2017年8月4日金曜日

ナメクジ2題

ぼや川より
ナメクジの・一糸まとわぬ・正直さ
・・・は?・・・

とかく嫌われもののナメクジ
カタツムリは好かれるのに・・・

北海道大学、大学院農学研究院森林生態系管理学研究室の森井悠太氏
および日本学術振興会特別研究員の中野隆文さん
北欧原産の大型外来ナメクジ
生態系や農作物へ悪影響を与え得る侵略的外来種マダラコウラナメクジの北海道内における分布拡大の状況を、一般市民より寄せられた目撃情報を基に把握したことを発表
さらに、在来の大型ヒル
カワカツクガビルがマダラコウラナメクジを捕食している可能性が

同研究では、新聞記事やテレビ番組においてマダラコウラナメクジが紹介された際
森井研究員が一般市民へ情報提供を呼び掛け
北海道内におけるマダラコウラナメクジの分布域と分布拡大の経過把握を試みた
これにより、一般市民から情報が寄せられ、同研究以前に分布が確認されていた北海道内の2地点(札幌市円山公園付近および江別市))以外にも
岩見沢市、北広島市、芦別市、八雲市、室蘭市、島牧村に
さらに、札幌市西区で撮影された写真より
大型の在来ヒル(カワカツクガビル)がマダラコウラナメクジを捕食する様子が確認された
カワカツクガビルは従来、ミミズのみを捕食すると考えられていた
この発見は、新たな外来種に対し在来の生物がいかに対応するのか
という保全生物学的な課題に対して
また、専食者(ごく特定の獲物のみを捕食する生物)がどのように餌資源をシフトするのかという進化生物学的な課題に対してヒントが・・・

コウガイヒルはナメクジを喰うって云われてたけど

ネバっとしたナメクジの粘液をマネて
生体組織をつなぎあわせ内臓の止血を行う接着剤が開発された
これまで、鼓動する豚の心臓など、さまざまな組織で実験が行われ
その安全性と効果が確認されている
ヨーロッパ全土やアメリカ北東部に分布するダスキー・アリオン(Arion subfuscus)というナメクジの仲間
喰われそうになると
のりのようにネバネバとした粘液を分泌
こうすることで自らをその場所にはりつけ、相手に剥がされて食われないようにするの
・・・そのママ喰われない?
科学者はかねてからダスキー・アリオンに注目
これまでの研究で粘液に強い粘着性を与える化合物の正体はすでに判明していた
ハーバード大学ウィス研究所のジャンユ・リ(Jianyu Li)さん
表面が濡れているといった条件のために接着が難しい生体組織であっても接着が可能な物質の合成を試みた
皮膚・軟骨・心臓・動脈・肝臓といった複数の組織上で人工的に作られたナメクジ粘液の実験が行われ
従来の医療用接着剤よりも良好な結果が得られた
その粘着力の秘密は、強靭な基質内にある正電荷を持つタンパク質
この力をマネするため、表面から正電荷構造が突き出ている二重層ヒドロゲルが作り出された
この構造と特別に設計された基質が組み合わさることで驚異的な粘着力に
従来の接着剤は組織と接着剤との間の接点のみに着目したもの
この接着剤は基質の層を通じてエネルギーを発散
剥がれる前に大きく変形することが可能になっている・・・?
ナメクジ接着剤を剥がすためには、今の医療用接着剤の3倍もの力が必要
しかも剥がれた場合であっても、それは接着剤と組織の接点ではなく、ヒドロゲルが剥離したことによるもの
強い粘着力を証明している
ナメクジ接着剤の実験では、濡れた部分や乾いた部分も含めた豚の組織での効果や、マウスの体内でも2週間安定したままだった
豚の実験では、鼓動したままの心臓の穴をきちんと塞ぐことに成功
またマウスの実験では肝臓の出血に適用し、組織の損傷が起こることもなかった

“次世代”接着剤にはいくつか医療的な応用が期待できる
例えば、パッチに形成して、必要な形状や大きさに応じて自由に切って使う
体内奥深くでの出血を止めるため、注射溶液として利用するやり方も
ほかにも医療機器を体内に固定するという使い途も
ナメクジ接着剤は人体に無害
生体分解される物質で作ることができる
つまり傷が治った頃には、勝手に体内で分解される
薬剤を運ぶ手段として利用したり
あるいはロボット工学に応用してネバっとしたソフトロボットを開発するなんてことも考えられる・・・

今日は~
四川フウラン/Vanda(Neofinetia) richardsiana
どうも調子悪い
このコしかないんで・・・
コケに植替え
あと烏が緑に・・・
どうも陽をとったので烏になったっぽい
今は屋内に入れてるんで・・・
日焼けしてた?

0 件のコメント:

コメントを投稿