2016年9月27日火曜日

IMFのワナ

IMFは、貧困な国に
国の非効率な公営事業を民営化すれば、公共料金がもっと安くなるうえにサービスも充実する
と世界銀行から金を借りさせる
その資金で民営化を進めさせるのですが、そのときに入り込んでくるのが多国籍企業
理由は
その国の企業にはない高度な技術を多国籍企業は持っているから
最初のうちは確かに公共料金は下がる
が、徐々にそれを吊り上げ⇒国民が耐えられないところまで引き上げてしまう
企業なんでアタリマエなんだけど
・・・やり口が・・・

1999年
世界銀行はボリビア政府に、ボリビアで3番目に大きい都市、コチャバンバ市の公営水道会社SEMAPAを民営化させた
世界銀行
民営化すれば、適切な料金で水道配管の敷設や水の供給を行うことが可能になる
そして$600万の多国間債務(借金)を免除してやる・・・

水道インフラの整備がままならず、借金に喘ぐボリビア
”飲料水及び衛生法”という法律を作り、コチャバンバ市の公営水道事業を民営化
公営水道会社SEMAPAを民間企業に改組
その後、水道事業のノウハウを持つアメリカ最大の建設会社ベクテル社の子会社アグアス・デル・ツナリ社が実際の運営を引き受けた
ボリビア政府にベクテルを押し付けたのは世界銀行
そして水道料金は以前の倍以上
アグアス・デル・ツナリ社
支払い不能者に水の供給を停止
自分たちの管理下に置いた井戸水の安い料金までも引き上げた
水道水、井戸水の料金を払えない人々は浄水されていない水を飲み
病気になったり死亡したり
水道事業が民営化された翌2000/1
”水と生活を防衛する市民連合”結成
大衆の運動によりコチャバンバ市は4日間機能停止に
2000/2
市民は 「水は神からの贈り物であり商品ではない」というスロガーンを掲げ平和的デモ
ボリビア政府は水道料金の値下げを約束
しかし、ボリビア政府は水道料金の値下げの約束を守らず
2000/4
IMF(国際通貨基金)と世界銀行、アメリカ州開発銀行に圧力をかけられて政府は戒厳令を
・・・
バンセル政権は転覆しかけ40年間に及ぶ水道民営化の契約は破棄
開発費の借金と、水道配管設備の工事代金などの借金
契約破棄料の$2500万ドルの賠償金が要求された
・・・
1997/8
ラモス政権下のフィリピン
世界銀行の提案を受け入れて、首都・マニラの水道事業を民営化
結果は、ボリビア同様、水道料金が民営化前の4~5倍にも跳ね上がった
フィリピンのマニラでは、水道を使えない人に水を売ったり分けたりすることさえ禁止
公園などの今まで無料で水を飲むことができた公共水栓も使用できなく

1997年8月、
マニラを東西のエリア分けて、西側のエリアはフランスの水企業大手スエズ(現在はオンデオ)
マニラの東地区は、イギリスのユナイテッド・ユーティリティーズ(United Utilities)とアメリカのベクテル、日本の三菱商事が
世界銀行、アジア開発銀行(ADB)は、この事業に多額の長期融資
マニラ西地区の水道料金は、公営のときの4倍に
マニラの東地区ては5倍に
水道インフラの工事は投資効率の良い地区=一定の人口密度があって中流以上の人々が住んでいる地区が優先
貧困層では、いくら人口が密集していても、水道インフラ工事は行なわれなかった
低所得者層のパローラ集落の3,000世帯(人口の40%近く)が、民間水道にアクセスを許されなかった
彼らには水道メーター設置のための初期費用4000ペソを支払う金がなかったから
こうした地区にインフラ投資を行っても回収できないと踏んだ民間水道事業者は、水道管の敷設に同意しなかった
さらに、その民間水道事業者は水道が届いていない人々に水を分けたり、売ったりするのも禁止
公園など無料で」水を供給していた公共水栓も使用を禁止

アジア開発銀行(ADB)で日本は、その設立準備段階より参画する原加盟国
米国と並んで最大の出資国
設立の目的
貧困層に配慮した持続可能な経済成長や社会開発、グッド・ガバナンスを通して、アジア・太平洋地域における貧困削減を目指す
・・・は?

