2024年8月27日火曜日

金の行方

金高騰継続か、材料多く年内に$2700接近も
 金価格が今週1オンス=$2526.07を付け、改めて史上最高値を更新
年初来の上げ幅は既に$460に迫り、上昇率が20%を突破
今年最も効率的な運用資産の1つとなった
先高観は依然強く、地政学的緊張や11/5のアメリカ大統領選を巡る先行き不透明感
FRBの利下げ開始見通しなど買い材料に事欠かないことが背景?

金は通常、政治や経済の先行き不透明感が強まると安全資産として、資金の退避先として活用される
最近ではロシアのウクライナ侵攻や中東の武力衝突を受けて値を上げている
アメリカ大統領選結果が見通せないことを高騰要因に挙げるのはBOCIの国際商品市場責任者アメリア・シャオ・フー氏
「年末にかけて$2600か$2700に近づく可能性がある」

ゴールドマン・サックスの商品ストラテジスト、リナ・トーマス氏
アメリカ利下げ決定に伴って西側諸国の投資資金が金市場に手繰り寄せられると予想
「われわれは金のロングポジションに非常に大きな価値があると考えており、25年に$2700台に乗せるとの強気の見通しを維持している」

中国人民銀行(中央銀行)は現状、価格高騰を受けて購入を見送っているものの、4月まで18カ月間連続で外貨準備の積み増しのため金を購入していたことは地合いの下支えとなっている
トーマス氏によると、仮に金が大幅下落すると想定した場合でも、中国は価格変化に敏感なため旺盛な買いが再開する可能性が高いと・・・
金現物を裏付け資産とする上場投資信託(ETF)への投資資金流入も金価格の追い風となっている

金関連の国際的な調査機関ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)
先週は純購入量額が8.5tに達した

デンマークのサクソバンクの商品ストラテジー責任者オーレ・ハンセン氏
「中央銀行の金利引き下げにより、金利に敏感な投資家がETFを通じて金(の市場)に戻ってくる可能性がある」

中国の金輸入、7月も急減-高価格と景気減速で個人の購買意欲減退
世界最大の金購入国である中国の消費者は、記録的な価格と持続的な景気減速が響き、先月も金購入を手控えた
8/20日に公表された税関データ
中国の7月の金輸入量は前月比24%減の44.6tと、ここ2年余りで最低となった
6月は前月比で58%減
1月にピークに達した中国の旺盛な金需要は1オンス当たり$2500(約¥36万7000)を突破した金スポット価格上昇の主要因の一つだった
景気減速が続いた場合、さらなる価格上昇はより困難になる見込み

金の高騰をけん引してきたのは安全資産としての需要と、アメリカ金融当局が間もなく利下げに踏み切るのではないかとの楽観的な見通し
そしてアジアの消費者と中国人民銀行など世界の中央銀行の購入だった
中国の金輸入の急激な落ち込みは価格高騰と景気減速という2つの打撃が中国の購買層にどれほど深刻な影響を与えているかを示している
長引く不動産危機と人民元安に打撃を受けた消費者にとって、金は以前ほど手頃な価格でなくなっている
最も大きな打撃を受けたのは宝飾品などの嗜好(しこう)品購入で、不確実な時代に価値の保全を求める投資家の需要は金の延べ棒やコインに引き続き集中している

昨年は金価格が高止まりしていても成長減速懸念が金需要を押し上げていた
しかしこうした熱狂はほぼ消失
中国人民銀行(中央銀行)も金購入プログラムをここ3カ月停止しており、金相場は下支えの一つを失った格好

・・・パウエルFRB議長は利下げ宣言
はてさて
ほんとの意味での安全資産は現物
紙じゃあ・・・
世界の経済・システムが崩壊したら現物じゃなきゃ・・・

今日は~
セッコク/Dendrobium moniliforme石鎚だるま

メノウ晶洞・樹皮用土 仕様
根っこが飛び出し
なかなか元気
チンマリ・プックらした姿
このママでもイイけど
できたら咲いて・・・

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