2016年7月26日火曜日

1極集中

ぼや川より
天国が・混みあわぬ内・お早くに
・・・あ~ムリかも・・・

東京に集中する訳
東京を中心とする首都圏の人口は前年比11万人近く増加
特に東京はそのうち8.6万人を占め、初の1,300万人台も目前
東京圏の人口の増加ペースはこの数年上がってきている
関西圏、名古屋圏ではともに減少傾向が続いている
日本経済新聞
”都市部に人が集まる傾向は年々強まっている。働く場や商業施設が多く、住みやすい環境を求めて人が集まってくるためだ”
一方で若者たちに東京離れの傾向が出はじめている
”景気が悪い状態が長く続き、親世代が子世代を東京など遠くの大学へ出せなくなったことや、若者たちが知らない場所で暮らすことに対し恐怖心を感じていることなどが理由”
若者は東京離れの傾向があるのに、どうして都市部に人が集まる傾向は強まっているのか。東京が”住みやすい環境”だから?

”保育園落ちた日本死ね”というブログの投稿記事が非常に話題になったが
東京都内だけでも7,800人(平成27年4月現在)に上る待機児童
神奈川県や千葉県など都市部周辺では25~44歳の女性の労働力率が相対的に低い
人口が集中すればするほど、待機児童問題は悪化していくから、都心に住む女性にとっては働きづらい環境
そして今急速に進行している高齢化
高齢者のための介護施設の不足は今でも非常に深刻
今後はその度合いが上がってい
待機児童問題と同様、人口が集中すればするほど、状況は悪化する
そもそも東京に一極集中すれば、不動産コストは上昇
個人の住宅もさることながら、企業のコストも上昇
その一方でインターネット等の通信インフラの質は格段にあがりコストも下がっている
経済合理性で考えれば、もっと拡散が進んでもよさそうなものだけど?

世界に目を転じると、都市への人口集中の傾向は世界中のトレンド?
その原動力は従来型の製造業やサービス産業ではない
社会学者のリチャード・フロリダは著書”クリエイティブ・クラスの世紀”で
新たな経済の支配階級であるクリエイティブ・クラスが主導する経済発展はメガ地域(都市)に集中
世界のどこであれその都市は相似形になっていくと・・・

経済学者のエンリコ・モレッティは、著書”年収は住むところで決まる 雇用とイノベーションの都市経済学”で
”イノベーション産業の乗数効果”という概念
伝統的な製造業とIT等のイノベーション産業を対比させ、イノベーション産業が現代のアメリカの経済成長を担っている
イノベーション産業従事者は互いに近接した場所に住むことで相互に学び
ビジネスチャンスも拡大していくことを実感
シアトルやサンノゼのような特定の都市に移り住む傾向
伝統産業の場合は仕事を海外にアウトソースして地域の雇用がなくなるだけ
イノベーション産業の場合は自分たちも製造等を海外にアウトソースするものの、国内雇用も増加
しかもイノベーション産業従事者以外の仕事で比較してもこのような都市居住者の方が高収入
東京にも、ここで語られているような”クリエイティブ・クラス”がいて
”イノベーション産業”が経済成長をリードしているの?
日本のITベンチャーやネット系の先進企業は渋谷や六本木等に集中する傾向が
しかも、職住接近のライフスタイルも特にソフトウエアエンジニアの間では進んでいる
ライターの速水健郎氏、著書”東京どこに住む? 住所格差と人生格差”で
インターネット広告代理店業である(株)サイバーエージェント
オフィスから2駅以内に住む社員に3万円の補助を出すという制度(2駅ルール)を2005年ごろに導入
社内コミュニケーションの活発化等予想外にメリットは大きく
この成功を見て、多くのITベンチャーが制度として導入していった
情報技術を扱い、遠隔地で仕事ができるような環境にある会社ほど都心にオフィスを構え
従業員は会社の近くに住む現象がこの日本でも起きている

経済学者のエドワード・グレイザーの説
情報テクノロジーの発達が、むしろ人と人の間の直接的なコンタクトの需要を生んでいる
FacebookやTwitterを通じたコミュニケーションは
実際に人と人とが対面して会う時間、人間関係の重要性を高めており
そこで深まった関係性が、リアルな現実の場で以前よりも強化/補完される

情報テクノロジーの進化は、一方で必ずしもオフィスに行かずとも、自宅で勤務できる
その一方でFacebookやTwitterを通じてひっきりなしに飛び込んでくる、旬な話題や、新しい考えは
その発信者に真意を確かめたり、発信者本人ではなくとも、識者と直接議論してみたいという誘惑を喚起
情報テクノロジーを利用することはもちろんやるにしても
実際に人に会ったり、その友人達が合流して一緒に議論を深めたりということが新たな価値を生み出し、皆の見識を深めることにつながる

エンリコ・モレッティの主張が正しいとすれば
日本でもクリエイティブ・クラスを増やし、活動を活発にし、人口が集中する都市の環境を(分散することではなく)改善していくことが
付加価値の高”イノベーション産業において日本の競争力を強くし、さらには雇用を生んでいく

逆に言えば、これができなければ、日本にはイノベーション産業は育たず、海外のどこかの都市に負けていくことを意味する
近未来は国家間の競争ではなく、都市間の競争になるであろうことをリチャード・フロリダも予見

企業でも集積や近接性の重要性はあまり考えられてない
地価等のコストの安さだけでオフィスの立地を決めて
集中より分散が良いと考えている経営者が多い
地方から見ればクリエイティブ・クラスなどという階級の役割を重要と認めることは
急速に進む所得格差を受け入れていくことも意味している
一億総中流幻想から抜け切れていない多くの日本人にとっては、嫌悪感さえ感じてしまうかも
人口減少社会が進行する現実を受け入れれば、地方は地方で集積を進めて、魅力的な地方都市を形成していく
それによってイノベーション人材を引きつけるように努めることは避けられないはず
そのために必要なことを貪欲に学ぶ必要も・・・

未来学者のアルビン・トフラー未来予測について、ほとんどすべてのことを驚くべき正確さでいい当てているのに
トフラーは通信テクノロジーが進化すれば誰も都市には住まなくなると
だが、これは非常に重要な教訓を残している
人間行動はコストや生産性、物的な合理性によって突き動かされることは今までもこれからも変わらない
だが、時に、それを度外視してでも、世界を動かしてしまう、社会的、倫理的、思想的、感情的、歴史的な要素を忘れてはならない
イギリスのEU離脱問題にしても、グローバルな経済合理性より国家主権が勝利した?
技術が進化し、地域や国家が解体されていくと近未来こそ
人間的な要素がより強く全面に押し出されてくると・・・

なんかな~
非常に危ういような・・・
関東大震災で日本が終わる気も

今日は~
マスデバリア エンジェル フロスト/Masdevallia Angel Frost
また咲いた 3つ
いや~よく咲くわ
このコも当たり?

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