2018年11月7日水曜日

HIV1712

ぼや川より
人生を・静かに閉める・棺のフタ
・・・まだ早い・・・

2015年のデータ
世界中では約3,670万のHIV感染者/AIDS患者がおり,
年間, 約210万人の新規感染者,
約120万人の死者が出ていると推定
2016年の日本での新規HIV感染者1,003人
新規エイズ患者437人で合計1,440人(厚生労働省エイズ動向委員会)
ここ数年数値的には横ばい状態だが、高い数字での横ばい状態
国際的に見ても東アジアは最も新規感染増加の勢いが強い地域となっている

感染しても発症しない時代から感染しない時代へ
1997年に複数の薬を組み合わせる多剤併用療法が導入されてからは、HIVウイルスの増殖やエイズの発症はほぼ抑えられるようになった
次は感染予防をどうするかというステージに入ってきた
今後、HIVの感染拡大を阻止するには複数の抗体を併用する戦略が鍵となりそう
2件の新たな研究では、手法は異なるが複数の抗体を組み合わせてサルに注射した結果、HIV感染を完全に予防できることが示された
これらの抗体は定期的に注射する必要があるが、より長期の予防効果を得ることができる抗体の開発も進められているという
HIV感染者に対する抗レトロウイルス療法では、単剤ではなく2~3種類の抗レトロウイルス薬が使用される
その理由は、単剤治療ではウイルスがすぐに耐性を獲得してしまうから
アメリカエイズ研究財団(amfAR)のRowena Johnstonさん
今回の研究は、この考えを抗体にも応用したものだという
これまでのHIVワクチンの研究でも1種類の抗体だけで完全に感染を予防できたことはなかった
また、今回報告された2件の研究では、弱毒化させた病原体を接種して自然に免疫を獲得するのではなく、単純に抗体を投与することで免疫を獲得する受動免疫の仕組みを利用
さらに、ウイルスに結合して標的細胞への侵入を阻止する中和抗体の中でも、さまざまな種類のHIV株を中和できる広域中和抗体に着目した点も2件の研究に共通している

このうちアメリカ ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターのDan Barouchさんが率いた研究では
2種類の広域中和抗体(PGT121とPGDM1400)をサルに注射した後、2種類のHIV株に曝露させる実験を実施
その結果、いずれか一方の抗体のみを注射したサルはHIVに感染したが、2種類の抗体を併用したサルはいずれのHIV株にも感染せず、100%の予防効果が示された
この研究結果は「Science Translational Medicine」9月20日号に掲載された

もう1件の研究はSanofi社のGary Nabel氏らがアメリカ国立衛生研究所(NIH)の研究者らと共同で実施したもの
Science9月20日号に掲載された
この研究では、3つの広域中和抗体(VRC01、PGDM1400、10E8v4)の機能をあわせ持つ単一の抗体を遺伝子組み換え技術を用いて作製
これを注射したサル8頭と、VRC01またはPGDM1400のいずれかを単独で注射したサル(それぞれ8頭)をHIVに曝露させた
その結果、3つの抗体の機能を持つ新たな抗体を投与した群では感染例はなかったが、VRC01投与群では6頭が、PGDM1400 投与群では5頭が感染した
Nabelさん
「抗体を傘に例えると、ウイルスはその傘に穴を開ける方法を見つけて耐性を獲得するため、その下に2層目、3層目を作り、ウイルスが傘を突破できないようにした。この3通りに働くワクチンを接種したサルは、完全に感染から防御することができた」と

なお、HIV感染予防のためにはこれらの抗体を数週間ごとに投与する必要がある
そのため、Barouch氏らは現在、効果を数カ月間持続させるために抗体の“寿命”を延ばす研究を進めている
また、いずれの研究チームもヒトを対象とした臨床試験の実施を予定していることを明らかにしている

・・・って予防措置をした後で
HIVに感染させようと・・・
コワいわ
でも、これで安心だと勘違いするバカも・・・
淋さんも梅さんも薬の効かないキョーレツなのがいるって
HIVも・・・

今日は~
コノフィツム マウガニー/Conophytum maughanii
10月の終わり
花がついた
ありがちな花
で・まだ色づかない・・・

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