2024年8月2日金曜日

嵐の予感・・・

 為替介入めぐり¥安にベットしていたFX〝億り人〟の不満が爆発!

証券ライター
株式市場がむちゃくちゃな動きになってきたな。日経平均が7/11に¥4万2426の史上最高値をつけたかと思えば、25日には¥3万8000台を割り込んでしまった。こんな相場環境で、個人投資家は大丈夫なのか?

中堅証券営業マン
かなりやられているのは間違いない。日経平均が史上最高値をつける過程では、上がっていたのは半導体関連や一部の大型株ばかりだ。相場経験豊富な個人投資家は中小型株好きが多いから、大してもうからなかった。それが、日経平均が大幅安するときは、中小型株も一斉に下がってしまった。

ライター
なんか、体育会系運動部の連帯責任みたいだな(笑)。目先、日経平均のリバウンドはありそうか?

営業マン
さすがに下がり過ぎだから、多少のリバウンドはありそうだ。ただ、利上げ見送りが濃厚と思われていた31日の日銀金融政策決定会合で、利上げの可能性が出てきた。これは株式市場にとってはネガティブ要因だ。

ライター
個人消費が落ち込んでいる中で、本当に利上げなんかできるんだろうか。自民党の茂木敏充幹事長と河野太郎デジタル相が、日銀に対して利上げを求める発言をしたらしいけど……。

営業マン
確かに、円安に歯止めをかけるには利上げが有効なことはわかるけど、「はいそうですか」と利上げに踏み切ると、日銀の独立性が疑問視されることになる。

ライター
仮に7月の利上げが見送られても、当面は政府サイドによる日銀への利上げプレッシャーは高まるだろうな。為替市場もドル/円が乱高下しているけど、株式市場はどう受け止めているんだ?

営業マン
大統領返り咲きの可能性が高まっているトランプ氏もドル高是正の意向を示しているので、これまでのような円安の流れにはある程度、歯止めがかかりそうだ。米国が利下げ、日本は利上げ、日米ともに$安・¥高を望む声が出ていることから、株式市場では¥高メリット銘柄が物色されているよ。

ライター
具体的には、どんなセクターが買われているんだ?

営業マン
海外から原材料を輸入している企業や、輸入品を販売している企業などだ。ただ、極端な¥高にならない限り、いずれ株式市場は為替の動きに慣れていくから、それらが上がり続けるかどうかは微妙だ。そういえば、FX(外国為替証拠金取引)で稼ぎまくっていた投資家も、最近の¥高推移でかなりやられているらしいな。

ライター
この間、¥安にベットしていたFXの〝億り人〟から、久し振りに連絡があった。為替介入の不満をぶつけられたよ。子供のケンカに大人が出てくるなんておかしいってね(笑)。

営業マン
気持ちはわからないでもないな(笑)。

日銀利上げ砲0.25%の衝撃 わずかな利上げで¥150/$割り込み

7/31日本銀行が政策金利を0.25%に引き上げることを決め、外国為替市場では一時150/$を割り込んだ
1カ月前まで¥160を軽く超えて推移していたドル円相場がここまで動くとは、誰が予想しただろうか?
この急速な円高にSNS上の反応はさまざま。物価高が収まるとの声がある一方、「NISAで積み上げた含み益が消えてしまった」という投稿も
食料やエネルギーなどの大部分を外国からの輸入に頼る日本では、近年の円安が大幅な物価高をもたらしており、消費者の財布を直撃
また、今年から始まった新NISA枠を利用してオルカンなどの外貨投資をはじめる人も増えている
1月時点では¥141だった$は、半年で¥161まで上がり続けたので、1月から外貨投資を始めた人にとっては、居心地のいい相場だった
ところが¥150を割り込んだことで、投資を始めたタイミングによっては、含み益がすべて吹き飛んだ人もいる。

今回、これだけ大きく為替が動いているのは、0.25%への利上げだけではなく、その裏側にある政府や日銀の円安退治への強い姿勢がうかがえたから?
アメリカでは、9月にドルの金利が下げられるとの見方が強い
そして、一方の¥金利においては、日本銀行が利上げを決めた
為替市場への影響が強かったのは、この0.25%への利上げが予想外だったうえに
植田日銀総裁が「(0.5%の壁を)特に意識していない」と述べ、利上げに対して積極的な姿勢を見せたから
7月には¥5兆~¥6兆規模で¥買いの覆面介入が行われていたと見られており、政府日銀の円安退治への本気具合がうかがえる
外貨投資を始めたばかりの人々にとって、この急速な¥高は為替リスクの現実を突きつけるものとなった
1月~6月までに¥6兆以上という大量の資金が外貨投資に回っている
これまでの¥安局面では外貨投資をしないと損かのような風潮があり、オルカンという言葉が当たり前のように使われるようになった
しかし、外貨投資は必ず儲かるものではなく、大きな為替リスクをとっている
あくまでインフレへの備えとして外貨を保有していると考えたほうがいいだろう
日本ではGDPに対する輸入額が20%程度だから、単純計算すると年間支出が500万円の家では食料やエネルギーなど100万円程度輸入に頼っている
10%¥安になれば¥10万ほど出費が増える
外貨資産を保有していれば、その値上げ利益によって出費を補填できるという考え

今回、利上げによってある程度の¥安が解消され、さらなるインフレへの懸念は遠のいた
しかし金利と為替レートだけ見て、問題が解決したと思うのは・・・
金利を上げ続ければいずれ景気が冷え込む
日本の根本的な問題は、¥安という恩恵があったにもかかわらず、これまでのように日本製品が売れなかったことにある
その背景には少子高齢化により労働力人口が減少しており、生産力を伸ばせないといった構造的な問題も

食料、エネルギー、資源など生活に必要な商品を外国に頼っている日本は、国際市場を無視できない
外国のために何ができるか(外国にどんな製品を売れるのか)を真剣に考える必要がある
それが難しいのならば、自給率を高めることを考えないといけない

外貨投資で¥安に備えられるとしたが
新NISAは岸田政権が掲げる資産所得倍増プランの一環だが、それだけでは資金に余裕がある人しか救われない
また新NISAによって上半期だけで¥6兆以上の資金が外貨投資に回っているわけだが、それ自体が¥安を進めている一面もある

結果だけ見ると、個人の外貨購入によって押し上げられた$を、政府日銀が高値で売って(¥5兆~¥6兆規模の$売り介入)儲けたように見える
もちろん、政府が意図的に行っているとは思わないが?
やっていることがチグハグに・・・
利上げによる¥安回避はただの時間稼ぎにしかならない?
利上げを続けて景気が冷えこむ前に、何らかの方策を打たねばならない?

・・・子供のケンカに大人が出てくるな・・・
為替介入は
何回もあったんだけど

しかし動きが激しくて・・・

まだ中国の影響は限定的
ソレが起こったら・・・

どもならん
だから金が異常に↑・・・

今日は~
シバザクラ

5月はじめ
シロバナノヘビイチゴの中で咲く
あまり広がるとウルサい

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