アメリカ コロンビア大学教授ジョセフ・E・スティグリッツ(Joseph E. Stiglitz, 1943年2月9日 – )さん
1979年にジョン・ベーツ・クラーク賞
2001年にノーベル経済学賞を受賞
2016/3/16スティグリッツ教授
安倍内閣が主宰する消費税引き上げの最終検討を行うための国際金融経済分析会合に招かれ、いくつか提言
「TPPは悪い貿易協定であるというコンセンサスが広がりつつあり、米国議会で批准されないであろう」
「アベノミクスを停止し、経済政策を180度転換することによって、7月のG7サミットで主導権を取るべきである」
グローバリゼーションに反対はしていませんが、世界の富を独占しているグローバル・エリートが進めようとしている世界市場の単一化には強く反対
グローバル・エリートがコントロールしている世界銀行の目的と、その主な手口
1)民営化を薦めて、相手国を破綻させる
破綻した国の資産を売却するとき、10%のワイロをとっている
それはスイスの銀行の秘密口座へ入れられる
2)資本市場の自由化の強制
オフショアへの資金移動について課税することを認めない
3)価格決定の自由化
物価が上がり、参入外国企業は暴利をむさぼることができる
4)自由貿易
救済という甘言に乗せられた国が、口をさしはさむことを許さない
・・・ISD条項
の4つで、これが世界銀行による世界の市場支配戦略の柱になっている

条件付融資によって国家の解体を進める計画のことを構造調整プログラムと・・・
開発途上国のマクロ経済政策を改善するとともに、なるべく政府の介入を少なくし、民間セクターの活力により所得の向上を促すことで開発問題に対処する・・・
1980年代より、IMFと世界銀行を中心として、国際社会は発展途上国に対して、多様な“支援”をしてきた
「融資の効果を阻害するような政治状態の国」には
「政策改善」を条件にした融資を
この際に、対象国に課せられる要求のことを構造調整プログラム(Structural Adjustment Program)
いったん、IMFの構造調整プログラムを受け入れると
民営化された水道事業、ガス事業などは利潤の追求を優先するように
・・・あたりまえ~
水供給サービスの急激な質の低下を招き、住民には、マズイ水や火力が不安定なガスが供給されるように
自由競争とはいうものの、IMFや世界銀行の息のかった業者への随意契約
実質独占

2014日本政府
ウクライナの復興のため最大約1,500億円の支援を実施すると発表
IMFなどを中心とした国際的な支援枠組みの下、世界銀行による支援と連携しながら、ウクライナの経済改革に必要な資金を各国・機関との適切な分担の下で供与する
早くもウクライナは世界銀行からの融資返済のめどが?

国際社会から
構造調整プログラムは、その効果が非常に限られていたと見直しを迫られてるが・・・

2010年、民主党の鳩山政権から菅直人の政権に移ったとき、菅首相
「みなさんは、IMF(国際通貨基金)が日本に乗り込んできてもいいんですか」
IMFは、日本への年次報告書で
2011年度から段階的に消費税を引き上げるべきと財務省に迫ってきた

・・・日本の水道も狙われてる?
しょせん金貸し(世界銀行・ADE)と金貸し組合(IMF)のすること

この先は・・・銭を出せ・・・って

今日は~
ハコネシダ/Adiantum monochlamysティーポット・ハイドロもどき仕様
の一つがアルシンド?状態に
なが~く植替えてない⇒根づまり
さすがにマズイんで
植替え・分割することに
とりあえづ地上部を刈り取る
頭がイタいのはティーポットから抜けるか?
最悪ティーポットを割る?
モッタイナイ
試しにスプーンでコジってみると
抜けそう?
で・ごいごいヤってた
抜けると思ったのは大マチガイ
表層を残して根っこ
が切れた




でも・ド~しようもないんでヤっつけた
で・マットみたいな株を2つに分割
以前のティーポットと新しいポットを用意
前と同じくティーポット・ハイドロもどき仕様が2つに
1つは嫁?
バザー?












0 件のコメント:

コメントを投稿