2018年1月31日水曜日

甘味料が

ぼや川より
ジイちゃんが・ソワソワしいてる・チョコ売り場
・・・そろそろ・・・

過去に重篤な患者を出していなかったのに近年になって猛威を振るい、1年間に3万人近くの死者を出すバクテリア 
クロストリジウム・ディフィシル
抗生物質の効かないスーパーバグとの関連性も
最新の研究で
人工甘味料のトレハロースが患者急増を引き起こしている可能性

2000年頃からアメリカで患者が急増しだしたクロストリジウム・ディフィシル腸炎
当初、危険な感染症と思われていませんでした
が突如として深刻な下痢症として猛威をふるいだし、2011年には年間50万人もの患者が発生し、うち約2万9000人が死亡
そのクロストリジウム・ディフィシルのうち、致死性とされるRT027株とRT078株について、なぜ突然脅威となったのか?を調べたところ

抗生物質が効かないスーパーバグが出現する昨今
研究者の中にはクロストリジウム・ディフィシルとスーパーバグの関連性を主張する人も
・・・
ベイラー医科大学のRobert Britton教授らによる研究チーム
最初にクロストリジウム・ディフィシルのうちRT027株とRT078株の遺伝子を解析
その結果、2つの菌株は低濃度のトレハロースを利用して増強されることを発見
続いて、研究者らはマウスを使った実験を
マウスにRT027と、トレハロースを代謝できないよう遺伝子に変更を加えたRT027の2種類を感染させトレハロースを溶かした冷水を与えた
すると、通常のRT027はマウス全体の80%を殺してしまった
一方でトレハロースを代謝できないRT027による死亡率は33%にとどまった
遺伝子に変更を加えていないRT027に感染させたマウスにトレハロース水と普通の水を与えた
トレハロース水を与えたマウスの死亡率は比較グループの3倍
なお、実験において、トレハロースはRT027の繁殖力を上げるというよりも、より多くの毒を生産させているように見えた・・・
同様にRT078についても、トレハロースを代謝できるものと代謝できないものとで比較した
クロストリジウム・ディフィシルの感染をシミュレートするバイオリアクター内で低濃度のトレハロースを与えられた前者は、後者よりも強い繁殖力を見せた

トレハロースは自然界の多くの動植物・微生物中で確認されている
以前は製造コストが高いために食品産業ではあまり使用されませんでした
しかし、日本のバイオメーカーである林原がでん粉からの安価な大量生産方法を確立
クロストリジウム・ディフィシル腸炎患者が急増し始める2000年までにはアメリカ食品医薬品局の認可を取得し、その翌年にはヨーロッパでも食品への使用が認められ
甘味料として食品にしばしば用いられる

これらの実験結果や過去のデータから、研究者らは、食品中にトレハロースが使われるようになることで
バクテリアがトレハロースを利用できるような形に変異
トレハロース存在下でクロストリジウム・ディフィシルが猛威を振るうようになったのではないか・・・
ただし、人間の体内でトレハロースがRT027やRT078に影響を及ぼすほどのレベルになっているかどうかなどは?

RT027のように抗生物質のきかないバクテリアはスーパーバグと呼ばれ、抗生物質の乱用が原因で耐性をつけたものと考えられています
が、今回の研究結果は抗生物質ではなく平凡な甘味料によって腸内環境が乱されていたという可能性を示唆
食品添加物は今や食品産業で多く使用されていますが・・・

口に入れないもので周りには過去に存在しなかったモノや
存在してたモノでも量が異常に増えたモノが・・・

今日は~
ムラサキケマン
秋に芽をだして
寒風に耐えて冬越し
不凍液植物
こいつもツオイ


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