WindChill - A Food Preservation Unit
http://challenge.biomimicry.org/en/custom/gallery/view/2576
Windchill refrigerator designed by Calgary students wins world prize - Calgary - CBC News
http://www.cbc.ca/news/canada/calgary/uofc-first-place-biomimicry-1.3273816

WindChillは、カナダ・カルガリー大学で自然界や生物の仕組みをまねて技術開発に活用するバイオミミクリという分野を研究している学生たちが
貧困のある地域で電気を使わずに食べ物を保存する冷蔵庫というコンセプトで開発を進めてきた
まずは自然に吹いている風を利用して吸気口(サンゴやシロアリが空気を取り入れる器官を参考に作られた)から暖かい空気を取り入れて、地中に埋め込まれた銀色のベンチュリ管を通して空気をパイプへ流します
地中の温度は地上よりも低いので、空気は移動している間に徐々に冷えていきます
続いてパイプがコイル状にぐるぐる巻きになった蒸発室へ空気が移動
蒸発室は地上に設置されていて、パイプは少量の水に浸してあり、太陽の熱で水が蒸発することによりパイプの中の空気が冷却されていく
ハチやカンガルー、ゾウなどの昆虫やほ乳類が体温を制御する体内構造からアイデアを得て作られた
冷却された空気は、パイプを通って再び地中へ移動
地下の食料保存用の庫内に空気が到達する頃には、食料を長期間保存できる温度に空気が十分冷えている

これからは暖かくするより冷ますほうにエネルギーを使うようになるんで・・・

今日は~
箱入り着生ラン
の日向ぼっこ
11月の半ば
小春日和で風と陽を採らせた
これから、穏やかな日は貴重
昨日は暑すぎ

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